俺の嫁が可愛い
旦那諸君!普段は言えない自慢の嫁をここで語ってくれ!
https://oreno-yome.com/
こんにちは。ベルフェイスの人事西島です!
今回は、2018年11月に外部パートナーから正社員に登用したデザイナーの平野に話を聞きました。
これまでにゲーム制作会社、旅行会社、不動産、システム会社などさまざまな業界を経験してきた平野。べルフェイスとの出会いはなんとtwitterから弊社CTOが声をかけたのがきっかけ。そこから業務委託として関係が始まりました。
実は平野は公開初日で10万PV、1ヶ月で300万PVを叩き出した、「俺の嫁が可愛い」のサイト運営者でもあります。
あらゆるメディアにも取り上げられるほどのサイトを作り出した彼のルーツ、そしてベルフェイスに複業で関わっていた彼が正社員としての道を選んだ理由を掘り下げていきます。
複業や業務委託からの転職を考えている人にはぜひ一読いただきたい記事です。
まずは、僕の経歴から簡単に紹介していきますね。
時代の流れを受けて転職したり、ブラック企業に出会ったり、ベルフェイスに出会うまで計4社を経験しています。
①新卒では、開発者としてキャリアをスタート
名古屋の専門学校を卒業後、新卒で大阪にある携帯ゲーム制作会社に入社。ガラケー(携帯)のドット絵や、FLASHゲームの開発を担当していました。携帯ゲームサイトの運営も任され、そこでデザインの開発経験を培ってきました。
7年~8年くらい勤めたところで、大きな転換期を迎えます。……スマートフォンが登場したのです。iPhoneなどが出てきて、みんながスマホに移行していきます。しかも、スマホではFLASHが使えなくなるというのは、かなり大きなショックでした。
「FLASHが使えなくなる」=「自分が持っていたスキルが活かせない」と思い、転職を考え始めました。FLASH開発は縮小していく。ならば、Webデザイナーの方で能力を活かそうと思い、転職を決めたんです。
②Webデザイナーとして入った旅行会社は、3ヶ月で退職
Webデザイナーへの転向を決めたときに、専門業種のデザインを覚えたいと思ったので、旅行会社や不動産など専門的な業界にこだわって会社を探していました。そこで、出会ったのがとある旅行会社。Web担当をしていましたが、入って驚いたのが毎週人が辞めていくこと。しかも上司が部下を呼び出して、みんなの前で立ったまま1時間くらい叱ることも。そういう雰囲気を見て「ここは無理だな」と思って3ヶ月で辞めました。
今思うと、初めての転職で社外の人と転職の話をすることもなく、どうやって転職をするかもよくわからないまま、安易に決めてしまったのが良くなかったのかもしれません。
③人とのコミュニケーションを取ることの重要性を学んだ不動産会社
次にご縁があったのが、新築マンションや不動産系を取り扱っている制作会社。ここではWEBディレクターをメインで経験させてもらいました。
主に、クライアントにヒアリングし、サイト設計をしたり、予算を聞いて何ができるかを一緒に決めたり。案件ごとにチームを組んで、外部パートナーさんの協力も得ながらいろいろな案件を並行していました。チームで何かをつくり上げるというのを覚えたのもここですね。幅広い仕事に対応できる力を培うことができました。
この会社は営業と制作の仲が良くて、どっちが偉いとかなくて対等な関係でした。一緒に外に行って案件の話をしたり、営業成績がトップの人と一緒に組ませてもらったり。営業トップの人って人の誑し込みがすごく上手い。だから、学ぶことがすごく多かったです。相手がどんな要望でどんなことを望んでいるかをちゃんと理解できてくると、信頼関係も厚くなってくるし、ちょっとしたこっちの無茶も聞いてもらえるようになるし。提案力も少しずつ磨かれて、僕指名で仕事をいただくこともありましたね。
ただ、3年くらい勤めたところで、不動産関係のWeb制作のやり方が見えてきたので、別の業界のことも知りたいと思い、再度転職を決意しました。
④自分の強みを見つけることができたシステム会社
前職になるシステム会社では、Webデザインをメインでやっていました。事業プロダクトのフロントエンド周りですね。デザイナーの中ではプログラミングやコードを書くのは得意なほうなので、エンジニアと連携できるような作り方にしたり、エンジニアから「ここを直してほしい」という要望があったら、gitを使って直接コードを修正したり。様々なクライアントから信頼頂けたりするのは嬉しいのですが、予算などの事情や、外部パートナーという線引があったりとずっとプロダクトに関わり続けるってことが難しいなとジレンマに感じることもありました。
この頃から、デザイナーとして一つのプロダクトをちゃんと育てていけるまでに成長できたら、一つ自分のアピールできるポイントが増えると思い、bellFaceへの転職を決意しました。
ベルフェイスとの出会いはTwitter経由。きっかけは、2017年6月くらいに趣味でつくったのが「俺の嫁が可愛い」というサイトでした。
当時、「旦那デスノート」っていうサイトがあって、けっこうバズっていました。「旦那死ね」「ウザい」みたいなのを投稿するサイトで。ただ、それを見たり、騒いだりするのなら、「自分の嫁が可愛い」とか幸せなことで騒いだほうがいいじゃないかって思って……サイトを3時間でつくりました。僕は結婚していませんが…(笑)このサイトは僕の話ではなく、いろんな人に惚気話や惚れた話を投稿してもらって、見続けるっていう誰も傷つかないメディアです。
そうしたら公開初日で10万PV・7日で120万PV・1ヶ月で300万PVと驚くほど反響がありました。
テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、大手インターネットメディアにも取り上げられ、日本の全メディアの種類は全部制覇したのでは?と思います。バズだと長くてもだいたい1週間くらいといわれていますが、1ヶ月以上続いたので「珍しいね」と言われていました。
ほかにもイベントに登壇したり、ブログを書いていたり、デザイナーとしては珍しくいろいろなアウトプットをしていたからかもしれませんが、その後ベルフェイスのCTOからTwitterを通して連絡をもらったんです。
当時、まだシステム会社に勤めていたので、複業でベルフェイスに関わることに。外部デザイナーとして関わる中で、ベルフェイスはめちゃくちゃ伸びている会社だなと感じました。誘われたときから思っていたのですが、ベルフェイスはプロダクトが魅力的なんです。ニュースやメディアで名前を見たり、SNSでよくフォロワーが話題にしているのを見かけるようになったり、認知が広がっているのが客観的に感じられて。だんだん、複業じゃなくて、実際に中に入って事業を伸ばすのを一緒にやりたいという気持ちが強くなりました。
それから、すごく魅力的だなと感じたのが、2018年4月に行われた合宿。正社員の人だけでなく、外部パートナーである僕も呼んでもらえました。僕は大阪に住んでいますが、千葉まで行って(笑)リモートで仕事をしているので、そのときに初めて実際に顔合わせができて、お互いのことをよく知れてよかったなと思っています。そういう場を設けているのもすごいなと感じたし、そこに会社がお金を出せるっていうのはすごく良いなと。「ここは人の価値にお金を払える会社」と感じて、ますますベルフェイスを好きになりましたね。
それから、業務委託でお世話になって1年くらいのときに、ちょうど、「正社員にならない?」と声をかけてもらいました。しかも、そのときはまだベルフェイスに正社員のデザイナーがいない状態だったので、「先に入ったもん勝ち」かなと思って、転職を決意しました。業務委託でお世話になっていたので、お互いの知識とか知見、仕事の進め方がわかっていたというのもラッキーだったのかもしれませんね。
今、正社員になって2ヶ月ほどが経ちました。初のデザイナーということで社員皆さんの期待も大きく……プレッシャーには感じていませんが、結果にはきちんと応えられるようにしたいと思っています。
今はSlackをメインに、いろんなグループに顔を出して「大阪に居るデザイナー」っていうのをちゃんと覚えてもらうように意識してやっていますね。リモートでの仕事なので、東京とかでの会議で「あれ、なんで平野来ないの?」ってなったときに「あの人大阪だから、来られないよね」って、認知してもらえるようにしておきたくて。
あとは何かあったときに頼れるという信頼関係を築くためです。僕は、基本的にはプロダクトチームのデザイナーですけど、ベルフェイスが良くなることであれば、部署をまたいで何かやるっていうのは進んでやっていきたいので。誰かが困っていたら気軽に頼ってもらえるような関係性を築いていきたいですね。
ゆくゆくは2人、3人と人数を増やして、デザインチームとして動ける体制を築いていきたいです。自分が上司みたいな感じになるのではなくて、各々が得意な分野をそれぞれ持ちそれを認識し、お互いをリスペクトできるチームにしたいですね。一緒に仕事をして、誰がやっても一定のクオリティを保てる、みんな同じ価値基準を持つチームをつくり、これからのベルフェイスをつくっていきたいと思っています。
今回、僕は「外部パートナーからの転職」という採用方法でした。実は、この方法ってミスマッチがとても少ないのです。仕事の仕方や、人となりをある程度わかっているので「こんなはずじゃなかった…」となることが限りなく少ない。ベルフェイスでは、今後もこういった採用などを実施していくでしょう。
外部パートナーからの正社員登用、リモートワーク起用など、どんどん新しい方法を取り入れ、時代の流れに柔軟に対応できる会社づくりをしていく会社です。外部パートナーという客観的な立場にいたからこそ、会社の良さは僕が保証します。ぜひ、興味を持ったら、どんな形でも良いので、ベルフェイスに関わってみてほしいと思います。