世界一“ファン”を創り“喜び”を生み出す企業を目指す
「リワード広告」とは、サイト内で指定のアクションをすると、ゲームをより有利に進められる特典などのインセンティブを得ることができる広告手法のことです。
アメリカで2009年頃にソーシャルゲームアプリやリワード広告が隆盛しだし、ゲーム市場全体が活気づいたことを契機に、オンラインゲームアプリを楽しむユーザーの要望を叶える、新しい広告のカタチをつくりたいとの想いから、株式会社サイバーエージェント100%出資の子会社として、2010年10月に『CAリワード』を創業しました。
私自身、ゲームが好きですし、日本でもゲームの醍醐味を最大限に体感でき、かつまた同時にゲームプラットフォームのメディアも出稿広告主もメリットを追求できる、そんな広告のビジネスモデルを創出したいと、社名に“リワード(Reward=報酬)”という語をストレートに掲げています。
この会社の主事業は、リワード広告に特化したアドソリューションです。ユーザーに「楽しさ」と「喜び」を届け、パブリッシャー収益に貢献する、独自のコンテンツを提供することで、広告主にとっては「世界で一番ファンを創る」、パブリッシャー、ユーザーにとっては「世界で一番喜びを生み出す」企業を目指しています。
創業以来、私たちはサイバーエージェントグループが運営する「Ameba」をはじめとするメディア、ソーシャルアプリを中心としたメディアネットワーク、またユーザー個別ターゲティングなど独自の広告配信技術によって、文字通り“Fan (ファン)& Delight(喜び)”を増やし、現在は、早期収益化の強みを市場に評価していただき、国内トップのシェアを堅持しています。
「新しい経済のルール」を創っていく
『CAリワード』が国内最大規模で担っているリワード広告は、ユーザーに経済的報酬をもたらす、新しい決済支援サービスでもあります。 スマートフォンやPCなどデバイスとインターネット環境さえあれば、このサービスの積極活用で日用品購入や、エンターテインメントコンテンツの利用ができるなど、だれでもが生きる手立てを、また人生をより豊かにする体験を得られることから、リワードは、社会的価値の高い決済ツールと捉えることができます。
この新しい自由な経済力をだれもが利活用できる社会が進んでいくと考え、『CAリワード』は、そんな既存の常識の一大転換となる「新しい経済のルール」をつくることを目指しています。
その具体例のひとつは、リアルな製品分野でのリワードコンテンツの提供です。スマートフォンをかざしてアクションをすれば、無料で購入できるような仕組みを、理念に共感していただく企業と開発中で、今後さまざまな分野でのコンテンツ化に挑みます。
また世界へ目を向け、2、3年以内に東南アジア市場での開業も目指しています。 今後ますますスマートフォンの裾野が広がり、ソーシャルゲームやリワード広告が発展・成熟していく諸地域に、日本発の私たちのDelightを届けます。 このランディングには、当社独自のソフトウェア、ハードウェア、サービスを各国の風土や生活感覚、言語、法にフィットさせる現地化はもちろん、リワードという商習慣になじみのない文化圏ではカルチャーづくりからも共に取り組んでいきます。
新しい経済力を手にするプラットフォームをだれでもが持てる社会が進めば、お金のない人が社会で活躍できる可能性が広がったり、資本の新しい流れを生み、相互の経済発展にも貢献することができます。
こうした良質なコンテンツやエンタテインメントの実質無料化に取り組むことも、“Fan & Delight”を広げる挑戦のひとつです。それによる会社の成長は未知数ですが、人類の幸せに貢献できることは有意義な取り組みです。 人として何を為し、信念を心強く持てるか、ということは、『CAリワード』『サイバーエージェント』で働く仲間のひとつの価値観かもしれません。
「人生を変えるきっかけ」はそこにある
『CAリワード』は昨年、5周年を迎え、これから登るべき山の麓まで辿り着いたところです。そして、「世界で一番ファンを創る会社」へ成長していくビジョンを分かち合う仲間と共に、頂に向かう一歩を踏み出しました。
私自身が経験から得た、好きな言葉があります。 「人生を変えるきっかけは、そこにある」というものです。 “きっかけ”はそこら中に存在し、“チャンス”と思って手を伸ばせば変化を起こせる。それは人から掴まされても、お膳立てされても、変化はいくらでも起こせる。諦めるな、ということです。
私は、サイバーエージェント入社当初、営業成績最下位グループでした。しかし、ある先輩がお得意様につなげてくれたことで鍛えられ、徐々に仕事のやり方を覚えて成果が出始めました。2年目からは会員サービスや情報比較メディアの事業プロジェクトを社内に次々立ち上げ、その4つ目が『CAリワード』創業につながりました。
コンピュータには中学年の頃から親しんできましたが、そもそもIT系志望でもなく、大学の就活時期にたまたま藤田晋という若い有名人のセミナーに興味本位で参加し、受験。「5年後の自分」の論文で大真面目に「5年後に探偵事務所を開き……」と夢を書き、それでも選考が着々と進んで、内定獲得。起業はあとでも……と、入社を決めました。
今、自分が仲間を選ぶ立場になり、その採用意図を推し量ることができます。夢を諦めず最速最高のインパクトを狙って不格好でも一所懸命努力する姿は、仕事を共にするうえで何より強い信頼になるからです。
今後の『CAリワード』が目指す“Fan & Delight”も、チャレンジの連続です。 変化を恐れず、むしろ楽しみ、攻め続ける仲間たちとともに、共有するビジョンを一歩一歩カタチづくっていきます。