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数万回聞かれた『何で元パイロットがベルフェイスにいるんですか?』に今答えます。

散々、いろんな人のインタビュー記事を載せている中で、そういえば語っていなかった。

「僕がなぜベルフェイスを選んだのか?」今回はそこのところを詳しく伝えたい。

ちなみになぜ僕が人事をやっているかは下記の記事を読んでほしい。結構気合い入れて書いているのでぜひとも。

人事という仕事をしなくても幸せになれるこの時代に私は人事を選ぶのです。|Yuzo Nishijima|note
ひょんなことから始まった人事アドベントカレンダー。 ありがたいことに様々な人から協力をしてもらい今日で10日目。 多くの方がテクニック的なところを書いている中、全く気にせず、自分のことを開示しようと思う笑 今回本当に申し訳ないのが笑いがないことだ。全体的に熱量がこもりすぎて全く笑いが無い。面白いやつはまた今度にとっておくのでその時に期待してほしい。 ここでやめるなら今のうちです笑 ...
https://note.mu/yuzonishijima/n/n7852f1dadfff

遡ることリクルート時代…

ANAからリクルートキャリアに転職して約4年が経とうとしていた。

キャリアアドバイザーから始まった第二の人生は人事リーダーとしてのポジションになっていた。

「人の可能性を紡ぐ」この一言に惹かれ、リクルートキャリアに入社し、優秀な後輩が3人もついて、自由気ままに仕事をしていた。楽しい人事ライフだった。毎日が新鮮で、素敵な仲間もいて、このままマネージャーになって…なんて思っていた。

事件はある日突然起きる…

人事の仕事は採用だけなのか?

1通のメールが届いた。1ヶ月前にリファラル(社員紹介)で引っ張ってきた人材だった。

入社式の日に彼女と会い、「これから楽しみです!」といった笑顔が印象的だった。実は彼女、前職の後輩(ANAのCA)だった。

落ち着いたタイミングでランチの誘いかなと思っていた。まぁその子が可愛かったこともあり…(笑)、若干テンションが上がっていた。後々これは大反省することになる…

確かにランチの誘いだったが、内容は少し違っていた。


「私の同期がもう3人辞めました。良い会社と言われて入社したけど、どんな採用をしてるんですか?」


すごくショックだった。やりたいと思っていた仕事。充実感も感じていて、人の可能性を紡ぐんだ!と本気で思っていた採用。

そこが繋がっていないことに違和感を感じた。なんのために「採用の仕事」をしているのか。そこがわからなくなった。なんのために人事をやるのか、なんのための採用か。

それを知るために早期退職した人たちに会いに行った。直接会えなかった人もいたが、電話で話ができた。「ついていけず申し訳ない」「僕の力不足です」と話していたのが印象的だった。採用の時はあんなに必死だったのに、なぜこのような声が拾えなかったのか、なぜこんな風に思わせてしまったのか…

採用は決してゴールではなく、ずっとその先。正解がない。だから考え続ける仕事なんだと。採用成功は採用された時点ではわからない。これはよく会話で出てくるけど、身をもって体験した出来事だった。

この時に僕はこの仕事を一生かけてやる仕事にしようと思った。


強烈過ぎたリクルートのインターンシップ

そんなことも少し落ち着いた頃にひょんなことからリクルートの冬のインターンシップに行くことになった。今思えば、これはかなりイレギュラー。当時の理解ある人事部に感謝を申し上げたい。

基本的には中途採用をメインでやっていたので、そんな男が新卒採用の、しかもインターンに行くなんて、なかなかできない荒業。

宮城県女川町が舞台の5泊6日。

インターンのメンターとして行ったのだがこれがまた強烈だった。修羅場体験という一言では片付けられないくらい学生とも向き合い、自分とも向き合う経験になった。倍率は異常なくらい高いけど、このインターンシップを超えるものに僕は出会ったことがない。学生は全力で行くべきだと思う。

僕はこの時学生に「悠蔵さんは泣きそうって言うけど泣いてないからまだ本気ではない」と言われたことを鮮明に覚えている。

毎晩部屋に訪れる学生たちと語らい、詰め合い、涙するくらい、本気で向き合う。この経験は僕の人生にとっては強烈だった。誤魔化せない。内容は割愛するが、僕はその合宿の時に学生の前で涙をしたし、明らかに人への向き合い方が変わった気がした。

あれから数年たち…起業、パナソニック、Google、リクルート、ベルフェイスとそれぞれ自分の選んだ道を進んでいる。今もなお定期的に会って近況報告し合えるのはそれだけあの数日が濃かったからだと思う。

人と向き合うことは並大抵のものではない。大変であり、苦しいけど、こんなに楽しいものかと思った。組織という壁に負けず、とことん人と向き合える環境に行きたいと思った。

このインターンを終えて数日後、僕は退職することを決めた。

ベンチャーに行く時に人で決めるなんて絶対したくなかった

リクルートで人事には正解がなく、人と向き合うことの面白さを感じた僕は、もっと自分の力を試したいと思った。大手は良くも悪くも仕組みが整っている。だからこそ、自分で作るという経験をしてみたいと思った。

僕がベルフェイスを選んだ理由は以下の3つ。

①そろそろブランド捨てて"西島 悠蔵"で勝負してみたかった

筑紫丘高校、関西学院大学、ANA、パイロット、リクルート…僕はたくさんブランドという看板を持っていた。その看板を一度外して、素手で戦ってみたらどうなのかなと思った。

まだまだ10人くらいだった当時のベルフェイス。色んな人にどこに行くの?と聞かれ、「ベルフェイス!」と言っても、どこそれ?くらいだった。それはそれはみんなが思っている以上に知られていなかった。

すでに出来上がっている仕組みの中で働くのか、仕組みを自ら創るのか。僕はその後者で、武器を捨てて戦おうと思った。

②事業が伸びれば伸びるほど世の中は良くなっていく

光が当たらなかったところに当てられる可能性がある。なんとなくそう思った。

ベルフェイスが普及すれば「エリア在住の方」「なんらかの理由で出歩けない方」「働きたくても働けなかった方」など多くの救いになるんじゃないかと思った。

加えて、無駄な時間がなくなれば、人は今よりも余裕ができる。そこで人は考える時間ができる。人が本当に介在すべきところに時間が使えるようになると思った。

負を解決できる、そしてむしろプラスを生み出せるのではないかと思った。

③悔しいけどベルフェイスの「人」

気がついたら握手していた。これがもうリアルに起きた。

初めて会ったその日に40分ほど話をして、最後には代表の中島とがっちり握手をしていた。

正直全然違う会社に行くつもりだったのだけど…笑

言葉の通り、気がついたら…という感じだった。入社してから気づいたが代表の中島はプレゼンテーション能力がすこぶる高い。そして、そこに裏付けされた準備力がすごい。ここは彼の強みにまんまとやられたのかもしれない笑

とはいえ、その後役員陣とも会ったが、気さくでバランスの取れた人たちだなと思った。ベルフェイスが最も大切にしていること=カスタマーサクセスだと口をそろえて言うのも良かった。

多少の混乱をしていたのかもしれないけど、間違いなく僕は、興奮していたと思う。

ベンチャーに行くときにカリスマ社長のもとで働くとか絶対イヤだと思ったけど、心に素直に従ったらベルフェイスという選択肢になった。

あのときから1年とちょっと経った今…

アホほど楽しい。苦しい。でも生きている実感がすごい。これが答え。

会社としての変化は…以下のスライドの通り。

簡単に書いてもかなり大きな変化だったと思う。

では個人のキャリアとしてはどうだったのか?

・仕事の幅が広がった(中途採用→人事周り全般)

内定式をやり、

【内定式レポ】鳴り響くロンドン五輪のファンファーレと共に | ベルフェイス株式会社
こんにちは。ベルフェイス人事の西島です。思い起こせば1年前の2017年冬。僕は新卒採用をまだスタートさせていなかった。 あれから1年、本当に怒涛の早さで進んでいった。様々な変化がありすぎた。新卒...
https://www.wantedly.com/companies/bell-face2/post_articles/147213

勝手にオフィスを借り、

今だから語れる感動秘話...あの時ベルフェイスを救ってくれたのはクラウドサインさんの一声だった... | ベルフェイス株式会社
どうも、こんにちは!ベルフェイス人事の西島です。 ご存知の通り、2018年11月、ベルフェイスはwework@京橋に移転した。代表もその理由を意気揚々と語っている。 綺麗なものの裏側には何か泥臭いこともある... バラの棘だったそう。綺麗な花にこそ、棘がある。 いや違う。そんなことを伝えたいわけではない。 ...
https://www.wantedly.com/companies/bell-face2/post_articles/143991

たくさん登壇し、

ウインナー人事、原宿のド真ん中で登壇するの巻 | ベルフェイス株式会社
約5億調達した会社って正直どうなの?ベルフェイス人事に会いたい方募集! ベルフェイス株式会社は、セールス・顧客サポート領域にテクノロジーを持ち込み、あらゆるビジネスの可能性を広げています。 営業において、イノベーションを起こしている企業です。 [事業内容] ■インサイドセールスシステム開発 ■インサイドセールスに関わるコンサルティング ※訪問をしない営業=インサイドセールス ...
https://www.wantedly.com/companies/bell-face2/post_articles/137690

新卒採用もガッツリやってきた。

元パイロット人事がベンチャーで新卒1期生を9名採用できた5つのこだわり | ベルフェイス株式会社
こんにちは。ベルフェイスで人事責任者をしております西島です。 今回は、新卒採用経験ほぼゼロだった僕が弊社代表の一声から、学生の信頼を勝ち取り?、新卒採用を成功させたノウハウを公開したいと思います。とか偉そうに言っていますが笑 どちらかというと自分で何やったのか、まとめるためにも書きました。少しでも参考になれば嬉しいです。 ...
https://www.wantedly.com/companies/bell-face2/post_articles/125582

そして、ウインナーになった

僕がウインナーではない3つの理由|Yuzo Nishijima|note
最初に...これをnote一発目に持ってくるのは非常に不本意である。語りたいことはたくさんあるので、今後に期待してほしい。ただそれだけである。 <伝えたいこと> ・物事は捉え方次第で、笑えるネタになる ・どうやらイジラレ男子というのがキテいるらしい ・僕はウインナーではない ■事の発端は...facebookだった■ ...
https://note.mu/yuzonishijima/n/nc9c3aee4681d

で、しまいには雑誌の表紙を飾った

すごいのかすごくないのか、わからないが…多分、ベンチャーに合う合わないはあるかもしれない。でも、僕はこの自由にできる環境は本当にのびのびと仕事をできている気がする。

『公私混同募集』を最後に…

人事の仕事は本当に難しく、おもしろいと思う。

経営者のメガネをかけて判断をする、人にフォーカスする、本当にどちらに寄るかでまた変わってくる。

正解はない。でも僕は両方の部分をピポッドできるように人事をやっていきたい。

でもそろそろ僕も限界です笑

いつまでも独り身は寂しいです。

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