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ものづくりがしたかった。Webマーケティングで叶えた想い。

日本は、「ものづくりの国」だ。
数多くの職人たちが、魂を込めて作品や製品、部品を作り上げる。 
その姿に心を震わせ、憧れる人は少なくないだろう。
今回のインタビューしたメンバーもそんな「ものづくり」に心を震わせた一人だ。
なぜ、ものづくりに憧れた人間が、Webマーケティングをやっているのか。
Webマーケティング事業部の中でSEOとしてクラッチを支える石山さんです。



◆小さなころから憧れたものづくりの世界

-石山さんは「ものづくり」がしたいというお話をされますが、それはいつ頃から考えていたんですか?

小さいころからものづくりをするのが好きでした。何か作ったり、絵を描いたりすることが楽しくて時間を忘れて過ごしていました。

小学校でも図画工作が一番好きで、絵を描いたりもしていて、ずっと何かをカタチにしていくのが好きだったんですね。

転機になったのは高校に入学した時でした。ものづくりの話からは逸れてしまうのですが、ここでの出会いが、その後私とWebの世界を繋ぐことになるのです。

バスケ部に入部しようと思ったのですが、強豪校だったためスポーツ推薦の子以外は三年間公式試合に出られないと聞いたので、部活に入ることは諦めていたんですけど、同じ中学の先輩たちが大学入学後に地元のバスケチームをつくったので、そこに参加させてもらうことができました。体格も技術も上の大学生と試合がたくさん出来るのはとても刺激的でしたね。

その後の大学進学ではやはりものづくりに関われる人間になろうと機械科を選択しました。


◆Webの可能性に触れた大学時代。ものづくりへの憧れを追い求めた新卒時代

-そしたら、大学時代は専攻に没頭したという感じだったんですか?

いえ、単位は取れるようにしていたのですが、それよりも大学進学後は高校時代に入っていたバスケのサークルを引き継いで、四年間その運営に力を入れていました。その中でバスケットボールをやっている人ともっと簡単に関われるコミュニティを作ろうと、Web上でやり取りできるようにするために掲示板を作り、その運営なんかもしていました。

それが私にとってのWebとの出会いでしたね。

大学卒業後はエンジン系の機械を扱う会社に入社しました。本当は設計とかがやりたかったのですが、営業部になってしまって。ただ、結果として色んな工場の人たちや、様々な企業のプロの方たちと接することが出来たので、今でも人生の中で重要な経験値になっています。

特に、ある工場長と出会った時に職人として貫いている姿勢に触れたこと、取引先の日立の人たちのプロ意識の高さを目の当たりにしたことで「やっぱりものづくりっていいなぁ」って思ったんです。

その後今度は はんだロボット を作る会社に転職し、前よりもさらに近くで職人さん、ものづくりの現場を見ることができて、自分もやはり作る側に回りたいって想いが強くなっていったんです。


そこで、「何を作ろうか」と考えた時に大学時代の事を思い出して、Webでのものづくりをやってみようと2回目の転職活動を開始しました。


◆マーケターという職業を通して近づいた職人の姿

-ものづくりとWebという中で、クラッチに入社されたきっかけは何だったんですか?

転職活動をする時に目指していたのがクリエイティブ職だったんですね。当時はWeb関係=Webデザイナーみたいに考えていて。

ただ、30歳を超えて未経験のクリエイティブ志望なんてほとんど相手にしてもらえなくて、そんな中で中西社長は「実績が少ない(というか無い)からwebデザインの採用は無理だけども、職務経験を見る限りWebマーケティングなら活躍の可能性はあるけど興味ある?」って。

続けて「SEOとかSEMって言葉知ってる?もし興味があったら面接しよう。それまでに自分で調べてみてね」って言われました。

そもそもWebに関わりたかったので、デザイナーじゃなくてもやる方法があるんだ、って、恥ずかしながらそこで気づきまして 笑 

入社当初はリスティング広告の運用チームに所属し、その後SEOチームに加わりました。SEO業務では施策の一環としてソースコードやサイト構成に触れる機会が増え、次第にユーザー観点の改善(UX/UI)に関心を持つようになりました。

振り返るとユーザーを意識したサイト制作・改善こそ、私が昔好きだったモノづくりに似ているんですよね。

Web制作の中で、それぞれがプロフェッショナルとして仕事をする中で、誰かが常にユーザー目線でいなければ、自己満足なものが出来上がってしまうんです。だからこそ、マーケティングをする中でも、常にそれが「ユーザー目線」であるかどうかを重視していて、どこかで常に「使う人」の事を考えて最良のものをつくるという事は憧れていた職人さんたちに少しは近づいているのかなって思えるんです。


◆スピード感のある展開の中で、常に「人のため」の視点を持ち続ける

-職人に近づける場所。石山さんにとってクラッチは他にどんなところが良かったですか?

それまでがWebやITベンチャー企業とは全く違う文化の会社にいたので、クラッチに入ってからはWebのことだけで無くて色んな事が新鮮でした。

常にいろんなことが行われていて、ワクワクする会社であり、
皆の会社を良くしたいという想いや意見が通りやすい会社だと思います。

一方でクラッチはベンチャー企業です。ベンチャーはスピード感を意識する中で、効率化を図ったり、省略してしまうことがありますが、それはこれまでのものづくりの考え方とは変わってしまいます。

そんな中で、常に「人のため」のサイト作りが出来ればいいなあと思っていて、その役割を果たす人が組織にいれば、スピード感の中でも職人らしさは失われないと思います。

話していて思ったのですが、クラッチはそういう意味でバスケ的なチームなのかなと。

それぞれの役割もありながらもオフェンスの時はみんなで攻めて、ディフェンスの時はみんなで守ってみたいな。ある種その動きが展開の速さを生んでいるんですね。


◆「これは誰のものなんだ」と問いかけ続けること

-これから先、石山さんはどんな道を歩んでいきたいですか?

SEMもやって、SEOもやって、クリエイティブの動きにも触れてきた中で、そのすべてをフラットに分析して、全体を俯瞰しながら最適な解を導き出せる解析士になりたいです。

そこには、営業をやっているときにも、「これは誰のためのものなんだ」「何のためのものなんだ」って問いかけ続けたことが生きているなって思うんです。今自分の持っている技術やリソースでどこまでの課題を解決できるのかという。

同時に、幼い頃から憧れていたものづくりの背中を、Webという変化が激しいものの中で示せたらと思います。突き詰めて突き詰め続けること。遠い道ですが、そこを歩くことが今は凄く楽しいんです。

今後はSEOチームも人が増えてみんなで良いものを突き詰められる集団になれたら嬉しいですね。

一つ一つの言葉に対して深く掘り下げられる探求心のある方と一緒にやれたらと思っています。



終始丁寧にお話してくださり、クラッチへの想いやWebマーケティングへの想いを語って下さった石山さん。                                           いつも小さなことを質問してもとても丁寧に指導してくださり、深く深く専門性を究めていく姿はまさに「職人」の背中です。                                   石山さんとチームを組みたい人は是非とも一度お声がけください。



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