なにをやっているのか
戦略設計などのビジネスデザインから、建築・プロダクト・サービス・CM・WEBなどのブランドデザインまで、あらゆる領域のクリエイティブディレクションを担当(写真はリンナイ株式会社の本社内装プロジェクト)
イデオロギーやアーキタイプといった独自のフレームワークを活用し、他にはない創造性あるブランド設計を得意としています。プロダクトデザインの企画・ディレクションも行い、「iFデザインアワード2022」「レッドドット・デザイン賞2022」「グッドデザイン賞2021,2022」なども受賞している。
わたしたちはビジネスと戦略、建築と内装、撮影と編集、商品とパッケージ、広告とグラフィック、WEBとデジタル領域などの専門家で組織されたブランドコンサルティング会社です。
私たちと46名のパートナーは会社という垣根を超え、同じ哲学や流儀をもってデザインする集団でもあります。私たちのデザインに対するこだわりは他と大きく違います。数多くのプロジェクトが経済活動のための課題解決や未来を見据えた問題提起のデザインなのに対し、私たちは真理の追求や侘び寂びといった思索あるイデオロギーのデザイン、粋などにみられる日本独自の美意識を生かして抜本改善のデザインを提案いたします。
また、このようなデザインに対するコンテクストが存在している現代において、相反する二元的な要素を調和することで新結合を起こし、諧謔的に世の中を扇動していくことが私たちの存在意義でもあります。
なぜやるのか
企業戦略・競争戦略・組織戦略などを考慮して、軸となる思想や哲学を策定します
戦略や分析は論理的に、表現は情緒的に。両義性のある表現とは何かを追求しています
近代合理主義や経済合理性という論理が全て正しいとされる思想設計では、すべての欲望をコントロールすることができず、私利私欲のために、誇るべき文化が劣化していってしまう可能性があります。私たちは、経済に支配されているということを自覚し次の世代のための行動を起こす必要があると考えます。私たちが本来大事にしていた陰影を礼賛する美意識や、侘び寂びにみる心の逞しさ、茶や俳句を愉しむような奥行きのある精神を失いつつあるように思えます。大きなビジョンを掲げ、経済的に成功したとしても、その代償として文化が衰退してしまっては本末転倒です。この危機感のない時代だからこそ、粋な在り方を増やすことで後世へと誇れる文化を繋いでいく必要があるのではないでしょうか。
どうやっているのか
プロジェクトは社内メンバー以外にも数多くのクリエイターやパートナー会社と共に創り上げていきます
プロジェクトマネジメントの品質にこだわり、いかに顧客の要望を超えられるかを常に考えながらプロジェクトに挑んでいます
アヴァンギャルド、デザインシンキング、スペキュラティブといったデザイン史の流れの中で、ロマンやイデオロギーという新たな概念と経営理論を軸に、部分的な問題解決ではなく抜本的な全体改善ができるような価値を提供しております。人類学、人文学、社会学、心理学、哲学、建築、デザイン、経営、ビジネス、経済、政治などのコンテクストを理解した上で、真理の追求や侘び寂びといった思索あるデザイン、粋などにみられる日本独自の美意識によってデザインすることが私たちの強みであり、こだわりでもあります。