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【ギルドメンバーインタビュー】消防士からエンジニアへ!? 「エンジニア」を選んだ理由――人々を守る仕事の中で感じた悩み

こんにちは!

blank canvasの広報担当、ameです!

今回はインタビュー回!

blank canvasのギルドメンバーであり、以前交流イベントのレポートも書いてくださったサカタさんにインタビューを受けていただきました!

私がギルドメンバーに所属した初期の方からご一緒することがちょくちょくあった方で今となってはエンジニア、PM、営業等、様々な活動をしているサカタさんですが、なんとblank canvasにいらっしゃる前は消防士として働いていた方なんです!

消防士からエンジニアってかなり職種が異なりますが、どうしてエンジニアになろうと思ったんでしょう…?

とっても気になっていたので、個人的にも凄く楽しみにしてました!

そんなサカタさんへのインタビュー、ぜひご覧ください!!


【プロフィール】


ame:

本日はよろしくお願いします。

サカタ:

よろしくお願いします!

ちなみにサカタが初ですか。このインタビュー。

ame:

そうですね!

こちらも初めてなので少したどたどしいところもあると思いますが、よろしくお願いします…!

サカタ:

いえ全然大丈夫です! 僕もインタビューを受けることは基本ないので、普通に喋れればと思いつつ、せっかくなんで良いこと言えたらなと思います(笑)


「エンジニア」を選んだ理由――人々を守る仕事の中で感じた悩み

ame:

これまでの経歴みたいなところなんですけど、どうして消防士からエンジニアになろうって思ったんですか?

サカタ:

いくつか理由はあって、まず何で消防士を辞めようと思ったかなんですけど、

僕は東京都内の某消防署にいたんですけど、悩みがいくつかあって。一つは基本的に仕事が発生した時が人の不幸の時であること、もう一つが消防士っていう仕事が受け身であることでした。

ame:

あーなるほど…。

サカタ:

消防の現場っていうと、家が燃えるとか交通事故に遭うとか橋から落ちるとかで。

人助けをしたいと思ってなった仕事なんですけど、「現場に行きたい」とか「いっぱい経験を積みたい」って思うのは凄く失礼なことで…人の不幸を願うことだから、結論仕事がないのが一番みんな幸せなんですよね。

ame:

確かに、一番はなにも起こらないことですもんね。

サカタ:

そうなんですよ。僕は結構やる気があったので、そこがなんか悶々としたというか。やる気はあっても仕事がないのが一番いいっていうのが構造が歪だなと。

あと、さっき言った「受け身なところ」の意味合いとしては、消防の仕事って基本的に通報みたいなのがないと出動することがないんですよね。もし指令が一件もなければ本当にただ24時間待機してるだけで。だから人の為になにかをやりたいなら主体的に動ける仕事の方がいいんじゃないかなと…。あ、あともう一つ、消防士を辞めたきっかけの一つに元同僚の影響もあるんですよ。消防士は最初に消防学校というところに入るんですけど、そこで同じ部屋だった同い年の仲良かった元同期がいたんです。そいつが急にやめるって言いまして。

やめて何やんのって聞いたらバックパッカーやるって言い出したんすよ。

ame:

バックパッカー!?

サカタ:

そうそうバックパッカー。旅人ですね。世界中をリュック一つで旅する旅人になるって言って、本当に辞めて実際になったんですよ。 その彼がとんでもなく自由な旅をしてて。ヨーロッパをギリシャぐらいからノルウェーまでを0円でヒッチハイクで縦断したりとかアメリカをバイクで横断したりとかしてて。時間場所に縛られてなくていいなって思ったりもしたんですけど、彼YouTubeで旅の様子を発信したりもしてたんです。

その内容が元気をもらえる内容なんですよね。自由にやってるのもそうだし、ヒッチハイクとかで色んな人と出会ってたりとか。結構感動するような内容で。

それで元々うつ病で引きこもって家から8年間ぐらい一歩も出られなかった人が動画にコメントしてくれてたんです。「ずっと家から出れなかったけどあなたの動画を見て元気をもらえて一歩外に出れました」っていうコメントがあったんですよね。

ame:

へぇ~すごい!

サカタ:

凄いっすよね! それ見た時に自分はっとして、「これも1つの人命救助のカタチだな」みたいなことを元同僚が言ってたんですよ。いや本当にそうだなと。その時に、自分がやりたいのってこういうことだなと思ったんです。

自分東京都の某消防署にいたんですけど、自分の管轄エリアの人しか守れないんですよね。狭いって訳ではないんですけど一つの市町村しか守れない、それ以外の人がどんなに助け求めてようが助けに行けない。

でもWebって世界中の人に発信できるしサービスを提供できるっていうのがなんか凄く良いなって思ったんです。なのでWeb系の仕事を探して、自分に合っているものを選んだ結果エンジニアを選びました。

ame:

なるほど。

サカタ:

これが結構いい話の方ですね(笑)

それ以外の理由としては、時間場所に縛られないし、未経験からもある程度時間場所に縛られず、かつその頑張り次第で高収入になるっていうところも選んだ理由の一つではあります。

ame:

それらを総合的に考えて転職しようってなったと。

サカタ:

はい。それから転職したいって考えた時に、せっかくならなんかやりたい仕事、自分に合ったことがしたいなと思って、転職診断を受けたんです。無料で受けれるやつあるじゃないですか。あれを五個ぐらい受けてその内の四つにエンジニアが含まれてたんです。

流石に気になるなと思って、そこからWeb系の仕事を調べ始めたという流れですね。

ame:

なるほど。ありがとうございます!

ちなみにサカタさんって関東の方ではなかったですよね。

サカタ:

そうですね。

ame:

東京の方に就職された理由ってあるんですか?

サカタ:

東京にあるレスキュー隊ってところに入りたかったんですよね。やっぱり東京って色んな技術や機材とか、ものによるんですけど、結構トップレベルというか。なのでせっかくならそのレベルの高いとこでやりたかったっていうと、あれですけど。 災害派遣とかも結構東京から出てたりしたんで、色んな経験積めるかなって思ったのが大きいところですね。東京のレスキュー隊になりたかったみたいな感じです。

ame:

(向上心すご…)


自由度の高い、常にアップデートの世界へ

ame:

消防士からそのエンジニアになって、変わったことはありますか?

職種はだいぶ違うと思いますけど。

サカタ:

そうですね。変わったことは多すぎて分からないんですが、一つは本当に自由だなと思いますね。家の中にいて仕事ができるっていうのがかなり最初は新鮮でした。通勤もないし、苦手な上司も会わないし、凄いなって。 それと自分結構物作りが好きっていうのもあったので、それも仕事を選んだ理由の一つです。やっぱりクリエイティブというかこう自分の手で作り上げていく仕事っていうのは、凄く楽しいなと思いました。 僕が働いた経験が消防士とblank canvasの二つだけなのでなにかと前職と比較になっちゃうんですけど、前職はルーティンワークというか、もう決まった書類作成とか、意外と事務所作業多かったんです。

自分は古いことをずっと変えずにいるよりどんどん新しいの取り入れた方がいいっていう思想が結構あるので、新しい技術をキャッチアップしていくことが面白いなと思いました。

ame:

プログラミングとかって、凄い、常に新しい感じですもんね。

サカタ:

そうですね。常にアップデートというか…。僕はそんなにゲームで遊ぶタイプではないんですけど、ゲームって全クリしちゃうとなんか寂しくなっちゃう。それと比較して、プログラミングって良くも悪くも一生終わりがないので、人によって合う合わないはあると思うんですけど、自分は結構面白いなと思ってます。


エンジニアからPMまで!? エンジニアになって気付いたこと

ame:

今の主な業務内容というか、自分の認識だとサカタさんって今年に入った辺りからPMのお仕事とか結構多かったような気がして、でも初めはエンジニアとして入社したじゃないですか。 Reactの案件とかもご一緒したことありますし、PMの方をやろうと思った理由ってあるんですか?

サカタ:

ありがとうございます。これも、一長一短でもしかするとエンジニアになってから気付いたことの一つにもなるのかもしれないんですけど、お客さんの顔が見えないのが結構個人的には衝撃だったんですよ。

ame:

あー確かに!!

サカタ:

ずっとエンジニアリングをやってる人はそこを多分あんまり疑問に思わないのかもしれないんですけど、僕の今までの仕事では当然目の前に人がいて、その人に手を差し伸べる。場合によってはありがとうって目の前で感謝される仕事だったんです。それが基本的にフルリモートでコードを書いてってなった時に、ユーザーの顔が見れるわけじゃないので自分が作ったサービスって誰が使ってるか分かんないじゃないですか?

ame:

そうですね。

サカタ:

エンジニアとしてプロジェクトに入ってたらエンドクライアントのお客さんとも基本的には会話しないので…その時に「これは誰の為にしている仕事なんだろう? 」と思った時期があって。感謝されたいわけではないんですけど、お客さんの顔が見えるところで仕事がしたいな、思ったって感じですね。

ame:

なるほど。それでPMも始めたんですね。 PMのお仕事でもエンジニアとしてのお仕事でも、やりがいを感じる瞬間はありますか?

サカタ:

やりがいは色々あります!!

まずエンジニア側だと…プログラミングって呪文を唱えたら火が出るみたいなものだと思ってて、自分が思い描いた機能がばしっと実装できて、きちんと画面に反映された時は凄いやりがいというか、面白いなと思うところですね。

あと、PMの文脈みたいなところで言うと、前提として世の中の仕事は全部人の為にある仕事だとは思うんですけど、やっぱり人のためになってるなと実感した時や実際人の為になれた時が個人的には喜びに直結するなと思っていて。ちゃんとリリースとかできてお客さんから感謝された時はやりがいを感じますね。


改めて、blank canvasに対して

ame:

blank canvasに入社して、どのような印象持ってるかお聞きしたいんですけど、そもそもblank canvasに入社したのは有馬さん経由でしたっけ?

※ 有馬さんはblank canvas副代表の方で、これまで何度か記事を書いていただいてます。

【役員の雑記】「人と人をつなげること」について | 株式会社blankcanvas
どうも、副代表の有馬です。今回は僕が仕事としている「人と人をつなげること」についてを出力していけたらと思います。お付き合いいただければ幸い。ある日エンジニアメンバーとの1対1の会話の中で、どうい...
https://www.wantedly.com/companies/blankcanvas/post_articles/920571?utm_source=t.co&utm_medium=share&lang=ja
【役員の雑記】うさんくさい自分の役割 | 株式会社blankcanvas
どうも、副代表の有馬です。今回は「自分の役割」というトピックについて出力していきたいと思っております。前後は割愛しますが、十年来の友人との会話の中で「僕の得意なこと」についての話になりました。そ...
https://www.wantedly.com/companies/blankcanvas/post_articles/928213



サカタ:

そうですね。 元々、消防士の時にもうプログラミングを学ぼうと思って、自分がプログラミング学ぼうと思った時に最初二ヶ月ぐらい独学を始めたんですよ。内容は理解できたんですけど結論挫折したんです。これをどう実務に使っていくのかが分かんなくて。例えば変数とか関数とか、「ふんふん分かったぞ」って気がしたんですけど、じゃあどこでこれ使って最終的にWebエンジニアの仕事は成り立ってるんだみたいなところが全く想像つかなくて。

それで挫折したあと、プログラミングを教えてくれたのが有馬さんだったんです。

ame:

そうなんですね。ありがとうございます。

それからblank canvasに入ってって感じだと思うんですけど、blank canvas、今どんな感じの印象持ってるとかありますか?

サカタ:

印象は間違いなく良いです。じゃないと長い間続けてないので(笑) blank canvasはやっぱり個人を大事にしてくれてる印象がありますね。

ame:

分かります…! 私も真っ先に「メンバーのこと大切にしすぎてる…!」って印象が出ます(笑)

サカタ:

これベンチャーだからなのかは分かんないんですけど、こんなに自分の意見を聞いてくれるんだなぁと。

例えば自分がPMしたいって言ったらそこに入れてくれたりしてくれました。あと、自分は営業の仕事もやってたりするんですけど、そこでもこういう施策打つといいんじゃないかみたいなところはまず聞き入れてくれて、実際に何かに反映してくれたりとかっていうところが自分も役に立ててるんだなと感じて楽しいですね。

ame:

自分の意見を尊重してくれる環境って素敵ですね。

サカタ:

自分も一員としてやれてる感がありがたいです。 あとこれは個人的な感謝ではあるんですが、未経験からのIT転職ってなかなか難しいって思ってたんですよね。エンジニア転職でWeb系の受託開発なんてなかなか入るのが難しいところを、人間性みたいなところを買ってくれて「技術はあとからついてくるから一緒にお仕事をしたい」と言ってくれたことに非常に感謝しているので、blank canvasにもそうですし、それを通じてお客さんにも何か還元していきたいなっていう気持ちはあります。

ame:

ありがとうございます。

blank canvas、本当にどうしたいかとか何したいかとか凄い個人に寄り添ってくれてて、自分も凄い会社だなって思います。

サカタ:

いやそうですね。色んな人に「今働いている会社(blank canvas)どうなん」みたいなことを聞かれて、働いている環境のことを答えると「そんな会社普通ないよ」って凄い言われます(笑)

「出社なし」「オフィスなし」っていうところなんかは分かりやすい例ですし、それこそPMやりたいってたらPMやらせてくれるとか、自由を重んじてるっていうところ、凄いです。

ame:

ですよね。前に私も「何がしたいか」を聞かれて、個人的に会社でやりたいことを言うって結構結構わがままなことかなって思ってたので、それを言った時に凄く真剣に考えてくださったところに凄い驚いた記憶があります。

サカタ:

確かにそれめっちゃ分かります。自分もわがままかなと思って言ったことがむしろ「ありがとうございます」「そういう意見嬉しいです」みたいに言われたのがもうめっちゃびっくりしましたね。 なんだろう。壁を作ってたわけじゃないけど、こっちが変に遠慮してたんだな、もっと自分から言っていいんだなと思った記憶がありますし、今もたまに思います。

これからのこと、たくさんの可能性

ame:

それでは最後に、今後の目標ってありますか。

サカタ:

個人的なところで言うと三つくらいあって、一つは「色んなモダンな技術を身に付けていきたいな」って思います。エンジニアっていう職業になってそれこそPMとかもやったんですけど、新たにキャッチアップして技術を身に付ける、物を作っていくみたいなところが面白いなとやはり最近改めて思うからですね。

二つ目は、受託ももちろん良いんですけど、自分でサービスを作って世に発信していく自社開発的なことをゆくゆくはしてみたいです。

これは具体的な計画などは全然定まってはないんですけど。そういうサービスを作ってみたいな〜っていうのが一応願望としてはあります。

三つ目は特にワクワクする目標なんですが、自分は元同僚のバックパッカーの影響もあって、海外とか行ってみたいなと思ってますね。今blank canvasに所属して時間や場所にも基本的に制約がないので。 なんか海外でワーケーションしながら働くとか。もちろん国内でもいいんですけど、色んな旅しながら、自由で視野の広がるような働き方をしたいです。

あと最後に、blank canvasの一員としては、これがblank canvasの目線と合ってるかは分からないんですけど、やっぱり会社を大きくしたいです。

今は営業の仕事もやらせてもらってるので、「blank canvasいいよね」とたくさん思ってもらって色んなご依頼をいただけるようにもっと頑張りたいです。

あとblank canvasを知らない人にもblank canvasの強みや、「こんなことできるんですよ」っていうところをお伝えして興味を持っていただいた方にギルドメンバーになってもらったり、その方々と一緒にお仕事ができる、という動きをどんどん広げていきたい、というのがblank canvasの一員としての目標かなと思います。


――サカタさん、インタビューを受けてくださりありがとうございました!


【株式会社blank canvas 公式HP】

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ここはエンジニアが集う場所。お客さんからの依頼を、 ギルドのエンジニア達が 最適なチームを組んで解決する。それぞれが個人の力で 生きていかなくてはいけない時代に、自分の足で立ちながら、 仲間と一緒に仕事をする。ギルドはそんな場所なのです。
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