カスケード(ジャパン)リミテッド 設計課課長 岩朝智也
プロフィール
大阪工業大学工学部電子情報通信工学科卒。京セラエルコ株式会社(現 京セラ電子事業本部)、自動車メーカー、機械設計会社を経て2016年にカスケード(ジャパン)リミテッドに入社。19年間、様々な分野の設計に携わっております。
ーーカスケード(ジャパン)リミテッドの設計課のお仕事内容を教えてください!
フォークリフトのアタッチメントとは、フォークリフトに装着して荷役を行うための装置です。アタッチメントは日本全国、飲料、製紙、家電、リサイクル、港湾関係等、多岐の物流に携わる企業にてご使用いただいております。設計課の基本的な業務内容は、アメリカ本社で開発された標準設計をベースに、顧客要望に応じた製品設計をすることです。使用用途や作業性によってお客様から要求される仕様は様々ですが、お客様の要望を可能な限り取り入れて、ひとつの製品を完成させます。
ーー入社されてから一番心に残っている出来事があれば教えてください。
入社間もなく、新しい機構を要するアタッチメントの設計を任されました。まだ知識も十分にない中で、過去類似品の調査や先輩方のアドバイスによりなんとか形になりました。設計に時間を要したため、納期遅延を発生させ、多くの方やお客様に迷惑をかけてしまいましたが…最終的に納品後、問題なく使える、作業性が良くなったとの評価を頂けました。お客様の喜びの声が聞ける瞬間は、設計冥利に尽きます。
ーー弊社での設計の仕事の魅力は何でしょうか?
設計は1案件を1人で遂行します。業務については比較的、担当者が裁量をもって取り組むことができる環境です。設計基準や安全率など基本的な筋を守ったうえで、1つのモデルに自分の想いを込めて製品を生み出すことができます。
また、弊社は社内に出荷品の検査をする場所や、外注の製造会社様が近くにあり実際の製品と触れることが多いです。設計者として自分が設計されたものがどの様に組み立てられ、最終どのような形になるのか、CADのモデリングだけではわからないところを身近に見ることができます。
ーー仕事をしているうえで、しんどいことはありますか?
市場での不具合発生の情報を聞く時です。これはやはり精神的に辛いです。
設計者が自信を持って出荷した製品でもお客様に気に入ってもらえなければそれは不具合に繋がります。この場合、何が良くないのか、どのように改善すれば良いのか、設計者はなかなか見えてきません。
しかし、よく言われる『失敗は成功のもと』の通り、失敗して改善することによりどのような仕様がお客様に受け入れられるのか理解できることがあります。それは他の製品にも活かせることでもあります。理解するまでには時間を要するかもしれませんが、悩んだり、色々な人に意見を聞き、突き進んでいくことが大切だと思います。
ーー設計課の現状の課題は何でしょうか?
業務量が多く、残業時間が多いことです。月30~50時間程度、繁忙期は更に超えることもあります。
また積み残し案件も有り、手が回っていないのが実状です。その為、社内外に迷惑をかけてしまうこともしばしばあります。これらを改善していくためにも、人数を増やし業務が上手く回るようにしていきたいです。
ーー今後の目標を教えてください。
当然のことですが、お客様に満足していただける製品を提供し続けることです。少し使い難いけど使えるから問題ないという評価から、使いやすくお客様の作業性向上・作業効率アップに役立ち、もう1台ほしい!と喜ばれる評価の様に、お客様から頂く評価は様々です。
我々設計が目指すところは、後者の高評価です。そのためにも、お客様が要望している仕様を明確に捉え、プラスαの製品を提供すること目指していきたいです。
ーー現在、設計課は中途採用を強化しています。課長の求める人材像を教えてください。
アタッチメントは金属溶接部品や油圧シリンダーで構成されております。油圧、材料、溶接に関する知識があれば大歓迎です。無くても入社後に知識を得るための向上心がある方は歓迎いたします。
また、弊社ではコミュニケーションを重要視しています。お客様との会話の中で本当に必要なものを聞き出すことや、社内他部署との意思疎通が上手くいかなければ、仕事が上手く回りません。
コミュニケーション力の高い方は、一連の業務において渦の中心の存在になり、活躍できると思います。
ーー最後に、課長から応募者の方へ、メッセージをお願いします。
弊社の社員は全員が中途採用で入社しており、入社した後の不安やとまどいを経験しております。したがって、業務中に困ったことが発生した場合、皆で助け合う体制ができておりますので、ご安心ください。
いかがでしたでしょうか?少しでも弊社の仕事に興味を持っていただけましたら、これからどんなことをしてみたいか、弊社でどんな仕事ができるのか、まずはお話してみませんか? 是非お気軽に「話を聞きにいきたい」ボタンよりエントリーしてください。 お待ちしております!