世界でも高く評価されている日本のものづくり。キャムタスはその製造現場をCAD／CAMソフトで支えています。
前回は「金型」からものづくりの裏側を覗き、当社がどんなソフトを作り、製造業界へ貢献しているのかをお届けしましたが、今回は「部品加工」の視点から！お客様からいただいたCAD／CAMソフトへの改善点を吸い上げることで、キャムタスはどんな課題解決に勤しんでいるのか？ぜひご覧ください！

▼たい焼きや新幹線で使われる「金型」についての記事はこちら！

精密さが問われる「部品加工」の世界

同じ品質のものを大量に生産できる金型に対して、部品加工は対象物を切ったり削ったりすることでより精度の高いパーツを作る技術のこと。スマホや車、家電製品や医療機器など…私たちの身の周りにあるほぼすべての機械に部品加工の技術が用いられています。

たとえば自動車のエンジン。まずは鋳物で大きな金属の塊が形成され、そこから燃料と空気が送り込まれる吸気パイプ、燃焼室のピストンを上下させるシリンダーを精密に加工します。接着面や穴が少しでもズレると製品として機能しなくなる可能性があるなど、部品加工には精密性が求められるもの。
そんな高品質なものづくりを行う製造現場にて、キャムタスは「シンプルで誰でも使いやすいCAD／CAMソフト」で企業の業務効率化に貢献しています。

「既存ソフトが扱いづらい」という製造現場からの声

CAD／CAMソフトは便利なツールである一方で、製造現場からは「使いづらい」「難しい」といった不満の声が多く挙がることも。たとえば…

△海外製だから英語を覚えなきゃ…

主流のCADソフトは大半が海外製。基本の機能は日本語化されているものの、専門的な部分になると英語のままのこともあり、便利なツールのはずなのに人によっては「まずは英語の理解から」という点に労力を要することも。もちろん、ヘルプデスクのオペレーターも日本人でないこともあります。

△ソフトの互換性がない！？結局イチから図面作成…

CADソフトの中には無料で使えるものも存在します。しかし費用をぐっと抑えられる反面、複数工程を掛け合わせた時にソフト同士の整合性が取れないことも。結局紙で図面を描き直した…なんて悲しい事態が発生したり、文字化けなどのやっかいなエラーも起こりがちです。

△専門性が高すぎる…

業界によっては独自のCADソフトを採用しているパターンもありますが、専門性の高さから基本操作を覚えるだけでもかなりの時間を要します。しかもかなり高価。そのため費用・工数ともになかなかコストを割けない二次請け、三次請けは同じソフトを導入できないことも多く、結果、元請けが独自ソフトで設計した設計図をイチから描き直すことも…。この工数はかなりの痛手です。

これらの課題、一つひとつの作業時間を積み重なればかなりの工数になります。製造現場が努力をすれば解決はできますが現場が疲弊するような環境では、いつまで経っても良いものづくりはできないのではないでしょうか？
このように現場でしか知り得ない些細な課題に着目して、かゆいところに手が届くソフトを開発しているのが我々キャムタスなんです。

キャムタスのソフトは、あらゆる課題をまるっと解決！

先ほどの課題にしっかりと向き合い、キャムタスは「シンプルで誰でも使いやすいCAD／CAMソフト」を開発しました！

◎複数工程を一括管理できる！

製造現場によっては、工程ごとに適したソフトを使用する企業もいますが、種類が多くなるほど「使いこなすための工程」も増えることに。キャムタスのソフトは複数工程も一括管理できるため、工数削減にも繋がります。

◎困った時には専任のサポート担当がいます

過去、ソフト販売メーカーから製品を購入した際に満足なサポートをしてもらえず「使いこなすことができなかった」と肩を落とすお客様もいらっしゃいました。当社には専任のサポート担当が基本操作から応用まで細かくレクチャー！お客様が当社のソフトを使いこなせるようになるまで、徹底的に伴走しています。

将来は、高度な技術を継承できるソフトを開発したい

操作性はなるべくシンプルに、しかしサポートは手厚く。そんなキャムタスのソフトはお客様のニーズにばっちりハマり、これまでに3,600社以上の企業に導入いただきました。
このソフトをきっかけに業務工数の削減ができれば、余った時間で新たな技術を習得することも、残業を減らして職場環境を整えることも可能！当社のソフトは『働き方改革』をも実現する可能性を秘めています。

さらに私たちはソフトを通じて「属人化する業界の体制」を変えていくことも視野に入れています。
たとえば大型乗り物の電車車両などは、約20ｍの車両を作る際に重力と人の自重により「たわみ」が発生することからCAD図面での指示が難しく、現場ノウハウとして図面と異なる加工を行っているパターンも。

しかし車両は30年単位で使われるため、次に新たな設計図を手掛ける頃には当時の技術者は引退。設計技術も進化しているため昔の図面を解読できず想像以上に時間を費やす…そんなことが大いに想定できます。

製造現場の声を吸い上げてソフト開発に情熱を注いできたキャムタスは「社会に誇れる高い技術を、もっとソフトの力で継承していきたい」そう考えています。
今後も、当社のソフトをきっかけに高度な技術を後世にも受け継げる環境を作っていきます。

この記事を読んで、私たちキャムタスの「開発へ注ぐ熱意」に賛同いただけた方はぜひ一度カジュアル面談にてお話できると幸いです。私たちと一緒に、ものづくり業界をソフトの力で進化させましょう！