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プライベートが仕事の糧に──産休・育休を経て最前線を走り続けるインサイドセールス

2018年にセレブリックスに入社した山本 彬代。2020年に産休を取得し、2021年4月末からは時短勤務でインサイドセールスに携わっています。結婚・出産といったライフイベントを迎えた後も営業の第一線で活躍する山本は、産休・育休前後でどんな変化があったのでしょうか。これまでの歩みをひもときます。

見込み客へのアプローチから商談への流れを築くインサイドセールスを代行





2021年11月現在、セールスアウトソーシング事業部でインサイドセールスを担当する山本。電話やメール、ビデオ会議システムなどを用いて、音声系ベンチャー企業の営業代行を行っています。

山本 「クライアントの営業代行業務として、アウトバウンドセールスでの新規アポイント獲得に携わっています。候補リストやトークスクリプトの作成、電話対応などを担い、実際に商談するセールス担当者に案件を引き渡すまでの一連の工程が私の担当業務です。

チームメンバーは3名ですが、プレイヤーとして稼働しているのは私1人で、あとはマネージャーとリーダーです。短期的にほかのメンバーがアサインされることもあり、そういったメンバーのフォローも行っています。具体的には商材の情報やリストへの入力方法、電話のかけ方などのレクチャーです。ヒアリングしてほしい事項や、聞き方などもスクリプトに落とし込み、それを新メンバーが見て実践できるしくみを作っています」

電話でコミュニケーションする際に気をつけているのは、相手との認識の齟齬が発生しないように心を砕くことだと語ります。

山本 「会話をしていて相手から回答をいただいた際には、まずはしっかりと復唱し、『こういうことですね』と認識を合わせながら話をするように意識しています。というのも、セールス担当に認識の齟齬がない状態で案件を引き渡ししたいからです」

月に1回の定例ミーティングでは、インサイドセールスと、セールス担当者で架電状況の振り返りをすることもあります。

山本 「クライアントからは、『会話の中で、しっかりヒアリングできていて良いですね』といったフィードバックをいただけているので、手ごたえを感じています。一方で会話の中で聞き出せなかった部分については商談のときに聞いていただくよう、クライアントとも関係性を作り、連携できるようにしています」

アパレル業界からの転身。未経験の営業職から、産休・育休を経て復職


学生時代にブランドのアパレルショップでアルバイトをするほどファッションが好きだった山本は、2016年に新卒でアパレル会社に入社。センスが問われる業界の中で、セレクトショップの商品ディスプレイなどを手掛けながらも、「教育体制がしっかりしていて、体系的に学べるような環境で仕事がしたい」という思いを抱くようになりました。転職活動をしていて出会ったのが、「営業を科学する」というキャッチフレーズを掲げるセレブリックスです。

山本 「セレブリックスの形式化された仕事のやり方にとても魅力を感じたんです。私は営業未経験でしたが、面接でもいろいろとフィードバックをいただきながら話が進んでいって。『温かくて、人を育ててくれる会社だな』と感じました」

2018年にセレブリックスに入社した山本は、以降一貫してインサイドセールス業務に携わります。接客業からセールスへの転身を叶えた山本ですが、当初は業界理解や専門用語が飛び交う環境に戸惑ったと振り返ります。

山本 「最初に担当したのは医療系ベンチャー企業の案件。業界ならではの言葉や知識のインプットに苦労しましたし、電話先でお客様やクライアントとコミュニケーションを取るのがなかなかうまくいかなくて。上長にロープレを依頼して会話の練習を重ねたり、クライアントが実施するオンライン商談に同席させていただいたりと、積極的に学ぶ機会を作り、課題を一つずつ解消していきました」

さらには、この案件に携わることで、インサイドセールスとしての礎を築くことができたと山本。

山本 「リスケを重ねた末に、アポイントがキャンセルになってしまったことがあるんです。私からクライアントに具体的な対処方法をしっかり伝達できていれば、キャンセルは防げていたかもしれない。自分の未熟さを思い知りました。そこからは、お客様にもクライアントに対しても受け身ではなく、自分が考えていることを提案していくように心掛けるようになったんです」

一方、プライベートでは2020年9月に結婚し、その年末に産休に入りました。

山本 「妊娠がわかったのは、主導で動いていた新規案件がようやくスタートし、2カ月ぐらいたったとき。『上司に何て伝えよう』とドキドキしましたが、『おめでとう』と温かく受け入れてくださって。私の業務負荷を軽減するためにすぐにほかのメンバーをアサインしてくれて、架電量を調整するなど体調に配慮してもらいました」

出産を経て2021年4月末に復職。以降6時間の時短勤務と育児を両立する日々を送っています。

山本 「子どもを保育園に入園させる都合もあり、半年ほどで復帰しましたが、とくにギャップなく仕事に戻れたと思います。時短によってパフォーマンスに差が出るかもしれない、と最初は心配していたんですが、そこまで影響はありません。むしろ、働くことでリフレッシュにもなっているんです。
それに『時間的にハンデのある環境でも頑張ろう』という気持ち生まれました。それはマネージャーと面談を重ねる中で、『この案件を成功させて、時短でも働けるというロールモデルになってほしい』という言葉をかけてもらったことも起因しています。その言葉通り、実際に仕事を任せてもらっていることが、励みになっていますね」

相手目線で仕事を進めるマインドを持つ──復職後に起こった心境の変化



復職後はプロジェクトのアシスタント業務に携わり、2021年8月からは音声系ベンチャー企業のプロジェクトプレイヤーとして業務に励んでいます。

山本 「2021年11月現在は、週1日出社、残る4日は基本的にオンラインで仕事をしています。復職前と比べて営業活動に関する変化は大きくはありませんでした。しかし、お客様に電話した際に『担当者が会社に戻るのが夕方です』といわれてしまうと、私は午後4時半までの時短勤務なので、その日には電話ができません。ですから、担当の方が翌朝会社にいらっしゃるかどうかも確認しなければいけなくなるといった点はやりくりが必要ですね」

担当者の名前を聞き、帰社時間をしっかりと確認するというのは、アウトバウンドコールの基本。その「当たり前のやり方」を徹底することで、山本は限られた時間の中でも効率的に業務に力を注いでいます。

一方で、育児経験やプライベートな時間の中から得た経験が仕事に活かされていると感じる面もあるといいます。

山本 「新人のメンバーにレクチャーをするときに、一つひとつ丁寧にわかりやすい言葉を選んで伝えるようになりました。私は、もともとはどちらかというと結構せっかちな性分(笑)。以前なら、『なんでわからないんだろう』と感じることもあったのですが、復職後は少し穏やかになりました。それは、自分の育児経験だけでなく、2歳の甥っ子がいて、その子にわかりやすい言葉で話していたことがきっかけかもしれません。
私自身、入社したばかりの頃にはチームのまとめ役のチーフに、いろいろと教わりながらプロジェクトに参画してきました。今は教える立場になることも多いですから、相手と同じ目線に立つことを意識しなければいけないですし、少しずつできるようになってきたかな、と思います」

仕事と育児を両立しながら、目指したいキャリアを築ける環境がある



結婚、出産というライフイベントを経験してからも働き続ける社員のロールモデルとして、またさまざまなプロジェクトを束ねる熟練プレイヤーとしての飛躍も期待される山本。

山本 「限られた時間の中でも、できることはたくさんあると思うのですが、まだまだ着手できていません。アウトバウンドセールス以外の領域もやってみて『時短でもこういうことできるんだ』ということを周りに示していける存在になれたらいいなと思います。
また、今は、プレイヤーは基本的に私だけという環境ですが、今後チームの中でメンバーフォローもしっかりと進められる人材になりたい。チーム設計やプロジェクト運営の型作りといったこともできるように、今のうちに準備していきたいですね」

仕事と育児の両立については、「仕事は仕事、育児は育児という時間でしっかり区切りをつけること」をモットーとしています。

山本 「できる限り勤務時間内に仕事を終え、育児の時間に仕事を持ち込まないように心掛けています。子どもが小さく、まだイヤイヤ期に入っていないので悩みはそれほどありませんが、今後、仕事・育児のそれぞれの時間にいずれかを持ち込んでしまうと、どちらにも良い影響をもたらさないかなとも思って。とはいえ、育児や家事をしながら仕事のアイデアが思い浮かぶこともあります。そうした思いがけない相乗効果は大切にしたいですね」

産休・育休を取って働き続ける社員が今後増えることが予測される中、セレブリックスの体制について「長く働き続けたいという希望に寄り添ってくれる」と語る山本。

山本 「産休・育休を取得後も働きたい、という人が多く入社してきてくれて、ライフイベントを迎えても長く働ける文化ができていくとすごく良いんじゃないかと考えています。
セレブリックスは、『営業会社だからこうだ』みたいなところがない。自分がやりたいことを伝えたら、話をしっかり聞いてくれます。各自の要望をしっかり受けとめてくれますし、メンバー一人ひとりが個性を発揮しながらキャリアをつくっていける企業だと思います」

自分のカラーを出しながらキャリアを開拓する機会にあふれたセレブリックスの中で、一つのロールモデルとなっている山本。単なる両立にとどまらないマインドセットを、社内に広めるべく飛躍していきます。

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