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就活時の自分が抱いていた疑問を、今の自分にぶつけてみた。

はじめまして。制作部の永山です。

CDCブログの記念すべき4回目を担当することになりました!2012年に新卒で入社し、現在6年目。人より2年ほど遠回りをしているので実は今年で30歳です。時が経つのは早いですね。

年々だらしなくなっていくお腹の肉。赤坂見附に先週OPENしたばかりの吉野家で、ヘルシーメニュー「サラシア牛丼」を食べるという、健康さとジャンキーさの両立を図ろうとするアンビバレントなことをしながら、ブログのテーマを考えておりました。

CDCを受けていた6年前の就活時、実際に現場で働く先輩社員とお会いして話を聞ける機会を頂きました。いわゆるリクルーターというやつです。第一線で活躍しているビジネスマンが熱をこめて仕事への想いを語る姿が、とても輝いて見えたのを覚えています。思い返せば、当時その先輩は確か6年目。そう、今の僕と同じです。先輩の代役が務まるかと言われれば疑問ではありますが、もし今の自分が当時の自分のリクルーターとして会ったとしたら、当時の自分の疑問に対してどう答えるだろう。ふと思いついたそんなことをテーマにしてみます。


■「求人広告の制作って、クリエイティブなんですか?マス広告の制作に比べて地味じゃないですか?」

確かに、テレビCMや全国紙などの何百万人・何千万人が見るようなマス広告の華やかさはないです。自分が必死に考えて作った広告が、数百人にしか見られず、誰も応募してくれずに終わる。そんな経験をしたことだって一度や二度ではありません。単純な影響範囲の「広さ」で言えば、“地味”と言われても仕方ないかもしれないけれど、人生におけるそれなりに大きな選択を迫る広告という意味では、影響範囲の「深さ」は負けないと感じます。実際に自分の広告を通じて転職をしたという人に会ったときは、鳥肌が立つような感覚を覚えたことだってあります。

(そもそも何をクリエイティブというのかにもよるものの)クリエイティブかどうかでいえば、求人という大きな括りがあり、さらに予算的な制約もマス広告に比べたら遥かに小さい中で、いわゆる「派手さ」はないと思います。ただ、企画から取材、コピーライティング、デザインまでを全て自分一人でできるという点で言えば、最終的な成果物における自分の占める割合は限りなく大きいですし、だからこそ自身のクリエイティビティが結果を大きく左右するなと改めて思います。

さらに言うと、課題を抱えるクライアントがいて、クライアントからお金を頂き、課題解決を図る手法の一つがクリエイティブなので、そもそも“派手さ”や“地味さ”といった周りからの見え方を気にするだけの軸で捉えている時点で、本質を捉えられていないなと思います。


■「自分が思い描いていたような成長が、できていますか?」

何の根拠もないけど自信だけはあった当時の自分。思い描いていた都合のいい成長像は「一年目からどんどん実績を上げ、頭角を現すはず」というものでした。結論から言えば、全くできていません

思えば学生時代に根拠のない自信を持ってしまったのも、自分が得意なことでしか勝負せず、苦手なことや不得意なことから逃げていたから。全くフェアじゃないですね。社会に出て、自分の言動に徹底して責任が伴い、結果だけが見られるようになって、いかに自分が甘えていたかが分かりました。それも、自分でそのことに気づき、改めるべきところ、多くの先輩や上司の力を借り、時間をかけ、ようやく変わっていくことができたなと思います。その意味では、自分が勝手に想像していたようなスマートな成長はもちろんできていませんが、周りの助けと支えにより、結果として多少はまともな社会人に変われたのかなと思っています。こんなしょうもない人間に見捨てずに向き合ってくれる、本当にアツい人たちの集まりだなというのは痛感するところなので、就活でうちの会社を受けている当時の自分に言うとしたら、良い環境に巡りあえたな、という感じでしょうか。


■ぶっちゃけ、残業って長いんですか?

学生時代に趣味で写真編集ソフトをいじったりしていて、画像を作っていたら気づいたら朝だった、っていうのが苦じゃなかった(好きでやっていた)自分にとって、この質問の答えがYESだろうがNOだろうが大きな影響はなかったんですが、とりあえず覚悟はできるかなと思って、当時この質問をしたのを覚えています。当時の先輩の答えも、今の僕の答えも、YESです。世間一般と比べると、それなりに働いているんじゃないかなと思います。夜中に食べるコンビニのカップ麺の美味しさも、始発で来て朝5時台に食べる富士そばのあたたかさも、良い思い出です。ただ、YESという答えのあとに、付け加えたいことがあります。

それは、長く働くことが正解ではないということ。当時の僕は、時間をかけて良いモノができるならそれでいいと思っていました。眠くても疲れていても、自分さえガマンできるなら、それでいいじゃないかと。ただ、そんな僕の仕事の仕方を見ていた、当時のクリエイティブの偉い人が言いました。「時間をかけて良いモノを作るのは二流。本当に優秀なクリエイターはスピードも速いんだよ」と。限られた時間で高い品質のアウトプットを安定して出せる。質と量を両立できるクリエイターこそが目指す姿なんですね。長時間労働を悪とする風潮の強まりもあって、もはや長く働くべき時代ではなくなっているとも言えます。もしそのことを当時の自分に伝えたとしたら、良くも悪くも、ギャップがあったんだろうな。


改めて考えると、当時の自分って視野も知識も考え方も幼いですね。今が成熟しているのかと突っ込まれれば口ごもってしまいますが。ということで、なんだかまとまりのない感じになってしまいましたが、こんな感じで終わろうと思います。また!

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