こんにちは。コーポレートコミュニケーション局の川島です。今回は、メディア局 局長の長沢美香さんにインタビューしました。
長沢さんはSP(Sales Promotion)業界の経験を活かしてPR業界へ転身し、20年以上に渡り企業のブランディング、マーケティング支援に従事しています。旭化成ホームプロダクツ様、マツモトキヨシ様等、生活に密着した製品・サービスを届ける企業を支援する統合型PRチームを統括。現在はメディア局の局長として多様化するメディアニーズを把握し、経営課題を解決するコーポレートブランディングやマーケティングPRを担っています。
前編では、SP業界から転職に至った経緯や現在のメディア局 局長に至るまでのキャリアについて聞きました。
ビルコムにジョインするまでの経緯
ビルコム入社以前は、SP業界でインストアプロモーションの設計、実行をしていました。SPはいかに購買の後押しをするかが重要なのですが、流通の力が強化されたことで、メーカーが何か店頭でやろうと思ってもできない制約が増えてきてしまいました。女性の社会進出などによって生活者側にも大きく変化があり、クイックショッパーが増えていったんです。店頭でゆっくり買うものを考えるのではなく、買うものを決めて来店し、買うとすぐに帰ってしまう。このような課題から、「指名買い」させることへの重要性を感じ始めたと同時に、SPだけでできることへの限界を感じていました。そこで、外部のPR会社と連携して、アウトストア(店頭に来るまで)にそのブランド・プロダクトを「指名買い」してもらう施策にチャレンジしたんです。結果としては、様々な壁にぶつかり、私自身納得のいく成果には結びつけられませんでした。この苦い経験から、自身でPRのノウハウを身に付け、マーケティングの幅をもっと拡げたいと思い、PR会社への転職を決意しました。そして2015年2月、ビルコムへ入社しました。
コンサルタントから、メディア局 局長に至るまで
入社後はじめの2年間は、コンサルタントとして現場でPRの基礎を学びました。SPとPRはやっている内容は近いのですが、目的と手段が異なるんですよね。SPはマーケティングの川下、PRはマーケティングの川上だと思っています。3、4年目は会社の組織が事業部制になり、7人前後で構成されるユニットの部門長として、コンサルティングやメディアを統括する業務に従事しました。その後、コンサルティング部門の部門長を経て、2021年からはメディア局 局長として、メディアプロモーターのマネジメントを行いながら、各プロジェクトの品質管理に従事しています。
私は元々、自分がこういう役割につきたいというキャリア志向はあまりなく、求められたことをやっていく中で自分が何をやりたいのかを考えて実行していくタイプです。なので、ビルコムでのキャリアも自分が会社に求められることを一生懸命やっていく中で、部門長や局長のお話をいただき、ありがたくやらせていただいて現在に至ります。ビルコム以前も部門長のようなポジションに就いていましたが、入社後すぐに統括する立場ではなく、現場でコンサルティング業務を経験できたことが、私にとっては非常に勉強になりました。PRのことを深く知ることができましたし、この2年間の経験があって本当によかったなと思っています。PR分野の専門性が身についたことにより、SPでの経験も活かすことができ、お客様へ長いスパンを見据えた企画をご提案できるようになったことが、1番のキャリアアップかなと思っています。
昨年のメディア局への異動は、私にとって大きなターニングポイントでした。前任にはみんなから絶大な信頼をされていた素晴らしい局長がいたのですが、どうしても家庭の事情で退職することになってしまい、経営陣は本当に困っていました。そんな中、私に声をかけていただいたんです。正直、不安な気持ちは半分ありましたが、それよりも新しいことにチャレンジできる喜びの方が大きかったですね。メディア経験がない私にメンバーが付いてきてくれるんだろうか、という不安はありましたが、わからないからこそみんなに教えてもらいながら一緒にやっていこうと思いました。前任者が、メンバー同士で指摘をし合える良い文化を作ってくれていたため、私が入っても快く受け入れてくれました。多分、みんな「長沢さんを助けなきゃ」って思ってくれていたと思います。私がアドバイスできない部分は「〇〇さん代わりに答えてくれる?」など、元々いたメンバーやチームリーダーに支えてもらっています。みんなが私を局長にさせる気持ちで支えてくれていると思いますし、今も色々な場面で助けてもらいながら、一緒にチームを築いています。(後編に続く)
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