王道キャリアを歩まなかったからこそ伝えたい。選択肢を増やす大切さーー溝口友理 | Beyond Cafe's Member
Beyond Cafe__社員インタビュー!今回のメンバーは、未経験から営業に挑戦し、入社1ヶ月目から目標を達成!WantedlyでBeyond Cafeを知り超スピード内定で入社を決意され、入...
https://www.wantedly.com/companies/beyondcafe/post_articles/354289
あなたは、自分の命を燃やしてワクワクできる場所を見つけられていますか?
株式会社Beyond Cafeは、「働くを、夢中に。」をMISSIONに掲げ、日本のキャリア教育をアップデートし、全ての若者が「働く」を通じて人生に夢中になれるキッカケの創出を目指す、創業8年目のキャリア教育系スタートアップです。
2016年の創業から現在に至るまで、就活生向けの事業を複数展開しており、そのうちのひとつ「キャリアイベント」は、年間100回を超えるイベントを開催していたほど、BEYOND CAFEのメインサービスのひとつと言って過言ではありません。
そんなBEYOND CAFEが企画・運営するキャリアイベントには、大きな特徴があることをご存知でしょうか。
一般的に、就活生向けのイベントといえば、「自己分析セミナー」や「グループディスカッション対策セミナー」など、ノウハウ系のイベントが数多く存在します。しかし、BEYOND CAFEでは、こうしたノウハウ系のイベントは開催していません。BEYOND CAFEイベントリーダー・溝口はこう語ります。
─────「働く」とは、「自分の命を燃やしてでもやりたい生産活動」であり、生きる意味や意義が現れるものである。 ─────
就活生が就職活動を通じて出会うのは、企業だけではありません。生きる意味や意義を問い、自分自身と向き合った先に、就職先 = 企業との出会いがあるのです。BEYOND CAFEのキャリアイベントとは、一体どのようなものなのか。そして、どのような思いが込められているのか。その真意に迫ります。
溝口 友理(Yuri Mizoguchi)/ RD(リクルーティングデザイナー)リーダー
1996年、岐阜県出身、文理学部卒。
新卒を捨ててオーストラリアへ。中高一貫校で日本語教師・放課後キャリアアドバイザーとして働く。中学1年生から高校3年生まで幅広い年代の教育の一環として、語学だけでなくキャリア形成にも携わる。
その後、現地の「食生活×教育」にまつわる事業を展開するベンチャー企業へマネージャーとして入社。店舗経営・人材教育等を主に担当する。ゼネラルマネージャーに昇進後は組織作りなど多岐に渡る業務を遂行。新型コロナ蔓延に伴い一時帰国をよぎなくされるもフルリモートで仕事を続けるが、自身のやりがいや今後目指したい世界への挑戦を考え退職を決意。
2021年6月、Beyond Cafeの新卒イベントチームへRDとして入社。営業未経験ながら、入社1ヶ月目に月間目標を達成。2022年3月より、RDとCSを兼任しながらリーダーに昇格。
Work and Live to entertain yourself, broaden your world.
「自分を楽しませるため、世界を広げるために仕事をして生きよう」がモットー。
▼SNS
X(旧Twitter)
▼メンバーインタビュー
一言で表すと、「学生さんが就職先を見つけるためだけのイベントではなく、自身の未来を幸せなものにするために、自分を知り、社会を知るためのイベント」です。
私たちBeyond Cafeは、MISSION「働くを、夢中に。」を実現するために、VISION「キャリア教育のアップデート」を掲げ、若者向けの事業を複数展開しています。そのため、BEYOND CAFEのサービスは全て、「就活」よりマクロな観点である「キャリア教育」という文脈における意義を追求したものになっています。
その上で、私は、就職活動がキャリア教育の一歩目になると考えています。自分らしいキャリアを歩む上で、生きる意義を見つけることは非常に重要でありながら、簡単なことではありません。学生さんの中には、つい焦って、業界や企業選びから入ってしまう方もいるでしょう。
ですが、本来あるべきは、まず自分が何者であるかを知り、その次に、自分と近しい価値観の企業を探すことだと思います。キャリア教育から就職活動へ、という流れですね。BEYOND CAFEのキャリアイベントの特徴は、この流れを徹底しているところにあると思います。
BEYOND CAFEでは、数種類のキャリアイベントを開催しているのですが、私が入社してからの2年半で最も力を入れたのは、選抜型のピッチイベント「BEYOND CHALLENGE」です!
BEYOND CHALLENGEは、参加学生さん一人ひとりに専属のメンターが付きます。このメンターは、BEYOND CAFEのプロのキャリアデザイナーが務め、丁寧な面談を通じて学生さんの過去をヒアリングします。学生さんは、面談によって言語化されたご自身の特徴や強みをもとに、メンターと共に自分だけの自己PR資料を作成し、自己PRを練習します。イベント当日は、作成した資料を用いて3分間の自己PRを行い、最大6社の現役人事様からリアルなフィードバックをいただけるイベントです。
本イベントの醍醐味は、イベント前のメンターとの面談と、イベント中に人事様からフィードバックをいただくことで「自分を知り」、イベント中とイベント後で企業とつながり、「社会を知る」ことができるところ。まさに、キャリア教育から就職活動の流れを実現しうるイベントなのです。
キャリア教育のアップデートを追求した結果、BEYOND CAFEのイベントの中で、最も内定承諾が生まれるイベントは、BEYOND CHALLENGEになったんですよ!
あります!自社の採用スタンスがBEYOND CAFEの思いと近しく、私たちのイベントに賭ける思いに共感してくださるところですね。自社の採用活動だけを考えれば、気になる学生さんを自社で囲い込む企業様が出てきてもおかしくないところですが、BEYOND CHALLNEGEに出展される企業様は、学生さんがより幸せな人生を歩むことを第一に考えて接してくださるところばかりなんです。
こうなる理由は、各社様の採用スタンスももちろんあると思いますが、イベント当日のフィードバックだけでなく、学生さんの「価値観」を深掘る問いを投げかけていただくようにしているからこそ、本当に学生さんの人生を思う企業様が揃うのではないかと思います。
学生さんは、ご自身の強みが発揮された経験、将来ビジョンなどを自己PRします。人事様は、それらの情報をもとに、将来ビジョン設定の背景や原体験に隠された譲れない価値観などを学生さんに質問します。
BEYOND CHALLNEGEに出展される企業様は、学生さんのスキルや強みのレベル感を確かめる質問ではなく、学生さんが何を考え、どのような工夫を通じて自分の人生に誇りを持とうとしているのか、こうした個々の価値観を知ろうとしてくださるんですよね。
ですが、学生さんの価値観を深掘り、自社とマッチするかを見立てることは、普段の面談や面接でも同様のスタンスで採用活動をされていないとなかなか難しいものです。リクルーティングデザイナーとして、BEYOND CAFEと同じく、キャリア教育の文脈で学生さんと接する企業様が多いことを誇りに思いますね。
ユーザーにとって「あったらいいな」ではなく「なくてはならない」価値を提供し、キャリアについて考えるきっかけを創出することです。これは、私が入社1年目に元上司と一緒に考えたイベントチームのコンセプトで、現在も変わりません。
以前、とあるXのポストを見かけました。たしか、1億円企業と5億円企業と10億円企業の違いについて書かれたものだったのですが、投稿者いわく「1億円企業は、なくても変わらない。5億円企業は、あると便利。10億円企業は、なくては困る。」だと。
このポストを見たとき、就活においても同じことが言えるのでは、と思ったんです。学生さんにとって、「就活を始めるなら、とりあえずこれに登録しておけばなんとかなる」に該当するサービスってありますよね。私たちの世代であればリクナビやマイナビ、現在であれば、ワンキャリアも含まれるでしょうか。これらのサービスは、先ほどのポストと照らし合わせると「なくては困る」です。
BEYOND CAFEは、媒体サービスではないため、「とりあえず登録しておけばなんとかなる」サービスにはなりにくいと考えています。とりあえず、BEYOND CAFEの公式LINEを友達登録したらなんとかなるだろう、とはならないのではと。では、キャリア教育だったらどうでしょう。
「幸せな人生を生きるために、多くの時間を過ごすキャリアについて考えるなら、BEYOND CAFEで面談しよう、イベントに参加してみよう」と学生さんが思えるようになったら、 これは「なくては困る」=「なくてはならない」サービスになったと私の中では思えるなと。そんな状態を目指したいと思っています。
おっしゃる通りですね。BEYOND CAFEのキャリアイベントは、学生さんや企業様が有象無象に誰でも参加できるものではなく、キャリアを前向きに捉え、働くことに生きる意味や意義を見出そうとしている学生さんと、そんな学生さんを採用したい企業がマッチングする、そんなイベントでありたいです。
だからこそ、各種イベントの企画に細部までこだわっており、偶発的な出会いの創出もこだわりのひとつなんですよ。
個人のキャリアの8割は本人が予想しない偶発的なことによって決定されると言われます。BEYOND CAFEのキャリアイベントでも「偶発的な出会い」を生み出すことをとても大事にしているのですが、ここで言う「出会い」とは、「企業との出会い」だけでなく、就職先の先輩社員や人生の先輩にあたるメンター、自分と異なる価値観を持つ就活仲間や同期などの「人との出会い」もあれば、イベントという「機会との出会い」も含まれると考えています。
私たちの役割は、イベントという機会を用意することだけに留まりません。完全なる偶然の出会いに期待するのではなく、ある種の必然的な出会いをどれだけ生み出せるかが、学生さんや企業様の未来に変化をもたらすきっかけになりますから。
はい、もちろんです。キャリアイベントを通じて生み出す価値として、企業様の成長に寄与することは欠かせません。
企業様が「Aさんと一緒に働けたらこんなことができそう」とワクワクを感じたり、「Aさんと一緒に働くためであれば、こんな工夫をしたい」と新たな生産活動に時間を充てようとされたりする採用のプロセスを共にデザインしていくことです。
まず前提として、私はリクルーティングデザイナーを「リクルーティングという採用のプロセスを企業様と共にデザインしていくプロ」だと定義付けています。重要なのは、リクルーティングは、「採用」という単品ではなく「採用のプロセス」を表しているということ。
採用のプロセスをデザインするということは、イベントに出展いただくこと、学生さんを採用すること、学生さんと出会うこと、というように、採用活動を点で捉えるのではなく、学生さんと企業様が出会い、選考に進み、内定になり、ご承諾になる、一連の流れを企業様と共にデザインしていくプロがリクルーティングデザイナーだと思うんです。
そうです。また、リクルーティングデザイナーには、2つの役割があると考えています。
1つ目は、学生さんの声を正しくヒアリングして企業様へお伝えすることで、企業様が内部から成長するように促すことです。先ほどお伝えした通り、BEYOND CAFEでは、イベントを通じて偶発的な出会いが生まれるような設計を工夫しています。
例えば、イベント当日まであえて出展企業様を学生さんに公開しないイベントもあるのですが、それは、企業様の知名度や業界イメージが先行して、学生さんがキャリアの食わず嫌いになってしまう状態を回避するために、あえてそのような導線を引いています。そのため、学生さんは事前に出展企業様の情報を調べることができません。つまり、企業様は、イベント当日の企業プレゼンで自社の魅力をしっかり伝え、学生さんを自社のファンにできるかが肝になります。
そこでBEYOND CAFEでは、イベントの事前サポートとして、企業プレゼン壁打ち会を開催しています。弊社の長期インターンの多くは大学4年生で、すでに就活を終えています。就活生と年齢が近く、かつ、就活経験のあるインターン生を就活生に見立てて企業プレゼンを行っていただき、インターン生が学生目線で企業様へフィードバックします。
この壁打ち会を通じて、自社の強みと弱みを客観的に認識することで、企業様が自社を正しく学生さんに訴求できるようになり、弊社のイベント出展時にかかわらず、ミスマッチが生まれにくい「採用に強い会社」へと内部から成長していくことに価値があると感じています。
ちなみに、この企業プレゼン壁打ち会は、BEYOND CAFEならではの事前サポートとして、各社から好評をいただいているくらい人気なんですよ。
2つ目は、営業活動を通じて関わる方々をエンパワーメントすることで、彼らが接する「現社員」「未来の社員=内定承諾した学生さん」「未来の社会人=選考で出会った全ての学生さん」にも、働く活力を与えられることです。
私が営業で関わるのは、主に企業の経営陣(代表・役員・人事)です。そのため、私と接することで、「溝口さんめっちゃ仕事楽しんでるんだな」「溝口さんって本当に学生さんのキャリアと真剣に向き合っているんだな」「私たちももっとやれる」と思っていただけるよう常に意識しています。
こうすることで、私たちが直接関わらないかもしれない遠くの方にも、私たちの価値が波及していくかもしれない、そう信じています。
まず、「働くを、夢中に。」を私がどのように解釈しているかをお伝えすると、私にとって「働く」は、「自分の命を燃やしてでもやりたい生産活動」であり、生きる意味や意義が現れるものだと思っています。そして、「夢中に」は、やりたい、絶対に達成したい、私が未来に何かを残せるかもしれないと「ワクワクしている状態」のことです。
努力は夢中に勝てないとよく言われますが、言い換えると、「want to = やりたくてやるのか」と「have to = やらないといけないからやるのか」の違いと近しく、want toは夢中、have toは義務の状態だと思います。
自己解釈のもと、弊社のMISSION「働くを、夢中に。」とキャリアイベントのつながりを考えると、自分の命を燃やしてワクワクできる場所はどこなのかを知るためには、BEYOND CAFEのイベントの特徴である「自分を知ること」と「社会を知ること」がめちちゃくちゃ重要であり、MISSIONの実現には、キャリアイベントの存在が欠かせないと思います。
社会が求めているから自分の苦手なことをやるのって、実はすごく苦しいことなんですよね。なぜなら、それは義務だから。でも、自分の好きなことややりたいことを社会が求めていたら、それはきっと夢中になるのではないでしょうか。BEYOND CAFEのキャリアイベントは、マッチングの質を非常に重視している分、自分と社会をしっかり知って、見て、マッチさせることができます。
BEYOND CAFEのキャリアイベントに参加した学生さんが、「働くを、夢中に。」を掴む日が来てほしいと心から願っています。
私は、日本のキャリア教育に足りていないことが4つあると思っています。
(1)就活開始前の学生さんが、自分の将来やキャリアについて考える機会が少ないこと
(2)就活開始前の学生さんが、社会と関わりを持てる機会が少ないこと
(3)受験のあり方によって、正解探しが当たり前になっていること
(4)日本人の自己効力感が低いこと
(4)に関しては、時に自らを下げる謙虚さが美徳とされる日本特有の文化によるものなのではと感じているのですが、それが故に「私はできる」と自信を持って自分の未来を自分で意思決定できる人が少ないと思っています。私たちは、これらの足りていないことに、キャリアイベントという切り口でアプローチしたい。
(3)に関して、例えば、BEYOND CHALLNEGEの場合、1回のイベントで最大6社の人事様から自己PRに対するフィードバックをいただけます。すると何が起きるかと言うと、一人の学生さんに対するフィードバックの内容が各社で全て異なるんですよね。学生さんにとっては、誰の言っていることが正しくて誰が正しくないのかわからず、大混乱です。
でもそれって、社会に出たら当たり前に発生するじゃないですか。これまでは、たった一つの正解を目指して全員が走っていたかもしれないけれど、社会はそうじゃない。1社1社異なる価値観を持ち、10社あれば10社分の正解や不正解が存在する。
一度に異なるフィードバックをたくさん浴びることで、違いを受け入れられるようになったり、さっき言われたことと違うという理不尽さを感じたりすることで、社会を知り、正解探しを求めなくなるといいなと。キャリアイベントを通じて、「自分だけの正解を見つければいいんだ」ということに気づくきっかけになると嬉しいなと思っています。
まさにそうですね。また、自己効力感の低さに関しては、 専属のメンターや企業様からのメッセージをもらうことによって、「私ってこんないいところがあったんだ」「私は、過去のこんな経験から、こんなスキルが身についていたんだ」といった自分のいいところを知るだけでなく、この先の未来もこの自分でいる可能性が高いという確らしさに触れることができます。
BEYOND CHALLENGEを通じて、企業様が自分を丸ごと認めてくれる、そんな自分らしさへの自信や納得を感じられる場面が少しずつ見えてきています。ですが、先ほど挙げた足りないこと4つでさえ、まだまだ解決に取り掛かれていないことがたくさんあります。現状に満足せず、就職活動期前の学生さんや中高生に対してもアプローチできるようなキャリアイベントにしていきたいですね。
社会と関わったり、自分の将来のキャリアを考えたりするきっかけや、おもしろいな、この人なんか出会ったことないタイプの人だなと思える大人に出会うような、そんな機会を提供できたら、私自身もワクワクして「働くを、夢中に。」を体現できるなと思っています。
後編は、1月中旬の公開を予定しています。
Beyond Cafeは現在、共に働く仲間を募集しています!
「働くを、夢中に。」
Beyond Cafeと出会ったことで、共に働く仲間、サービスを利用くださるユーザーさん、企業様、全員の人生が豊かになれば幸せです。
Beyond Cafeは今、さらなる進化を遂げようとしています。日本のキャリア教育をアップデートするには、まだまだエネルギーが必要です。
Beyond Cafeは、こんな壮大なビジョンを叶えるために、一緒に挑戦する仲間をお待ちしています。