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なにをやっているのか

何度もオフィスでレシピ開発を重ねた創業初期―。余った食材はチームメンバーがそれぞれ家へ持って帰る―
週に1回以上、実際にレストランでシェフに料理を作ってもらい、素材の撮影やレシピのR&Dを行う―
―どんなことやりたい? ―メディアのようなインターネットだけで完結するプロダクトには自分たちとしては飽きた感じがあるよね。 ―手触り感のあるビジネスというか、リアルの世界とITを掛け合わしつつ...。売上とか流行とかを最優先するんじゃなくて、自分たちがカッコイイと思える、自信をもって知り合いにオススメできるようなサービスが作りたい 2016年の初夏、渋谷のPIZZA SLICEに創業直前のブレンドのメンバーが集い、どんな会社、どんなプロダクトを作るのかを話し合いました。 幾重ものチームMTG、投資先との壁打ちを繰り返し、2016年8月にTastyTableという食材キット宅配サービスをやると決断。創業メンバー3人はそれぞれレシピ開発、食材の仕入先の交渉、Webサイトの開発に動き出しました。 その2ヶ月後の2016年10月にTastyTableの事前受付を開始。11月にサービスがスタート。事前受付の反響から、年末には日経トレンディが発表する2017年予想ランキングで2位に選ばれる。

なぜやるのか

サービスリリース直後のIVSでのプレゼン。1位を取ることはできなかったが、事業の結果で勝負すると気合を入れるきっかけとなった―
多くの投資家、起業家の方々に協力してもらいながらサービスのブラッシュアップを重ねる―
"TastyTableは元々自分がユーザーとして使いたかったサービス。昔から同じ様なビジネスをやられている企業さんもいたんですが、ミールキットは時短を目的としたサービスが多いんですよ。野菜などの材料は全部切られていて、あえたら完成、料理するのがめんどうな人達のために設計されています。 でも僕たちのサービスは料理することの楽しさを伝える、体験してもらうことを優先して設計しています。少しだけ手間をかける分、自宅でレストランのような料理が作れます。 だから週末に時間があるタイミングで、作って食べて気の置けない恋人や家族、仲間と素敵な時間を過ごしてほしい。そういった思いがあって今のサービス設計にしています。 実はブレンドは元じげんの同僚の3名で創業した会社です。このビジネスのアイディアは退社前から持っていたんですが、他の2名は以前からフリーで動いていた中で僕はまだ会社にいたので、計画や具体的な事は僕が退社してから用意を進めました。 昨年日経トレンディさん恒例企画の、2017年ヒット商品予想の特集で「ミールキット」としてTastyTableが第2位に選ばれました。それからVOGUE JapanやZIP!、とくダネ!、スッキリなど数多くのメディアにも取り上げられ、おかげさまで知名度もユーザーもどんどん広がっています。 僕たちとしては出来るだけ多くの人にTastyTableを使っていただきたい。また1年で365日、朝昼晩と3回ある食事の中で、多くの機会にTastyTableで良い体験をご提供したいと思っています。 そのために、イベントやパーティーなどで使えるミールキット、平日のために少し簡単に作れるミールキットなど様々な利用用途に合った商品を今後準備していきたいと思っています。 また食というのは、人の生活・ライフスタイルに大きな影響を与えることのできるものだと考えています。一方で、今の時代はデザインやテクノロジーの力がより大きく、これだけ人に日常へも影響力が増している中で、食の分野においてはまだそこを活かしきれてない部分も多く感じています。 ブレンド社としては、最大限ITの力を駆使しつつTastyTableというサービスを通して新しい体験性や付加価値をどれだけ生み出すことができるか、本当にユーザーにとって価値のあるサービスを作っていけるかをチャレンジしたいと思っています。"  ―FASTGROWインタビュー記事『「食でライフスタイルに温もりを」じげんマフィアが自宅をレストランに変革する!?』より(https://www.fastgrow.jp/articles/brend-tao

どうやっているのか

左からファウンダーの鈴木、田尾(CEO)、北國
創業初期限定で名刺には顔写真を―。メンバーが15人を越えたあたりで写真はなくなるかも―。
現在はアルバイト、業務委託含めて10名弱のチーム。ただし、創業メンバーの3名を除くと正社員は0。これから共に事業をスケールさせていく社員第一号のポジションを募集中。 今は兎にも角にもスピード、機動力、実行力が全て。サービスブラッシュアップによる最高のUXの提供、事業としての数字作り、そして世の中全体にTastyTableを広めていくこと―。これらを作り上げていくために、新たなメンバーを必要としています。 スタートアップというChaosな環境の中だからこそ味わえる経験がTastyTableにはあり、実際にプロダクトをユーザーの元へ届けるという事業特有の手触り感もクセになります。