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勤続13年、ベテラン社員がUNICORNで見つけた“価値ある一歩” - 横山裕治

UNICORNで働く社員一人ひとりにフォーカスを当て、どんなキャリアを経て、何を信じて働いているのかをそれぞれの言葉で語ってもらう「Career Story」。

今回登場するのは、UNICORNのシニアビジネスデベロップメント・横山裕治です。

UNICORNの親会社であるアドウェイズの入社年から数えると、勤続期間はこれまで13年。現在はUNICORNのロジックを利用したApple Search Adsへの配信運用業務を行い、各パートナーのビジネス拡大に大きく成果を上げ続けています。

今回は紆余曲折はありながらも前を向いて歩いてきた道を、彼自身の言葉で振り返っていきます。

目次

  1. 「自分は変われるかもしれない」と思って上京した13年前の春
  2. チャンスを活かしきれなかった悔しい想い
  3. やらないよりも、やる後悔。はじめて”選択”したキャリア
  4. 確かな手応えを胸に、自分も他人も”信じて”働ける喜び

「自分は変われるかもしれない」と思って上京した13年前の春


▲入社当時の、UNICORNのCEOやましょー(写真左)と横山(写真右)

アドウェイズに入社をしたのは、大学を卒業した2007年の春。すぐに地元の関西に帰ると思っていたのにも関わらず、気が付いたら36歳になっておりました。

36歳の今は、UNICORN社のなかで、UNICORNを活用したApple Search Adsの配信最適化業務を行っており、各パートナー様のビジネス拡大を目標に、日々業務に勤しんでおります。今ではありがたいことに、数多くのキャンペーンを配信することができており、継続的に取組んでいただけるタイトル数も増えてきています。ただ、実はここまでの道のりは決して順調ではありませんでした。

2000年代前半、当時はベンチャー企業がとても盛り上がっていた時期。とある雑誌の特集で、アドウェイズ代表取締役社長の岡村の経歴を知り衝撃を受け、すぐに履歴書を送ることに。「ここに入社したら自分は変われるかもしれない」と思ったのです。

入社後はいくつかの事業部にて業務に取り組みました。英語が少しできることを買われ、アメリカやインドネシアに駐在して海外向けの事業を担当していたことも。ちなみにUNICORNのCEO、やましょーとは同期入社。彼とはルームシェアをしていた時期もあります。

こうやって振り返っていくと、“会社を牽引するベテランプレイヤー”のように思われるかもしれません。しかし、正直どの部署でも、あまりこれといった成果は出せていなかったことが現状。約2年前は、次のステップに進むために退職を考えていたほどです。

今回はそんな自分が今、UNICORNで何を信じて働いているのか。過去と今を振り返っていきながら、お話をしていきたいと思います。ぜひ最後までお付き合いいただければ幸いです。

チャンスを活かしきれなかった悔しい想い


▲アメリカ・サンフランシスコ駐在時代(写真中央)

アドウェイズで業務に取り組んでいた時代は、多くの転機がありました。しかし今考えてみると、その転機を“チャンス”として活かしきることができず、それゆえ結果に繋げることはできていなかったと思っています。

新卒入社後、配属された部署でなかなか結果を出せず、モヤモヤした気持ちを抱えていた時。同期のやましょーから「新しい部署を立ち上げることになったから、一緒にやろうよ」と声をかけてもらい、可能性を感じて飛び込んだ時もそう。

アメリカやインドネシアに配属され、海外という特殊な環境で仕事に取り組んだ時もそう。

当時の自分は、与えられたミッションの先にあるゴールを明確に描いて能動的に動くのではなく、流れに身を任せてしまっていた部分もあり、結果として何をすべきかを判断して自主的に動いていくことができず、周りからの期待に応えることができていませんでした。


▲インドネシア駐在時代(写真右上)

後悔先に立たず、とは言いますが、自分はこういったことがとても多い人間。チャンスをもらったのにも関わらず、結果に繋がらないことが積み重なっていき、自分を信じられなくなっていく。もう、会社を退職しようとも思っていたほどです。(全部自分が悪いんですけどね。)

やらないよりも、やる後悔。はじめて”選択”したキャリア

そんな思いを抱えながら過ごしていた2018年の夏。

UNICORNのCEO、やましょーに「一緒にやらないか」とまた声をかけてもらったのです。

その時はとても嬉しかったことを覚えています。しかし、今の自分が果たしてUNICORNに対して大きな貢献をすることができるのか。また以前と同じように、結果を出すことができないのではないか。躊躇をしてしまい、なかなか決心をすることができませんでした。

しかし、呼んでもらえることは本当にありがたいこと。この何年か、仕事で良い結果を出すことはできなかったけれど、そんな自分をやましょーは信じてくれている。やらない後悔よりも、最後にやって後悔をしたい。これを、アドウェイズでのラストチャンスだと捉えたのでした。

そしてジョインをした現在は、UNICORNのロジックを使って、Apple Search Adsへの配信運用をする業務を行っています。これはおかげさまで数多くのキャンペーンを配信することができており、継続的に取組んでいただけるタイトル数も増えてきています。


ジョインをした当時、UNICORNというチームにおいて具体的な役割を果たせておらず、どんなミッションを持って入ってきたのかを見失い、悩んだ時期もありました。しかし、なんでもいいから結果をだして貢献したい、自分ができる役割を探さなくてはならないという思いを持っていたことで、過去とは違い、諦めることはありませんでした。

Apple Search Adsとの連携はその思いが特に生きた例です。

他の広告商材とは違う、Apple Search Ads特有の要素がいくつかあるがゆえに拡販が難しく、UNICORNとしては注力しきれていなかった時期があったのですが、Apple Search Adsという新しい要素によりUNICORNが成長できるのであれば、それはそれでチャンスだと感じ、またそうすることで自分がチームに貢献できるとも感じたのです。

まさに、やらないよりも、やる後悔。この転機を“チャンス”として捉えなくてはならないと思ったのでした。

チームとしては注力はしないけれども、個人プロジェクトとして手放さず、価値を出すまで諦めずに続けていく。それは初めて“自分自身で明確に選択”した試みだったのかもしれません。

これまでは会社から与えられた業務の中で結果を出すことばかりに目を向けていましたが、UNICORNに入ってからは、自分自身で判断し、能動的に行動をしていたように思えます。成功するチャンスは自分で作っていく。待っているだけでは何も生まれないということを実感した体験でした。

確かな手応えを胸に、自分も他人も”信じて”働ける喜び


自分で選択をし、ひとつのプロジェクトを成功させた。この経験で得た学びは“次のチャレンジ”においても、生かすことができるのではないかと感じています。

UNICORNのメンバーは、全員が自分の役割を知っていて、またアクティブに行動をする人がたくさん集まっています。UNICORNにジョインをして彼らに触発をされたことも、自分の心境が変化したひとつの引き金なのかもしれません。

ちなみに、同期入社のやましょーは、今はUNICORNのCEO。意識をする必要はないかと思いますが、やっぱり少しは「差がついてしまったな」と立場を意識をする部分もあります。

ただ、それは決して嫉妬などではありません。UNICORNに誘ってもらい、自分自身が変化をするキッカケをもらった。「差がついてしまったけれど、いつかは追いついてやる。そして恩に報いたい」という感情なのです。

最後にあと一言だけ。

こうしてじっくりと自分のキャリアを振り返る機会はめったにないのですが、考えてみると、今が一番“手応え”を持って、そして自分も他人も”信じて”、仕事に取り組んでいるのかもしれません。

アドウェイズに入社して13年、ようやく“二歩目”をスタートすることができました。今後ともUNICORNを、そしてアドウェイズをよろしくお願いいたします。

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