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キャラットコーポレートロゴ&企業理念リニューアルの裏側

2022年4月27日「キャラットの日」に、株式会社キャラットは、コーポレートロゴ、企業理念をリニューアルいたしました。この日は当社の創業記念日。1994年に奈良県で生まれた当社が、28年目を迎える今年は、当社にとってターニングポイントとしてCI(コーポレート アイデンティティ)をリニューアルするのには絶好の年でした。

※CI(コーポレート アイデンティティ)とは:企業文化を構築し特性や独自性を統一されたイメージやデザイン、またわかりやすいメッセージで発信し社会と共有することで存在価値を高めていく企業戦略の一つ。/ウィキペディアより


今回クリエイティブディレクターは、佐藤可士和さん(SAMURAI代表)が務められました。佐藤可士和さんは、セブン&iホールディングス、ユニクロ、楽天、TSUTAYA、ソフトバンクなど、そうそうたる企業のロゴや企業理念のクリエイティブを一手に手掛けられている、日本を代表するクリエイティブディレクターの方です。

この内容は、GOETHE2022年5月21日記事にも特集頂いております。

佐藤可士和にブランディングを依頼! 鍵となる質問は「どういうことがやりたいんですか?」<前編>

佐藤可士和にブランディングを依頼!「言葉も僕にとってはデザイン」<後編>

また、リニューアルしたコーポレートサイト内でもご紹介予定です 公開となりました!

以下よりぜひご覧くださいませ!↓↓↓

佐藤可士和氏と代表佐野のスペシャル対談

上記には佐藤可士和さんのフィロソフィーや当社代表佐野の所感などを詳細にインタビューした内容を記載しておりますので、このコラムではこの流れに同席していた社内のスタッフの目線から、今回のことをお伝えできればと思います。

正直にお伝えしますと、広報担当の筆者は、本件を聞いてひっくり返りました。佐藤可士和さんが、当社のCIリニューアルを受けてくださるんですか!?と。ものすごい量のご依頼があるはずである、ブランディングのレジェンドの方が(実際に9割9分お断りしているとのこと)、当社の案件を受けてくださるとは!奇跡のようなことです。

そして数か月後、幸運にも実際にお打合せに同席するタイミングがありました。SAMURAIのオフィスに伺うのもものすごく緊張し、繊細なクリエイティブの制作をされている実績から、恐らく服の乱れなども気にされるのではと身だしなみもすごく気を付けてお伺いしました。代表佐野も、最初は打合せの度に毎回とても緊張し辛かったとインタビューでも話しています。2021年10月頃初めて同席したときは、コピーライターの方の提案を並べ、確認しながらコーポレートスローガン方向性を固める作業をしているところでした。

実際に打ち合わせが始まると、佐藤可士和さんは、ものすごく穏やかで様々なことをご存じで、概念的なことから現実の出来事まで、また佐野との話から、スタッフである我々の話まで、フラットに聞いて頂けました。これが凄く衝撃で、同席したスタッフと「は、話が出来た・・!」と芸能人にお会いしたような興奮ぶりで話しながら帰りました。打合せは、佐藤可士和さんと代表佐野の1on1では10回程度、コピーライターの方や社員も同席では5,6回程度ありました。

写真は12月頃、それまで話し合っていたことを何度も確認しながら、パーパスやステートメントに落としていく作業を行っていたときのものです。これらの話を通して、会社が、代表佐野が、「本当に大切に感じていること/実現したことは何なのか」ということを突き詰めていく、言葉に表していくことを何度も行いました。何度も議論しているので、決して間違っているわけではないのですが、もっと正しく表現できる言葉がないかを入念に確認していきました。のちに佐藤可士和氏は、この整理をしていく作業の精度で、アウトプットが異なると話されています。これらの作業は1月まで続き、企業理念が制作された後、コーポレートロゴの作成に入りました。

印象的だった瞬間としては、GOETHEの取材でも佐野が話していますが、佐藤可士和さんは、代表佐野が話に行き詰まった時も、決して「こういうことではないか」と誘導せず、「あの方はこう言いました」「こういった企業事例がありました」と、事例を紹介しながら意見がまとまるのを待ってくださっていたタイミングです。これは本当に印象的で、もっと「御社はこうである」と言い切られることを想像していたなかで、全くイメージと違った部分でした。

こうしてできていったのが、以下の企業理念です。

●コーポレートスローガン(当社を一言で表す言葉、キャッチコピーのような言葉)

「あたらしい自分に会おう。」

●パーパス(当社の志、目指すもの)

「心はずむ体験を通して、
人生を彩り、社会を幸せにする
コミュニケーションを創造します。」

●ステートメント(当社の想いを説明したもの)

「たとえば、写真を撮ることは、記録以上の価値があります。
誰かと一緒に共有する時間が、素敵な絆を生むかもしれない。
着飾ったり、笑いあったり、心はずむ体験が、
あたらしい自分を引き出してくれるかもしれない。

キャラットが提供したいのは、人生を彩るコミュニケーション。
人と人、人と社会をつなぎ、いままでなかったときめきを想像し、
一人ひとりが自分らしく輝ける、多様で幸せな社会を支えていきます。」

●プロミス(社内外の皆様と、当社とのお約束)

1 Communication 人と人、人と社会のコミュニケーションを創造していきます。
2 Creativity 本質を見つめ、新しい感動のあるサービスをつくりつづけます。
3 Challenge 挑戦を楽しみ、すべてのことに前向きに取り組みます。
4 Diversity 多様性を尊重し、誰もが幸せな社会を目指します。
5 Sustainability 地球の豊かさを守り、未来のために活動します。

パーパスで表されるように、当社は今後「コミュニケーションカンパニー」として、「心はずむ体験を通して、人生を彩り、社会を幸せにするコミュニケーションを創造します」。写真スタジオで写真を撮りお渡しするだけではなく、撮影をする体験や時間、撮影により生まれるコミュニケーションを提供していきたいと考えております。

各所で発表している通り、コーポレートロゴはこちらになりました。

心はずむ体験を通して、人生を彩り、社会を幸せにするコミュニケーションを創造する企業であるCARATTのロゴには、人を尊重し、人と人とのつながりを大切にしながら、未来に向かって共に歩んでいこうという意思が込められています。

CARATTの2つのAとTは人々を、
TTでは、そんな人々が手を繋ぎ、何かを共有する幸せを象徴しています。

コーポレートカラーのネイビーは Communication(コミュニケーション)と Sustainability(サステナビリティ)を、ブルーは Creativity(クリエイティビティ)、ピンクは Challenge(チャレンジ)、イエローはDiversity(ダイバーシティ)を表し、人と人、人と社会をつなぐことで、新しいときめきを創出し、一人ひとりが自分らしく輝ける豊かで多様性のある社会を支えていきたいというCARATTの願いをデザインされています。

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます!もし当社の企業理念に共感頂ける方は、ぜひ一緒に働きましょう!

当社にご興味をお持ち頂いた皆様は、他のコラムもぜひご覧くださいませ。

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