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驚異の AI ~ Staff Story Vol.29 〜 【CHUBU SCIENCE】

Photo by D koi on Unsplash

人工知能

最近、話題のAIに関するニュースをテレビで見た。

政府がAIを活用するというもので、何の事かと思っていた矢先、そのニュースの後番組でAIに関する特集をやっていた。普段、テレビでニュース以外の番組は見ない方だが、昨今のAIテクノロジーが気になり、30分程度、その特集を見入ってしまった。

AIって当たり前に使っているがArtificial Intelligenceの略「人工知能」である。

そのAIのテクノロジーは対話型AI「ChatGPT」というもので、ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが答えるチャットサービスらしい。テレビで見ている限り、その回答精度は高く、あたかも人が作成しているような印象を受けた。

その「出来栄え」があまりに衝撃的だったため、「社員コラム」のネタにしようといろいろ調べてみた。

「学習する」AI

GPT」とはGenerative Pre-trained Transformerの略で、Web上の大量のデータをもとに学習し、文章を生成する言語モデルを指す。ChatGPTはその言語モデルがベースになっていて、与えられたテキストの指示に対して自然言語を生成するAIである。インターネット上にある膨大な情報を学習し、複雑な語彙・表現も理解できるそうだ。さらに過去の会話内容を記憶し、内容に誤りがあった場合はユーザーが訂正し、より自然な会話に近づくための機能が搭載されている。現在も継続して改良が加えられているらしく、より自然な文章を生成していくことになるだろう。

このサービスは使い方次第で、メールを代筆したり、詩や小説を書いたり、表計算ソフトの関数を作成したり、プログラミングができるようだ。料理の献立を考えたり作曲をしたりすることも可能らしい。

誰のため?

ふと思いついたのが、ChatGPTを登録して、キーワードをいくつか入力すれば、この原稿もAIが書いてくれることになる。まだ私の情報不足で、無償サービスでもあるにも関わらず今回は活用できなかったのが残念だが、ものぐさには持ってこいのツールである。

このサービスは、2022年にAIOpen社がリリースし、わずか2か月でユーザー数1億人を突破している。1億人のものぐさがいるのか、他に聡明な使い方があるのかわからないが、急成長中のサービスである。

ただ、皆、考えることは同じで、ネットを調べていたら、日本の小学校の読書感想文をChatGPTに書かせて提出した猛者がすでにいるらしい。書体は小学生、本人が書くのでそれっぽく見えた。どことなく不自然な感じのする文章だったようだが、先生からは花まるをもらっていた。

すでに教育機関からはこのサービスに対して危惧の声が出ているようだし、他にも人間の仕事が奪われてしまうのではないか、という心配の声がある。便利なツールも使い方次第ということかと思う。

「 Science × AI 」

さて、このAIサービスとScienceを強引に関連づけてみた。

Science業界の分析機器でも解析ソフトは年々、進化している。中には分析装置のソフトに対話形式で解析を進めていくものがある。ChatGPTほど高度でもないが、キーワードを選択する簡単な操作で解析ができるようになっている。この先、測定や解析用のソフトウェアの判断も、AIの判定ですべてが賄われる日が来るのかも。

コントロールするのかされるのか。AIは進化するが、人が進化を怠けていると・・・

今後は、食いっぱぐれないような何か新しいスキルを模索していくべきかもしれない。

=2023.5  サービス&セールスエンジニア=

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