取締役 co-founder
渡邊勇太(わたなべゆうた)
【プロフィール】
1984年北海道札幌市出身。 大学院修了後、大手経営コンサルティングファームへ入社。
製造業、建設業、不動産業、飲食業、FC業など、様々な業種業態の企業コンサルティングに従事。
2013年に創業メンバーとしてWAKUWAKUに参画し、取締役に就任。
創業以来、「中古+リノベ」ワンストップ事業のビジネスモデルの構築に注力し、マーケティング・セールスの仕組みづくり、リノベーション商品企画、業務フロー整備、評価制度設計等、WAKUWAKUの創業期を牽引。
2015年には中古+リノベの全国プラットフォーム事業「リノベ不動産」ブランドを立ち上げ、管掌役員として3年で全国店舗数No.1のワンストップブランドに成長させる。
「この人とチャレンジしよう」と決めた代表の人柄
ー WAKUWAKUの共同創業に至ったきっかけをお聞かせください。
鎌田とは、私が新卒でコンサルタントとして働いていた際のクライアントとして出会い、WAKUWAKUには、「ワクワクという感情を世の中に蔓延させたい!」という思いで参画しました。
しかし、この決断に至った一番初めのスタートは、「この人とだったら一緒にやりたいな」という鎌田への想いでした。純粋に「鎌田」という人間の熱い想いや、クライアントだった当時のリーダーシップなどに惹かれたんです。
僕自身、前職で何百人と経営者と会ってきましたが、その中でも鎌田には圧倒的なポテンシャルを感じていました。
ー 代表に感じられた「圧倒的なポテンシャル」とは?
具体例を一つ挙げるとすると、「自分のためにやろうとしていない」ということがすごく伝わる点 です。
鎌田からは、自分自身が豊かになるためにやろうとしているわけではなく、本当にこういう世界を作っていきたいという思いが嘘なく伝わるんです。これは鎌田と他の経営者やリーダーの圧倒的に違う点の一つだと思います。
そんな鎌田から熱い想いを聞き、これだけ大きい事をやろうとしているのなら僕の経験を含め、フォローアップできるといいなと思いました。
ー ご自身も「誰かのために」という想いから行動されることが多いですか?
僕自身は、社会や業界に対してこんなことをやっていきたいという思いもありますが、「誰とやるか」に結構重きを置いています。どうせ働くなら日々楽しんで仕事をしたいという気持ちが強く、社内外問わず関わる人がハッピーだといいなと考えているので、「誰と」という点はかなり意識するポイントとして強く持っています。
ー 「ワクワクという感情を世の中に蔓延させたい!」という当時の思いは今も継続/体現できていると感じられますか?
はい、感じます。
WAKUWAKUは実は、住宅/不動産 建築リノベーション会社を創るために創立されたわけではないんです。鎌田の「想像出来る可能な限り多くの人をワクワクさせたい。」という想いから創られた会社 です。その中で、二人の得意な領域(不動産建築領域)でスタートしました。
しかし、すごく長い歴史がある不動産/建築業界で、我々のやろうとしている「”中古を買ってリノベーション”を世の中のスタンダードにしよう」という、事の大きさや、難易度は非常に高いものだと感じています。10年経過しましたが、思っていたスピード感でやれていない部分もあります。
とはいえ、着実に前に進めているなという感覚もあります。もっと早くやれたのに、早くやれる方法なかったのかという悔しい部分もありますが、10年経った今も、この 難易度の高い目標にチャレンジし続けられている という点から、当初の想いがブレることなくやれているなという実感しています。
WAKUWAKUは遊園地
ー 渡邊さんにとってのWAKUWAKUとは?
僕にとってWAKUWAKUは 「遊園地」 です。
この考え方は私の前職の経営理念を踏襲しているのですが、一種の理想に近いかもしれません。
もちろん大変なこともキツイこともあるけれど、やりがいや自己成長、お客様の満足、社会に対するインパクトなど、 自分達がやっていることが、すごくハッピーになれることだと常日頃から体感できる場がWAKUWAKUであればいいなと思っている からです。
僕は割とオールハッピー論者なので、皆にとってそうであってほしいという意識は強いと思います。そういう想いも込めて、自分の人生を楽しめる場として遊園地と表現しました。
ー WAKUWAKUで成し遂げたいことを教えてください。
WAKUWAKUで僕が成し遂げたいことは、「ワクワク」というワードを世界共通言語にすること です。そしてこれは、一つの指標だと思っています。
「ワクワク」は「excite」という言葉に訳されると少し感覚が違う気がしているんです。
スシとかテンプラとかカラテとかアニメのように、「ワクワク」という言葉を世界が知っている状態は、ワクワクが蔓延していることを表す一つの状態だと思っています。
住宅不動産領域を超えて、日本を超えて、言語の壁を超えて、世界で「ワクワク」を発信できればめちゃくちゃ面白いなという一つのイメージをずっと持っています。
ー 渡邊さんの考える「ワクワク」と「excite」との違いはなんですか?
「ワクワク」と、「excite」や「楽しい」という言葉には、時系列の違いがあると思います。
「楽しい」や「楽しかった」はやった結果の感想で、「ワクワク」は未来に対する感情に近いのではと思っています。
「あー、ワクワクした」とはあまり言わないと思うんです。なので、過去を振り返ったときではなく、これから起こる未来に対する期待の感情 なのではないかと思っています。
ワクワクして、やってみて、苦労もしたけど、楽しくて、また次に。 というサイクルなのかもしれないですね。
「WAKUWAKU採用」
ー 企業によって「採用」の比重や位置付けは異なると思いますが、株式会社WAKUWAKUとして採用の位置付けを教えてください。
ど真ん中に近いポジション にあると思います。
特に「ワクワクを展開しよう」という想いがある我々は、サービスや人が触媒となって伝播していきます。良質なサービスはもちろん、メンバーがいい触媒となって世の中のお客様に対して発信していく必要があるんです。そのため、 「人」 の要素がすごく大事だと思っています。
ワクワク感を感じない人からは絶対にワクワクは生まれないと思いますし、感情価値は人に会うことで、「ポジティブな気持ちになれた」「わくわくを体験することができた」ということが多いと思うんです。
「人が」ワクワクを運ぶ / 触媒になる と考えると、 人の関わり方や振る舞い方がすごく大事になってきます。そういった意味で、「誰が」ワクワクを提供できるのか という観点はすごく大事だと思っています。
ー 人に魅力を感じて入社する方が多く、中には人を大切にする社風に惹かれたと言う社員もいるようですが、そのような社風や色がある理由とは?
もちろん社員を大切に、社員が働きやすくという思いはどんな会社も経営者も持っていると思いますが、その中でも特に人を大事にしているのは、「Mr. WAKUWAKU」というくらいにこの会社を表現している、鎌田の価値観やアイデンティティの影響が強いと思います。
注目するポイントは「人にモテそうな人か」
ー 渡邊さんが一緒に働きたいと思う人物像を教えてください。
自らスイッチを入れられる人、知的好奇心の強い人、困難を楽しめる人、上昇志向のある人などなど、僕の考える「一緒に働きたい人物像」はたくさんあります。その中でも、特に一つ挙げるとしたら、「困難を楽しめる人」です。
僕自身はポジティブ思考で楽観的ですが、人生生きていると大変なこともたくさんあり、プラスばかりでなくマイナスなこともあります。「自らスイッチを入れられる人」というところにも通じますが、自分で状況を理解した上で前に進むエネルギーを自分の中で作れる人や常にポジティブになるという意味で楽しむという感覚が自分の中で持てる人は才能だと思います。
しかし、同質な人ばかり集めてもチームとして機能しないですし、それなりの多様性は持っている必要があるので、こういうタイプの人しか採用しないということではないです。
とはいえ、自分でスイッチを入れられたり、前に進む力を自分の中で持てるか、という点は重視しています。自分自身がそうなのもあるし、それによって自分が救われた経験が多かったからかもしれません。
毎回くよくよしていても、悲観的になっていても、マイナスな人に吸い寄せられても仕方がないじゃないですか。周りのメンバーが「やろうぜやろうぜ」って雰囲気になったらそっちに引っ張ってもらえるし、そういうメンバーとだから今までやってこれているんだと思います。
ー その人物像は先ほどの「『誰が』ワクワクを提供できるのか」という部分にも繋がりますか?
「困難を楽しめる人」は、常にいい状態で仕事するために必要な要素ですし、仕事をする環境を作る上でも大事な要素だと思います。これがないと大変な時に心が折れてしまったり、ネガティブな方に引っ張られてしまったりするんじゃないでしょうか。
なのでこの要素は、 常に自分がプラスに進めたり、落ちている人を関わることで引き上げることができる要素 としてすごく大事だと思います。
ただ、「ワクワクを届けられる人」という観点では、サービスの開発やお客様への振る舞いなどの姿勢に現れる部分だと思うので、少し違う要素かもしれないですね。
ー ではWAKUWAKUの「こんな人にワクワクを届けてほしい」という人物像は?
人を惹きつける魅力がある人という意味で、「人にモテる人」です。
人の惹きつけ方には色んな個性があり、こうでなければいけないという意味はありません。
ただ、人としてモテる人は、結局ワクワクを届ける人としてマッチしていると感じるんです。
めちゃくちゃ優しい人もいれば、めちゃくちゃ思いやりがある人もいれば、めちゃくちゃ厳しいけど愛がある人もいます。人としての色んなスタイルがあると思うので、そこは多様性があって良いと思います。
そんな色んな人の中でも、WAKUWAKUの社員は「モテそう」という一つの共通点があり、候補者の方々に対しても、そういった観点を意識して見ているかもしれないですね。