1
/
5

創業8年目ベンチャー企業の経営者、CEO松本は何を考えているの?【2023年・経営会議】

 今後の経営方針について、2023年4月にCEO松本、COO坂本含めた経営陣に話を聞いてきました。

 2016年創業時に自社サービスをリリースし、2019年Webマーケティング事業へピボット後、事業成長を続けています。2023年で創業8年目を迎え、新規事業も始動しています。事業が拡大していく中で、CEO松本からBridgeの未来について話を伺います。

(写真の左側がCEO松本、右側がCOO坂本)

CEO・松本雄介のプロフィール:
2009年サイバーエージェント入社。インターネット広告事業本部に配属となり、1年目で新人賞受賞、翌年に営業マネージャー就任。
2013年、アドネットワーク事業の営業責任者となり、その後DSPなど新規広告プロダクトの事業責任者として立ち上げを経験。
2016年1月にBridgeを創業。趣味はガンプラ、アニメ、サウナ。

COO・坂本 理恵のプロフィール:
2008年リクルート入社。ホットペッパービューティーの営業としてMVPなど数々受賞した後、サイバーエージェント子会社であるAMoAdに転職し、アドネットワーク事業のマネージャーを経験。
2014年、株式会社リクルートライフスタイルにて新規事業を担当。
2016年にBridgeを創業。趣味はゴルフ、料理、サウナ、たまにキャンプ。



- 昨年度末の経営会議で、Bridgeの未来についてお話ししたときの内容を伺えますか?

 2022年末にBridgeの組織や事業計画について経営陣で一度議論をしました。今後、上場も視野に入れている中でBridgeは3年先、5年先はどうあるべきか、そして今年2023年について話し合いました。その議論の中で、3つのポイントについて紹介します。

①経営理念について 〜創業した理由〜

 2016年に起業した当時から「日本を良くしたい、元気にしたい」という想いがあります。ご存知の通り日本は、戦後の復興後に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と呼ばれ、世界から評価されていました。しかし、世界から日本を見たときに日本の立ち位置が後退していることに大きな課題を感じていました。今の日本があるのは、戦後から高度成長期まで、自分達の祖父母や親の世代が築いた土台の上にあります。

 20年後、30年後の日本の将来を考えると、日本経済全体が後退することが想像できてしまいます。個人としても寂しいことですし、何かしらの形で「日本に貢献したい」「世の中に良い変化を起こしたい」という気持ちを持っています。シンプルに日本経済に少しでも貢献したいですし、日本経済を前進させる事業やサービスを作っていきたいとずっと思っていました。

 今、「MAKE A CHANGE 〜世の中に変化を起こす会社〜」をビジョンに据えていますが、今後、僕が実現したい未来を作っていくためにも、もう一度企業理念について考えていこうと話をしました。

②事業計画について

- 今のBridgeの現状、今後について伺えますでしょうか?

 まず採用から話しますと、昨年2022年も多様なメンバーに入社いただきました。新規事業のプロダクト開発の動き出しから、シニアなエンジニア、営業部門のMGR候補、マーケティングのスペシャリストの方にも入っていただけました。継続的に事業が拡大しており、足元の基盤を整えつつ、新規事業のアクセルも踏めるような状態になってきています。

 準備していた新規事業がリリースし、順調にスケールすれば、今後エンジニアとコンサルタントの人員も増えることになります。Webマーケティング会社として成長しつつ、将来的に自社プロダクトを持つ、テクノロジー中心の会社に変わっていく可能性も十分にあると思っています。

(※直近数年でジョインしたメンバーの出身企業)


また今後の事業計画については、2026年度末で数十億円の売上規模を目指していこうと思っています。

毎年180%〜200%近い成長曲線を描く必要があり、採用を含めた組織拡大を考えていく必要があります。具体的には2022年度末で20数名の規模でしたが、2024年度には50-60名ほどの組織へ拡大させる計画です。2023年、2024年で組織体制を構築できるかが大きなテーマです。

(※イメージ図)

 そして2024年度末に「いくつか選択できる状態」まで持っていこうと考えています。選択というのは、上場を目指すのか、新規事業への追加投資か、既存事業を安定して伸ばしていくかもしれません。何がベストな選択になるのか、2024年末までの2年間で判断していこうと思っています。将来的な飛躍を考えると、2023年、2024年度が急拡大時期の初期段階にあたり、今後のBridgeの基盤を作る重要な期間です。やらなければいけないことも増えますし、今いるメンバー、これから入社するメンバーには多くの役割や成長機会を作れるのでないかと思っています。


- 事業が拡大している中で、なぜ新規事業へトライしているのでしょうか?

 新規事業にトライしている理由は、継続的に会社を成長させるためです。Web広告代理店事業、SEO事業の2つの事業が毎年180〜200%近い成長を続けていますが、もしかすると事業成長が減速してしまう可能性はあります。既存事業が伸びている今だからこそ、新しい事業、伸びる市場で新しい事業を生み出しつづけるべきだと思っています。

 また「自分達で事業を作りたい、社会にインパクトを与えたい」という創業当時の想いもあります。ベンチャー企業として社会にインパクトを与えたい、新しい事業に挑戦したいと考えていて、その一歩として新規事業を2023年上旬にロンチしました。まずはβ版で顧客に提案していき、フィードバックを基にプロダクトの改善しつつ、事業を立ち上げていきます。


※参考までに、新規事業担当・森部のインタビュー記事を記載します。
Bridgeのビジョンを実現したい! 新規事業を立ち上げる「楽しさと苦しさ」【メンバーインタビュー】
https://www.wantedly.com/companies/bridge-world/post_articles/350096


③組織について

〜「人材育成・仕組み化」の1年〜

- 今後の事業展望、どのような組織を目指していくのか教えてください。

 直近数年の話をすると、今のWEBマーケティングの事業を確実に伸ばすためには「人材育成・仕組み化」が重要です。今のデジタルマーケティング業界においてはトレンドのアップデート、新しい機能やサービスリリースが高頻度に起こるため、デジタルマーケティング支援を行う側も学習難易度が高くなっています。個人の努力で、網羅的にスキルを磨くことは難しくなっています。

 一方で数十億円の売上規模を運営するためには、運用体制やコンサルティングの品質をより向上させる必要があり、人材育成が必要不可欠です。新しく入社したメンバーも含めて2〜3年かけて成長を待つのではなく、早期に活躍できるような育成体制、事業設計が求められます。新しく入社するメンバー含めて、社内の「人材育成・仕組み化」を高速に作り上げる必要があります。そのために今から組織改革や若手の抜擢を進めていきます。

 Bridgeとして初めての新卒採用を行い、2023年4月から新卒も入ってきています。将来の組織図をイメージする中で、フレッシュなメンバーに活躍してもらうためにも2023年、2024年は「人材育成・仕組み化」に注力する期間になります。会社として皆が成長できる環境を整えつつも、メンバー一人一人の突き上げで会社のカルチャーを作っていきたいです。

(2022年秋、Bridge初の新卒内定式の写真)


挑戦する組織を作る。

- 松本さん自身はどんなタイプの経営者ですか?

 僕自身は、偉大な経営者の方々とは違い、すごいビジョナリーで事業戦略を描けるタイプの人間ではないと思っています。優秀な経営者の方は事業を創ってから、その事業に合わせた組織を創っていくことがほとんどです。

 ただ僕は、組織ファーストで事業を作っていくタイプだと思っています。まずは組織の地盤を固めた上で、新しい事業やチャレンジを続けていくタイプです。だから組織文化や人間関係がすごく重要で、大きな夢を描きながらも地に足を付けつつ、どこまでも組織ファーストで事業運営を行っていきたいです。逆に、事業構想や事業企画が得意な人がいるなら、権限移譲して任せた方が良い、と思っていますむしろ任せたいですね。笑

 僕自身「こういう組織を作りたい」という想いは創業時から強く持っていた一方で「この事業がしたい、このドメインでサービス展開したい」という想いは少なかったんです。プロダクトファーストよりも組織ファーストの方が自分の性に合っていると思っています。いい意味で自由な発想ができ、新しい領域で挑戦できなと。

 また私自身の原体験からも、まずは手を挙げて挑戦することは大事だと思っています。新卒で入社した会社で、試行錯誤を積み重ねたら「できた」という小さな成功体験から「臆せずに挑戦することが大事さ」を知りました。だからこそ「挑戦する」というマインドを持った組織を作っていきたいです。

新しいアタリマエを生み出す。

- CEO松本さん自身は、どのような会社にしていきたいですか?

 諸々お話したのですが、一番大事なのは「組織文化・カルチャー」だと思っています。私自身は新規事業の構想、やりたい事業はいくつかあるものの、そこを実行できる組織文化が必要です。組織全体で、パフォーマンスを最大化できるかが大切です。自由闊達なカルチャーがあるからこそ、挑戦でき、新しいものが生み出せると思っています。前職の経験も含めて、メンバーが向上心持って楽しく働いている会社、組織はやっぱり強いです。規律と自由を両立した組織を作って、既存事業、新規事業を通して「新しいアタリマエ」を世の中に作っていきたいです。

 Bridgeを創業したときの「自分達で事業を作りたい、社会にインパクトを与えたい」という想いを持ちつつ、「日本を元気にしたい」というビジョンに向かって今年も突き進んでいきます。

 以上、経営会議の内容から、①企業理念、②事業計画、③組織の3つについてお話を伺いました。
新規事業や新卒採用も開始し、これから急拡大を目指していくフェーズです。直近2023年、2024年は「人材育成・仕組み化」が必要で、採用活動にもより注力していきます。ぜひ今後のBridgeを楽しみにしていただければと思います。

株式会社Bridgeからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?
株式会社Bridgeでは一緒に働く仲間を募集しています
5 いいね!
5 いいね!

今週のランキング

吉門 大知さんにいいねを伝えよう
吉門 大知さんや会社があなたに興味を持つかも