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17年前(2006年)のプロ野球ドラフト会議

漫画ドラフトキング 3巻より


このドラフト結果を今振り返ると、大卒や社会人で上位選出された選手の大半は、長く続かなかったり、思うような活躍ができなかった選手も多かったのではないでしょうか。


しかし、高校生ドラフトで上位指名されている田中将大選手、坂本選手、前田選手、會澤選手、梶谷選手は今でも現役1軍で活躍されています。就活して社会人になる新卒と高校生からプロの世界へ飛び込んだ彼らの素性や真っ白なキャンパスからスタートする境遇が、似ているように感じました。


また、ドラフト1位で優先的に試合に出る機会が増えることや強化選手のような待遇でチームに迎え入れられても、同様に活躍できるかもわかりません。


プロ野球選手に必要なこととして、この漫画ドラフトキングの中で語られていることでは、走攻守が3拍子揃っていても、プロでは活躍できない。一つでも人間離れしたものを持っていればよいということとされていました。

この描かれた世界をビジネスで置き換えると、高い学歴で有名大手企業に入社しても、思うように出世したり夢を実現できるかはわかりません。また、スキルについて人間離れというほど極端なものでなくても、稀少なものでも何か一つは語れるものがあるはずです。

例えばゲームが大好きで得意としている人は、普段からスマホやパソコンの様々な機能を駆使し、上手くなるために研究し仲間と情報交換しています。そのため、仮想空間でのコミュニケーション能力やITスキルが高い傾向にあります。全ての業界に通じるかはわかりませんが、コミュニケーションツールがオンライン中心になり、SNSやWebメディアで集客する時代においては、ゲームの世界で自然と学んでいることが多いのではないでしょうか。


漫画ドラフトキングでは、ドラフトで選ばれた選手、声が掛からなかった選手、プロを諦めたり、辞めた後など、それぞれの人生が描かれています。自分の選んだ人生において、突きつけられた現実や客観的な評価をどう受け入れて、新たな自分を磨いていくのか。 理想や夢を追いかけつつも、結果を受容して時代に合わせて適応する自分を楽しむことが大切であると感じています。

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