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『ONE TEAM』強いI(One)がWe(Team)をつくる

2019年の流行語大賞『ONE TEAM』は良い言葉ですね!

20年以上も前、当時お取り引きをいただいておりました米国のIT企業のイベントがOTC「One Team Conference」という名称で、「ONE TEAMってカッコいいなぁ!」と思い、拝借してちょいちょい使っておりました。

年末のこのシーズン、

「おし、来年もワンチームで、みんなで頑張ろー! オー!」

なんて掛け声が、どちらかの広告会社の営業課長さんなどが忘年会でチーム員にハッパをかけているシーンが想像できます。

どこぞの広告会社の営業ブチョー


この「みんなで頑張る!」は一見美しいのですが、真剣勝負のスポーツや、ビジネスのシーンでは場合によってとても危険だと思います。チームワークが危険とか、必要ない、という意味ではありません。


チームの目的がバラバラであったり、あっても、その意識が低いメンバーであった場合「みんなで頑張る」では勝てないと思うのです。

そんな意識が低いメンバーが集まったチームの特徴として、まずチームの和を創ろうとします。主語は私たち、Weで語ることが多いようです。で、チームの和、輪を創るために飲み会で「みんなでガンバロー、オー!」

これは紀尾井町あたりの広告会社営業部でも見たような気がします。

そんな酒席で議論されるのは社内改革が中心ですね。
「俺に言わせりゃ、、、」「うちの会社は、、、」と言うお決まりのフレーズが飛び交います。
(これを書きながら自分自身後ろめたくて心が辛い。。。)

会社内やチームで語る際の主語が、WeやTheyが増えてきたらヤバイです。
普通の人の習性として、ついつい自分の責任をボヤかしてしまう、他責にしてしまいたい時にWeを使いたくなります。

それは本来のチームワーク、ワンチームとは似て非なるものではないでしょうか?

試合の勝利より打ち上げのビールの楽しさを優先する草野球チーム的組織ならそれで良いかも、ですが。。。
チームの一番の目的が試合後に美味いビールを飲むならです。
「今日もよく頑張った、負けたけど、楽しかった、みんなありがとう、カンパーーイ!」

言うまでもなく、ラグビー日本代表の『ONE TEAM』は一人一人の個(I)がとてつもなく高い目的意識を持ってチーム(We)を形成しています。それは世界レベルで勝つ。

『ONE TEAM』とはもちろん一つの強いチームとして、という意味ですが、私はこのONEは強い意志を持ったONE、つまり一人一人も意味するものではないかと勝手に解釈しております。

「スポーツもビジネスも勝ち負けやお金が全てではない!」は勝てる人が言ってこそ輝きます。

野球の名監督の言葉にもあります。
「和を創って勝つのはアマチュア、プロなら勝って和を創れ!」

ついでに言えばカッコいいロックバンドも同じで、主語は常にI、オレで語るのがロック的思考です。

「私はこう考える。共にその目的を叶えたいメンバーがいる。だからここにいる。」

そんなメンバーが集うチーム、会社に1ミリでも近づきたいと思います。

本年も『西葛西駅前タイムズ』そしてこのような気ままなコラムにお付き合いくださりありがとうざいました!2020もパートナーさん、クライアントさんとONE TEAM を目指し頑張ります!

※本記事は弊社オウンドメディア 「ニシタイ」にも掲載されております。よろしければご覧ください!
https://nishitai.bigbeat.co.jp/detail/0000001243
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