なにをやっているのか
東京駅日本橋口の目の前にある『パソナグループJOB HUB SQUARE』3階にある『地方創生ラウンジ』。地方自治体の東京オフィスや「U・I・Jターン窓口」があり、全国の地方自治体の人材誘致の情報発信拠点として、また地方移住を希望する方々との交流スペースとして機能しています。ここを拠点とした首都圏でのプロモーション展開を私たちは支援しています。
地方自治体の職員の方々を対象とした広報研修では、広報をより身近に感じていただけるよう、各部署でPRしたいイベントや取り組みなどの材料を持ち込んでいただきます。
株式会社地方創生は、広報・PRの力で自治体の地方創生をプロデュースするパソナグループのPRコンサルティング会社です。
地方を活性化するために、まず“知ってもらう”ことは極めて重要なことです。ここで「広報・PR」活動が注目されるのですが、大切なポイントは、地域の方々が主役となって継続的に情報発信できるようになること。
ユニークな動画やSNS映えするステキな画像で土地の魅力を伝えることも大事です。一方、見い出すのは大変ですが、その地域の人びとの取り組みや想い、土地ならではの慣習や伝統文化にこそ沢山の魅力があります。これらを「よそ者」の立場で見て、聞いて、感じて、真の魅力を発見し伝えていく。これが私たちの仕事です。
もちろん、時間もかかります、手間もかかります。時には、なかなか心を開いてもらえずに戸惑うこともあります。でも、私たちがやりたいのは、こうしたコミュニケーションを経てこそ得られる“信頼”から、多くの方々に知っていただく術「広報・PR」を地域の方々と共に推し進めていくこと。文字にしてしまえば「広報・PR」と薄っぺらになってしまいますが、私たちのやりたい仕事の奥底には、そんな意味合いが込められています。
▼参考記事:代表・近江のインタビュー
https://www.pasonagroup.co.jp/recruit/workers/oumi.html
【事業内容】
■地方自治体や民間企業の広報活動支援
■webプロモーション、webサイトや各種ツールの企画・制作
■地方のモノづくりメーカーと連携した新商品開発・販売
なぜやるのか
岐阜県山県市のプロモーション事業では、知っていただいた方々に足を運んでいただくべく、バスツアーを実施。写真は家族連れを対象とした落葉で着飾るファッションショーの様子。将来的な移住定住へと繋ぐ「関係人口増加」のための企画として実施しました。
グループ会社「匠創生」が全国から集めた伝統工芸作品を販売している『Crafteria』と連携した地域物産のプロモーション企画も実施しています。
日本全国、数多ある企業や人々の活動を広く世に知らしめていくことで、誰もが幸せで元気になり、活力あふれる社会の礎を築いていきたい。こうした想いから、企業理念「ワクワクする希望、ドキドキする期待、アツアツの情熱に満ち溢れた未来の礎を築く」を掲げ、前身である「株式会社広報戦略室」が2008年に設立されました。
社名を聞いただけで、何をやっている会社なのか分かり易い。広報部門が無い、広報担当者が居ない中堅・中小・ベンチャー企業の、まさに「広報戦略室」となって、取り組みや活動を広く伝えていくんだ!という気概を込めた社名としました。
当時の代表のタイトルは“社長”ではなく、代表取締役“室長”。顧客企業の社長が社長であり、私たちは顧客企業の「広報戦略室」の一員。室のリーダーなので“室長”としたのです。また、コーポレートカラーを持たず、名刺もモノクロのシンプルデザインとしたのは、主役である顧客企業の色に私たちはいつでも合わせることができるという意思。広報はあくまで黒子であり、縁の下の力持ちであるという想いも込めました。
2014年、国の「まち・ひと・しごと創生本部」が設けられ、地方創生大臣が就任し、日本中で地域活性化への熱が大いに高まる中、今こそ、小粒ながらも培ってきた経験とノウハウを活かす時ではないかと思い立ちました。そして、地方における雇用創出を最大のミッションのひとつとしていたパソナグループの一社となり、社名も「地方創生」へと変え、創業の志の実現に向け歩みを進めたのです。
私たちが定義する真の地方創生とは、日本全国の地方各地で多くの人々が、明るく、楽しく生活している状態のこと。“明るく”“楽しく”を構成する要素の中で、いま、最も不足しているのは「仕事」です。地方に住む人々の魅力、美味しい食べ物や自然に溢れた街の魅力とともに、どのようにして生活の糧を得る「仕事」へと結び付けていくかは極めて重要です。
とは言え、一足飛びに、その地にある「仕事」に繋がるはずもなく、まずは場所を知り、足を運び、人と繋がり温かみを感じてからでなければ、その地に住みたい、拠り所としたいとは思いません。
だから私たちは、地域に入り込み、人々に密着し、その活動や人柄を広報・PRという手法で知らせていく。「地方創生のフロントランナー」として、“知らせる”という最初の一歩を担っていきたいのです。
どうやっているのか
オフィスを構える『JOB HUB SQUARE』には、オープンスペースが多数あり、気軽にリアルコミュニケーションが図れます。
ふとした息抜きには、13階の『大手町牧場』でヤギや子豚たちに触れて癒されるのがGOOD!
メンバーは10名とまだまだ小さな会社ではありますが、少数精鋭の体制で運営しています。
民間企業の広報担当としてキャリアを積んできた者が多く、良い意味で職人肌がそろっています。また、メンバーの半数以上が子育て中の時短勤務者で、個々人の働き方に応じて勤務時間、契約形態を決定しているのも特徴かと思います。
そして私たちの仕事のモットー。それはコミュニケーションの質を追求すること。それを当たり前として常態化させること。
私たちは顧客とマスメディアという2つの“お客さま”の間に立ち、黒子となって情報を伝えていきます。伝えたい情報の核は何か。魂はこもっているか。受け手となるマスメディアは、こうした目利きを持って情報を選別します。だからこそ、私たちは顧客にも本気でぶつかり、本質を引き出さなければなりません。そのために、現場に赴き、Face to Faceはもちろん、ネット会議や電話によるリアルな対話を大事にしています。さらに、話し言葉では伝わりづらければ、メールで分かり易く、丁寧に伝えます。“大事”であったり“丁寧”であったり、抽象的な表現ではありますが、これを当たり前にし、それぞれの人に合わせて変化・カスタマイズさせることは容易ではありません。ここに、広報・PRの本質があります。PRのRはRelations(リレーションズ)であり、「関係」構築の活動です。この関係を「信頼関係」へと発展・進化させるには、コミュニケーションが必須であり、その質の向上を持ってしなければ成し得ないのです。だから私たちは、コミュニケーションを大事にするのです。
コミュニケーションの手法や情報の獲得方法は日に日に進化しており、そのトレンドをキャッチアップしていなければ私たちの目指す仕事はできません。また、社会の動きにも常に目を配らなければ、取り組みや活動の先進性や独自性、社会的意義などを見出すこともできません。メンバーそれぞれが情報にアンテナを張り巡らせ、それぞれの考えを持って、顧客に合った、案件に合った広報・PRの在り方を議論し、戦略を練り、戦術を施す。こんな動きを日常的にしています。
また、「地方創生」をミッションのひとつに掲げているパソナグループは、中央官庁や地方自治体などの地方創生に資するパブリック業務に従事しているメンバーが多数います。そうしたメンバーと連携しながら、広報・PRの枠を超えた事業設計やプロジェクト構築・運用にも携わっています。