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ホテルのフロントマンから、BAKEの「商品企画」へ。怒涛の4ヶ月に迫る。

実は、BAKE CHEESE TARTでは「焼きたてチョコチーズタルト」や「はちみつがけレモンチーズタルト」など季節限定の商品を展開しています。その他にもZクロッカンシューザクザクでは、ハロウィン限定の「カボザク」や「紫芋ザク」など新しいフレーバーが登場しています。もちろん、新ブランドの企画開発も同時並行で進めています。

こうした季節限定商品をはじめ、新ブランド立ち上げに関わるのは、花形に見えますが、実際の商品になってお客さまに届けるまで、多くの壁を乗り越えます。原材料の調整、原価、衛生的な基準、プロモーション、パッケージデザイン、Webサイトなどなど...

BAKEのお菓子に関わる、あらゆるプロジェクトを推進しているのが「商品企画」の吉田紀章(よしだ のりあき)さん。意外なキャリアと、日々の奮闘についてお話を聞いてみました。

↑商品企画チームの吉田さん。2月のある日、BAKEの商品の動画撮影に立ち会い中。

怒涛の4ヶ月。マーケティングから商品企画へ

ーー「商品企画」という仕事に携わるきっかけはなんでしょうか?

吉田 新卒ではホテルのフロントマンをしていました。ある時ホテルのレストランで、ドルチェ企画を担当できることになったんです。パティシエとメニューを考えたり、写真を撮ったり、POPを作ったり、コピーを考えたり...これがきっかけです。

とても刺激的な仕事で、もっとお菓子の企画や販促に関わっていきたいと思い、製菓企業へ転職をしました。その後、北欧雑貨ブランドでのマーケティング、大手の洋菓子メーカーを経て、BAKEに入社しました。

ーーBAKEに入社されたのはいつ頃でしょうか?

吉田 4ヶ月ちょっと前、マーケティング部で採用されました。開発されたお菓子をどのようなコミュニケーション戦略でお客様に伝えて、届けていくのかを考えます。

その商品でどんなメッセージを伝えたいのか、そのためにどんなパッケージデザインを採用するのか、店頭のPOPはどうするか、全体のスケジューリングや予算管理などディレクションをしていく・・・はずだったんです。

ーーえ!?何があったんでしょうか…。

吉田 いざ仕事を始めてみると、”自分がやるべきこと”がどんどん見つかる。というのも、社内に製菓業界の経験者が驚くほど少なかったんです。これはメーカーとしてある意味すごい、とも思いましたね。固定概念や前例に囚われず、斬新なアイディアで新しいお菓子が生まれます。

例えば、PRESS BUTTER SAND。

当時、洋菓子メーカーにいた同僚たちと「どうやったらこんなお菓子を世に出せるんだ!」と話題になりましたよ。商品だけではなく、ビジネスモデルそのものや、デザインの見せ方・WEBの作り方、色々新しい事をやっているなぁと驚かされました。

ーーなぜ、マーケティングから商品企画に?

吉田 例えば原価の抑え方、開発スケジュールの短縮など、製菓業界を経験していないと気づかない、分からない事がたくさんあります。実態を知って、いてもたってもいられなくなったというか...。

「こうした方が良い」と思ったら自分で巻き取って、どんどんアクションを起して、気づいたらどっぷり商品開発の方に携わるようになっていました。

ーーでも、マーケティング部の仕事もしながら担当外の業務を引き受けてしまうと、かなりハードな状況ですよね?

吉田 正直、大変でしたね。けれど自分の知識や経験は全て商品に跳ね返ってくる、つまりお客様に還元できることです。いい商品が出来てお客様に喜んでもらい、結果として会社に貢献できるのなら、誰がやるべきかはどうでもいい、できる人がやればいい、というスタンス。

例えば、工場でのオペレーションが効率的でなければそれを解消するためのアクションを起こしたり、バターが足りないと聞けば昔お世話になった乳業メーカーさんに相談したり...

ーーこれまでのキャリアをフルに発揮ですね。

ホテルのフロントマンから、大手製菓企業を経てBAKEへ

ーーBAKEに入社するまでどのようにキャリアアップをされてきたのでしょうか?

吉田 2社目のお菓子メーカーでは商品企画からスタートして、ブランドマネジメントを担当し、企画としての幅が広がりました。

そこでは、いわゆるブランドマネージャーの仕事に従事しました。新商品の企画はもちろん、担当ブランドの年間商品計画や、中長期的な戦略立案、ブランディングに基づいた各種ディレクション、世界を舞台にした大きなプロジェクトなど、貴重な経験をたくさんさせていただきました。

3社目は北欧雑貨のブランドでのマーケティングです。本国(海外)で企画・開発された商品は、こちらの都合で一切改良や変更をすることはできません。
手応えのある仕事だったのですが、お客様の声を生かして商品の改良や変更ができないことに、もどかしさが募っていくのを感じました。やっぱり自分で何か創る仕事に戻りたい!そしてお菓子の業界に戻りたいと思っていたタイミングで、大手の洋菓子メーカーからお声がけいただきました。

ーー大手の、歴史ある洋菓子メーカーと聞いたのですが、転職を意識されたのはどういうタイミングですか?

吉田 前職では、商品企画の仕事のなかで、チャンスが巡って新ブランドの開発を担当させてもらいました。企業規模が大きくなると理想を実現するには、とにかく時間がかかります。

経験のある人も沢山いる中で、1つのトライに対し、関係者の承認をもらい、部署をまたいで話を通し、実現するまで途方もない時間がかかります。自分の企画したブランドが世に出るまで、どれだけかかるのだろう...。歯がゆい思いでいた時に、BAKEを知りました。

ーーBAKEの印象はどうでしたか?

吉田 「おっ、何か面白そうな事やってるな」と思いましたね。というのも、BAKEの運営するオウンドメディアTHE BAKE MAGAZINE(http://bake-jp.com/magazine/ )の記事を全部読みまして。固定概念にとらわれず、新しいことに挑戦しているチャレンジングな社風に惹かれました。

異業種の融合が、業界の常識を超える?

ーーBAKEで実現したいことはありますか?

吉田 驚きのある新ブランドをつくりたいですね!良い商品を企画するのはもちろんですが、マーケティングの経験も活かして、一貫してBAKEの新しいお菓子づくりに携わりたいと思っています。

BAKEには製菓企業だけでなく、様々なバックグラウンドをもつメンバーがたくさんいます。みんなのアイディアを、どうやって具現化できるか挑戦していきたいです。

↑撮影中の動画をデザイナーとチェック中。撮影の合間に、次のシーンに向けて手際よく商品を仕上げる姿も印象的でした。

吉田 自分が全部考えてやると、残念ながら普通以上にならないんですよ(笑)。どうしても常識の中で考えてしまうので、お菓子屋さん以外で経験を積んだメンバーを巻き込んで、製菓業界のセオリーでは想像できない事をやりたいなと思ってます。

ーー「商品企画」で、どんな人と一緒なら、それぞれの力を発揮できそうですか?

吉田 そうですね、目の前で起きていることをポジティブにとらえて、楽しんで取り組める方だとBAKEに合うと思います。日々本当に色々なことが起こります。そういう状況を自分の行動で変えていこうというマインドがあれば、とても刺激的ですし、新しい景色が見えると思います!
そして、社内でもよく言われていますが、お菓子の可能性はまだまだこんなもんじゃないと思っています。お菓子をもっといろんな手法で進化させたい、世の中に広めていきたいという思いがある方とぜひ一緒に働きたいと思っています。

ーー吉田さんありがとうございました。

現在、BAKEグループでは「商品企画」「商品開発」のポジションを募集しています!
パティシエ・企業での商品開発のご経験がある方、スイーツの商品企画経験がある方、
ぜひ一緒に世界で愛されるお菓子を作りませんか?

ブランドの可能性を広げるお菓子を作る商品開発担当を募集!
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