こんにちは!ベルフェイス社内広報の菊池エミです。
ベルフェイスのメンバーを紹介していく『#ベル顔!』。
第3回目は、マーケティンググループ グロースハックチーム チームマネージャーの石田 啓(いしだ たすく)さんにお話しを伺いました。
新型コロナウイルス対策として3月5日より無償提供している『bellFace』。
プロジェクトチーム責任者の1人として「今、社会のためにできることを、僕たちは全力でやらなければいけない」と、強く語る石田さん。
これまでの異色なキャリアと、そんな彼がメインメンバーの1人である無償提供プロジェクトについてお話しを伺いました。
新規営業、事業開発、ECサイト立ち上げ、そして起業。そんな中、見直した自分のキャリア。
菊池:ベルフェイスにジョインされる前までは、何をされていましたか?
石田:株式会社ディー・エヌ・エーに新卒で入社しました。
新規営業を1年ちょっとやって、その後新規事業開発を1年、退職してから半年は個人で働いてましたね。
その後、アパレル企業に入社して、台湾のECサイト立ち上げを半年間やっていました。
そして、株式会社ユニラボを僕含めて3人で共同創業したのが8年前です。
その会社が直近になりますね。
菊池:会社創業まで!本当に濃密なキャリアですね。
石田:そうなんですよね。笑
創業当初は、正直ビジョンとかも全くなくて、むしろ「ちょっとリッチな暮らしをしていければいいよね」くらいの、ゆるふわな創業でした。そんなノリでスタートしていましたね。
菊池:共同創業され、約8年間いらっしゃいましたが、どういったきっかけで転職を考えはじめたんでしょうか?
石田:ある時、会社を大きく変える決断をしたんです。
珍しいんですけど、それまでずっと自己資本でやってきた会社だったんですが、より成長するために資金調達をすることにしました。
資金調達後、優秀な方も沢山入社してくれた。そのタイミングで「あ、自分がいなくても大丈夫だな」と思ったのが最初のきっかけです。
そして、優秀な方々が入社してくれたことによって、マネジメント等の執行的役割を部長陣へ移行することに挑戦できた。最終的に権限移譲も成功しました。
その時に「実は、自分のキャリアは見直せるのではないか」と一回立ち止まることができたんですよ。
▲今回は、オンラインでインタビューを行いました!
「もう一度、大きな実績を作りたい」という思いから、ベルフェイスに転職。
菊池:なぜ「転職」という道を選ばれたんですか?起業もされたことあるし、個人でもお仕事されていたのに。
石田:殆どの仲間に起業すると思われてましたね。
ただ、当時35歳で40歳になった時に「どうありたいか」をすごく考えたんです。
その時の答えは「もう一度大きな実績を作りたい」でした。
BtoBサービスで大きな実績を持てば、市場価値としては非常にデカいなと思って。
菊池:ベルフェイスに入社を決めた理由は何ですか?
石田:元々、僕はbellFaceユーザーなんですよ。しかもベルフェイス創業の頃からの。
福岡に本社があった頃の中島さんの名刺も持ってますよ。笑
菊池:そんな初期から!
石田:単純にbellFaceというプロダクトを尊敬していて、僕自身ファンだったんです。
中島さんとも面識はあったんですけど、当時親しくしていた方が、西山さんと飲み仲間だったので繋いでもらいました。
それが最初の接点ですね。
話を進めていく中で、組織に対して本質的な考え方を持っていて、チャレンジしていることがわかってきたんです。
プロダクトだけでなく、組織への考え方もすごく面白いなと思いました。
僕には、「こうありたい」というプロダクトに対して自分なりの考え方があったので、それに近い考え方を持っていて、且つ自分よりも一歩二歩進んでいる人がいる場所に行きたいと思っていたんですよね。
中島さんと話していく内にそれを明確に感じ取ることができました。
3月から始まった無償提供。「今、やるべき。」
菊池:3月5日から始まったbellFaceの無償提供ですが、このプロジェクトはどの様にはじまったのでしょうか?
石田:最初に代表の中島さんからこの無償提供の話がでてきたのは、2月27日の夜でした。
それまで、全く違うプロジェクトの話をしていたんですけど、突然「この社会的に困難な状況で我々は社会に対して何ができるか」「無償提供したらどうだろうか」という話になったんですよね。ザワザワ......みたいな。
その後、1時間くらい話し込みました。
翌朝に「やるとしたらキャッシュの試算をする」ということになり、マネージャー陣で粗い試算を出しました。
その後、方向性の議論をし、日曜の夜に材料が全て揃い、中島さんの最終ジャッジ。
準備も含めて、着想からリリースまで8日間でしたね。その週は土日もなかったです。
菊池:そんな背景があったんですね。ちなみに石田さんは、本プロジェクトの責任者のおひとりですが、どの様な体制で進められているのでしょうか?
石田:3人のスプレッドマネジメント体制で進めています。
マーケティング側とお客様のUX(ユーザー体験)の方は僕。
データやオペレーション整備、ビジネスサイドの人員配置等のディレクションを清水さん。
サポートと全体の整備を、ビジネスイネーブルメントを統括する野田さん。という体制です。
菊池:プロジェクトがはじまった当時のお気持ちはどうでしたか?
石田:率直に言うと、「頑張ろう」くらいでした。良くも悪くも、感情としては「今、やるべきだ」と。
というのも、このプロジェクトがスタートする時、中島さんの考え方として、「社会に対して何かできないか」という社会貢献的意義がとても強かった。それに凄く感化されたんです。
「これはベルフェイスが社会に対してできることだから、全力でちゃんと進めよう。やれることは全部やろう。」という感じですね。
菊池:本プロジェクトを進めるにあたって、気をつけていることは何でしょうか?
石田:「常にお客様目線で考える」ということですかね。
実際に複数回、お客様になりきって、全ての体験をしてみる。ということをやりました。
他部署の方々と連携して、僕がお客様になりきってシュミレーションを何度もするんです。
これをやっていると、うまくいくと思って組んでいたオペレーションが結構グダグダだったというのがわかってくる。そして、「これはお客様に対して、良くないオペレーションだね」というのが浮き彫りになっていく。
そういうのを全てチェックして、フローの構築や改善を行っていました。
▲プライベートでは2児のお父さん。日本の未来のためにも経済はストップさせたくない想いで全力を尽くします。
お客様のために、そして社会のために、「ひとつ」になる
菊池:プロジェクトを進める中で感じた「課題」は何ですか?
石田:まず、プロジェクトを進めていくことに対する「課題」は感じなかったです。
具体的に言うと、「やりづらさ」というのは全く感じなかったんですよ。
「無償提供をするぞ!」と会社が言った途端、全員が一斉にお客様のために、社会のためにやりきろうと動き出すんですよ。
今回の無償提供をはじめるにあたり、セールスチームは新規営業を全てストップし、全員でカスタマーサクセスに取り組んでいる。
開発メンバーは、それまで取り組んていたミッションを全てストップし、無償提供のアクセス増に耐えられるよう早々にサービスの強化に着手し、また、リーガル周りやコーポレートもセキュリティー面を担保するべく奔走してくれた。
全員が「今やるべきことは何か」「カスタマーサクセス実現のためにできることは何か」を第一に考え、一斉に行動してくれたんです。
純粋に、すごい組織だなと思いました。
菊池:最後に、この国難の状況で、困っている方々に伝えたいことは何でしょうか?
石田:「私たちは、お客様のため、社会のためにできることを全力でやっていきます。皆でひとつになって頑張りましょう」ということですね。
本当にそれだけです。
今回、営業活動が止まりそうな企業、止まってしまった企業というのは沢山いらっしゃいます。お困りの企業が沢山いらっしゃる。
僕たちは困っている方々を全力でサポートしていきたいと思っています。だから皆で頑張りましょう。という感じなんですよ。
僕は、営業活動を止めないためのツールはbellFaceでなくてもいいと思ってるんです。リモートワークとか、他のサービスとか、何でもいい。
経済が止まるという懸念と不安が国全体に広がっているので、少しでも経済活動を止めないことに貢献したいと思っています。
より沢山の困っているお客様に、この無償提供を届けたいです。
【bellFace無償提供について】
現在ベルフェイスは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、営業に特化したWeb会議システム「bellFace」を無償にてご提供しております。
無償利用のお申し込みはこちら→https://bell-face.com/reason/