Casaは、入居者さまと家主さまのニーズを叶え、新しい価値を創造するリーディングカンパニーです。 今回は社長インタビューとして、代表取締役である宮地正剛社長に、事業内容や社風、働く上で大事にしている価値観などをインタビューしました。
プロフィール
宮地 正剛
住宅売買の仕事に携わる中で家賃債務保証の需要を感じ、2008年に株式会社Casaを創業。創業10年で東証一部に上場し、社員数400名を超える大企業に育て上げる。バレンタインには大量のチョコレートが届くほど、社内外にファンが多い。
「住まい」のトータルサポートを行うスペシャリストを目指す
ーどのような経緯で、現在の事業を始めたのでしょうか?
宮地正剛:創業したのは2008年で、賃貸で部屋を借りるにあたっては、まだ連帯保証人が主流の時代でした。
しかし核家族化や親戚づきあいの減少など、血縁関係が希薄になりつつある世の中で、なかなか保証人が見つからず家を借りられない方もたくさんいました。
近くに頼れる親族がいなかったり、親が高齢で年金暮らしのために保証人資格がないとみなされたり、特に高齢者が入居する場合の保証人探しは難しく、保証人がいないのを理由に家が借りられないケースが多発していました。
また、社会問題となっている空き家の多さも業界の課題です。空き家は、総務省の調査によると平成30年度で、日本全国で約846万戸あるといわれています。人口が減少している中で、住宅があふれてしまっている状態なのです。
そういった業界の課題を目の当たりにし「家賃債務保証」の必要性を感じたのが、Casaを創業したきっかけです。
ーどういった事業に力を入れているのでしょうか?
宮地正剛:不動産業界はまだあまりIT化が進んでいませんが、弊社は先駆けてITを活用してきました。現在、当社が展開しているサービスには、家主さまを悩ませる煩雑な家賃管理やお部屋の修繕手続きの代行をスマホひとつで簡単に行えるアプリ「大家カフェ」、入居者さまの暮らしにまつわる有益な情報を提供するWebサービス「入居者カフェ」などがあります。
テクノロジーとイノベーションで不動産業界を変えていく、これが私たちのビジョン。
Casaが目指すのは、柔軟な発想とホスピタリティで「住まい」のトータルサポートを行うスペシャリストです。そして事業として目指しているのは、不動産マッチングビジネスです。
ー新しいサービスとはどのようなものを考えているのでしょうか?
宮地正剛:当社には、これまでに蓄積したトランザクションデータがあります。今後はこうしたさまざまなデータにITテクノロジーを駆使して、データビジネスを展開したいと思っています。例えば、家を貸す側と借りる側、もしくは、売る側と買う側の双方にとって、欲しい情報が過不足なく円滑に把握できる、精度の高いデータプラットフォームの開発に取り組んでいる真っ最中です。当社の強みである不動産に関するデータとIT技術を組み合わせて、人びとの暮らしが豊かになるためのトータルサポートをしていきたいと思っています。
「私は社員の親代わり」社員全員に愛情を注ぐ
ー社員には日頃どのように接していますか?
宮地正剛:私にとってCasaで働いている社員はみな、自分の家族のように思っています。
大げさなことではなく、社員一人ひとりと向き合い愛情を注ぐためには、それ相応の責任と覚悟がなくてはいけません。多くの会社の中でCasaを選んで熱い気持ちで入社してくれた以上は、社長として「Casaにいる間は、私が親として責任をもつ」という覚悟と愛情をもって接したいのです。
多くの目標を達成していくためにも、お互いにサポートしながら日々仕事に向き合うことが大切ですし、私生活で困っていることがあれば、すぐに相談してほしい。
私は親代わりの気持ちで、いつでも社員みんなをサポートする気持ちでいます。
ー採用面接で「家族」になりたい人はどんな人ですか?
宮地正剛:「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える、素直で前向きな人ですね。
仕事って、一生懸命やっていたとしても、どこかで必ず失敗を経験するじゃないですか。
でも、うまくいかなかった時こそ素直な気持ちで原因を振り返ること。そしてもう一つ大切なのは、その時にサポートしてくれた先輩や同僚に感謝の気持ちをちゃんと伝えることです。相手に感謝の気持ちを伝える(運ぶ)ことで自分の運気も上がると思います。
私がいちばん重要視しているのは経験やスキルより、”ハート”の部分。自分が満たされていなければ、お客さまと接していても、相手の立場に立てないし、感動も与えられない。社員には、仕事を通して自分を磨くのを怠らないこと、「人間性の追求が大事」と常に話しています。
社員が熱中できる環境作りに力を入れる
ー仕事をするうえで特に心がけていることはどのようなことですか?
宮地正剛:最も大切にしているのは「ワクワク感」です。仕事ってワクワクできることがあるから、辛いことがあっても乗り越えられると思うのです。辛いことだけだと、嫌になってしまいますよね。
例えばゲームが好きな人は、時間を忘れて熱中します。同様に仕事も、新しい価値観に触れて今までにないものを吸収し、チャレンジしている限り本来楽しいものであるはずです。
ーではどのようにして社員のモチベーションを上げているのでしょうか?
宮地正剛:社員がワクワク感を忘れずに仕事をするには、目の前のことに対して熱中できる環境づくりが重要です。
私は常日頃から「失敗してもよいから挑戦しよう」と社員に話しているのですが、これは「挑戦するワクワク感」を全社員が感じて、ポジティブに業務に取り組んでほしいからです。大切なのは、失敗したら「原因」を振り返ることだと思います。Casaでは、課題を見極める力をつけ、自分を磨いてもらいたいです。
今後、次々と新しいサービスを展開していきます。このタイミングで入社する皆さんにも無限大のチャレンジがあります。ともにワクワク感を持ち続けて、Casaの未来を創造していきましょう。