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新型コロナ <第6波> は、やってきます !!  Vol.9 TJ博士

新型コロナ <第6波> は、やってくる

これは、TJ博士 としての見解です。

新型コロナウィルスの感染状況は、9月に入った頃から、確かに陽性者の数は急速に減ってきました。

<第5波>は、東京オリンピック(7/23~8/8)から東京パラリンピック(8/24~9/5)の時期でしたね。

一部の報道では、“ デルタ株に変異が入り(少々専門的な言い回しで失礼します)その変異が原因で増殖力・感染力が弱まった事が要因となり、陽性者が減少した ” と発信されています。

ん・・・?

可能性としては考えられる話ですが、それが主要な原因とはならないでしょう。

もし、「獲得した変異(= デルタ株に変異が入ったこと)」が原因でデルタ株の増殖力・感染力が弱まったのであれば、北海道も東京都も大阪府も福岡県も沖縄県も、陽性者減少の原因は、「同じ変異」を獲得したデルタ株によるもの!という事になります。

ここがポイント!

狭い地域(例えば、移動制限をしている単位として一つの都道府県の中)で同じ変異株が流行することは考えられますが、「全国一斉に」となると、“全国一斉に同じ変異が入る” という要件が求められます。が、それは考え難く、だとすると「デルタ株が元々、感染力が弱まる変異を持っていた」ということになります。

ところが今、日本以外の地域では、感染者の増加傾向が報道されています。と、いうことは、つまり、「デルタ株に、感染力が弱くなる変異は、本来無い」と考えるのが、賢明でしょう。

現在の日本の陽性者数の減少は全国で起こっていますので、“全国的なイベント”に起因すると考えられます。おそらくその一番の理由は、高いワクチン接種率によって集団免疫を獲得したからでしょう。

新型コロナウィルスは消滅していない

経済活動が再開され、多くの人々は、コロナ禍前の行動様式に近づいています。

ですが、新型コロナウィルスは消滅したわけではありませんので、無症状の感染者が行動することで周囲の人々を感染させてしまうリスクはとても高くなります。

さらに冬の時季、気温の低下と乾燥の環境ではウィルスが活性化するため、今夏(冒頭の<第5波>)以上の流行の可能性もあります。

今冬の流行に対応できるよう、ワクチン接種がまだの方は、可能であれば接種を受け、接種済みの方は基本的な感染予防の徹底を、お願い致します。

TJ博士 2021.11


続きは、TJ博士の相談室 へ。 *2022年9月から別サイトで続編を掲載しております。

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