こんにちは、株式会社ビーライズの小笠原です!前回に引き続き、社員インタビュー第二弾です!
前回インタビューした、新卒女性マーケター・松岡の記事は大変好評で、投稿してしばらくすると急上昇ランキング2位になっていました・・・!
松岡さんもなかなかに個性溢れる社員ですが、弊社にはまだまだ個性豊かな社員がいます!
今回はその中でも唯一外国人枠のカロル・セルディンスキさんにインタビュー!!!
ユーモラスでハンサムなポーランド人で、女性社員にも大人気。
そんな彼は東京支社にて、XRエンジニア(フロントエンジニア)として様々な開発に関わっています。
Unity / Unreal Engineなどを利用して、XR(VR、AR、MR)技術を駆使したアプリケーションや、シミュレーションソフト、教育コンテンツの開発をして活躍されています。
あらためて彼の身の上話などを聞く機会がなかったので、私たちに社員にとっても新鮮な回になりそうです!
小笠原
では改めてよろしくお願いします。
カロル
よろしくお願いします。これ(インタビュー)何回目?
小笠原
2回目ですね。
前回は新卒さんだったので、今回は経験豊富な転職組みであるカロルにお話しを伺おうと思います!
カロル
大袈裟だね(笑)
そんな大した話ができるほど経験してないと思うけど
小笠原
いやいや、日本でこうして働いている経緯だけでも大した話だと思いますよ(笑)
日本はもう何年目になるんでしたっけ?
カロル
インターンシップとか、もろもろ含めると7年くらいかな。
とある旅館で日本語のスキル向上のためにインターンシップしていました。
その時はポーランドの大学からきたインターン生ということで、
レストランでの配給とか、ベルボーイとか、10ヶ月だったんだけど色々な仕事させてもらいました。
小笠原
ベルボーイ(笑)
似合ってますね
カロル
そう?(笑)
ベルボーイは面白かったよ。
とても広い旅館だったし、普通にチェックインして部屋に行くまでに迷子になる人もいるから、道案内とかもしてました。
宿泊するお客さんはリッチな人で、大きな会社のCEOとかだったから、日本語的にも人生教訓的にも勉強になりましたね。
小笠原
いいですねー。
カロルって今年転職してきて、てっきり前回の職場が初めての日本で働く経験だと思ってましたよ。
カロル
たしかに、正社員というか、しっかりフルタイムで働いていたのは以前の職場だね。
でもその前からかなり日本に興味はあったんですよね。
小笠原
ほう・・・?
カロル
実はポーランドの大学を卒業してからずっと日本にいるんですよ。
小笠原
あ、そうなんですか!ポーランドで働いていたっていう訳でもなく?
カロル
そう。
元々は大学は建築科を目指していたんだけど、難易度が高くて挫折したんだよね・・・(笑)
そこで改めて自己分析をしてみて、昔から興味のなった日本とかかわることができる大学に入ることにしたんだ。
小笠原
昔から日本に興味あったんですね
カロル
ドラゴンボールとか、結構人気だったよ。私も大好き。
ポーランドで流れていたドラゴンボールは、なぜか音声がフランス語で、その上にポーランド語の声優さんが被せるっていう奇妙なスタイルだったけど(笑)
小笠原
日本でもディスカバリーチャンネルとかでよく見かけるような、英語音声に日本語音声を被せる的な?
カロル
それそれ(笑)
まぁとにかく、元々興味のあった日本についてもっと知るチャンスだと思って、日本語学科に行きました。
大学に通っているときに、留学してインターンしてってやっていたんですよね。
2年くらい留学していたんだけど、その時にはもう日本で働こうっていう決意は固まっていたかな。
食べ物も美味しい、自然も多いし、働きやすそうって思いました。あと京都とか奈良に行ったときに、まるで別世界のように感じて、ポーランドにはない魅力をもっと身近に感じたくて日本で働くことを決意しました。
小笠原
なるほど。もう結構日本文化にどっぷり浸かりたかったんですね。
それで以前の職場に来たと。
カロル
そうだね。
前の職場では総務部で、施設管理などをしてました。
小笠原
え!?
エンジニアじゃないの!?
カロル
実はね(笑)
オフィスの新しい活用方法を企画したり、新しい施設に機材を導入するときに配置をどうしたらいいかとか、結構マネジメント業務が多かったですね。
小笠原
あ、全然今とやっていることが違いますね。
どうして、ビーライズに行こうって思ったんですか?
カロル
まずはやりがいですかね。
前の会社でやりがいが全くなかったという訳ではないんですけど、自分の影響力がはっきりわからない。
自分が仕事したことが誰かにとってためになっているとか、貢献できたかっていうフィードバックがわからないんですよ。感謝されたいとか、そういう訳でもないけど、
自分の仕事のアウトプットを図りたいし、それを最大化できるような仕事をするようなやりがいが欲しかったんです。
組織が大きい以前の職場は定時できっちり帰るから、自分の時間を確保できたこともあって、色々な勉強をしました。その色々な勉強にチャレンジしてみて、Unityでシステムを組むことに結構ハマって、自分にはこういう職があってるんだろうなって感じました。
映像・写真・CG・unity開発などをすべて独学でつくってきて、転職のときにそのポートフォリオを社長とか役員の人に見せたら、結構反応が良かったんですよね。
そこでも色々な話をして、ビーライズの自由で、柔軟に色々な業界のコンテンツ制作に挑戦する社風を感じたことで、自分が次に挑戦できるのはここだと思って転職に至りました。
小笠原
いやぁ、カロルの作品は私見れないんですけど、数ある応募数のなかでもダントツにセンスあったらしいですよ。
カロル
好きでやっていれば自然に身につきますよ(笑)
小笠原
つよつよ発言ですね(笑)
カロルが転職してきて半年ほど経ちますけど、実際どうですか?
そのやりがいは感じますか?
カロル
予想通り、結構感じてます。
私がこれまで取り組んできたプロジェクトは、建築関係のトレーニング開発が主だったんですけど
お客様から「いい教材だ」「勉強になった」とか、そういうフィードバックを貰えることがあって、すごくやりがいを感じてます。
しかも安全教育は命に関わることですから、その人たちが自分のつくったコンテンツで安全に作業を行えて、事故による死亡を防げると思ったら、すごく大切な仕事をしていると感じることができます。
命は大事ですからね(笑)
小笠原
命は大事ですね!
私から見てもカロルは面白そうに仕事しているなと感じます。
これはカロルだから聞けることだと思うんですけど、
ぶっちゃけ日本人の働き方ってどうです?(笑)
カロル
ん~...私が日本で働いた経験しかないからポーランドとの比較はできないけど
ポーランド人として思うことは、とくにないかな。
日本での仕事は結構厳しいと聞いていたけど、それはきっとどこの国でもそうですよね。
日本が特別厳しいというわけではなく、日本には日本なりの働く文化があって、それに自分が合っているかどうかじゃないですけね。
あ、でも働き方というより、働く日本人について一言あります。
小笠原
え、なんですか?
カロル
「上司には言えないけど、部下には言える」というスタンスを取る人が気に食わない(笑)
小笠原
あー、いますよね(笑)
日本の職場だと上下関係がきっちりしているし、言語的にもその差をつくりやすい構造にあるから、必然とヒエラルキーが顕著に表れますよね。
カロル
その中でさっき言ったみたいなスタンスを取られると困るじゃないですか。
自分の気持ちをはっきり言えないこともそうだけど、その環境をつくっているのがその人たちであることを自覚してほしいね。
ポーランドでは日本ほど上下関係がはっきりしている訳ではないけど、一人の個人のスタンスとして自分が言うべきだと思ったことははっきり言うし、だから言われることも受容している。
ビーライズではむしろ後者の人が多いし、上の立場にいる人はもっと意見を吸い上げたいという気持ちすら感じるから、私は働きやすいですけどね(笑)
小笠原
たしかに。私もこっちの方が働きやすいです。
カロル
外国人なんじゃない?
小笠原
違います(笑)
最近縄文人って言われますが違います。
ちなみにこの記事は転職を考えている方や就活生の方に向けて書いているんですけど、カロルはどんな人と働きたいですか?
やっぱり先ほどのような自分の意見を持って伝えられる人?
カロル
まぁそうですね。
それは大前提ですけど、新しいことを嫌がらずに取り組めて、向上精神のある人かな。
この会社も成長の過程にいるし、ここで働くことで自分自身も成長できる。
あとは、ちゃんと対話ができる人。
Why we're doing this?
Why I want to try it?
Why I don't want to do it?
私はいつもプロジェクトにジョインするときも、自ら企画するときも常にWhyと自問しています。
議論するときも、いつもそのスタイルです。そういうことをちゃんと考えて自分の意見を言わないと、対話になりませんから。
けど最初からそれができる人もいれば、時間がかかる人もいます。
後者の人で、「それでも自分を成長させたい」という向上精神を持っているなら、ぜひこの会社で自分を成長させるつもりで一緒に仕事したいです。
小笠原
チャレンジ精神と対話がキーワードなんですね。
ありがとうございます!
きっとXR企業を考えている方々にとっても有益な学びになると思います!
カロル
こちらこそ、ありがとうございました。
読者の方も、ぜひ気軽に話を聞きに来てくださいね。
いかがでしたでしょうか。
カロルのセンスは抜群ですし、採用側が「この人逃したくない!」と思わせるポートフォリオと対話力のあるお方です。
ただ一点、私個人として読者の皆様に留意して頂きたいことがあります。
それはセンスや対話力は、先天性のものではなく後天性のものであること。
彼のようなセンスに魅せられると、どうしても自分と比較してしまいがちです。
ですが彼自身も、世界でも学習難易度の高い日本語を学び、第二言語である環境で働き、さらに独学で身につけたスキルで転職する過程は、並大抵のものではないでしょう。
それを「生まれ持った素質」として片付けてしまうのは適切ではないでしょう。
私たちには決して見えない努力の結晶なのです。
特に新卒の方や、転職活動をしている若い方は、自分のスキルの未熟さを痛感しているからこそ
「これができるようになってから・・・」と準備に時間をかけすぎていませんか?
カロルも言っていたように、会社に入ってからも成長させることはできます。
そして採用側も、もちろん年齢や感じ取れる人間性などから「伸びしろ」をよく観ています。
現状に満足せず、高めていきたい思いをぶつけてください。
そのような志や、悩みを持っている方はぜひ一度ご相談ください!