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【ゆるインタビュー】#02/アシスタントデジタルプロデューサー・レイチェルさん「“人”がいい。チャレンジしやすい雰囲気を、周りがつくってくれる」

レイチェルさん(以下、(レ))、房前さん(レイチェルさん同席者)と、仲良すぎませんか(笑)

(レ)うーん、けどふーちゃん(房前さん)とはいつもこんな感じやから……。ふーちゃんは娘みたいって可愛がってくれるんですよ。お互い兵庫出身やからかな。転職してすぐ仲良くなっちゃいました。ON&OFFのいろいろな相談に乗ってもらってます。ね!(腕を組み房前さんに密着するレイチェルさん)

そのベタベタが自然すぎる(笑)。

では早速、“デジタルプロデューサー”のお仕事を教えてください!

(レ)例えるなら指揮者みたいな感じですかね? まずクライアントさんからこういうことしたい、というブリーフを受ける。ウェブサイトの制作とか、既存のサイトのリニューアルが多いですかね。どんなことをしたいか、何を伝えたいかなどクライアントの要望をまとめて、サイト全体の枠組みや要素の配置をざっくり考える。ある程度アラインが取れたら、どういうビジュアルにしていくかを決める。そのOKが出たらデザイナーやエンジニアに依頼して作業してもらって、がっつり作りこんでいく。できたものをテストしてOKであれば公開! 予算管理もしてます。

手を動かす、というよりは段取り。

(レ)そうですね、大枠の構造を決める。クライアントが求めているものを仕上げるのに、こういうデザインだったらあのひとが得意かな、とか考えながら、誰をアサインして、どうやって作るかを考えます。そして段取る。クライアントからの要望をクリエイティブやシステムに正確に伝えて、それがちゃんとできているかどうかの細かいチェックも大事です。人によって、若干振り幅は違うと思いますけど。

今はどんなブランドのお仕事を担当しているんですか?

(レ)ヘアケア用品ブランドを基本的にひとりで担当させてもらっていて、あとは今いまだと外資系保険会社の案件も。一緒に動くブランドのチームは10人前後ですかね。私のいるデジタルプロダクション部門は今15人くらいのメンバーで、化粧品、消費財など複数のブランドを抱えています。担当ブランドによって忙しさや動き方は違いますね。

レイチェルさん、前職はディレクターと。

(レ)肩書きは違うけど、仕事の内容はほぼ同じです。在籍は1年半くらい。私、小学生の頃から趣味でコーディングをさわっていて、高校生の頃はデザインがやりたくて専門学校でかじったことも。まわりまわって今のディレクター職ですが、それらの経験が全部活かせるのがいい。遠回りしたかもしれないけど、いろいろやってよかったと思ってます。

なぜ転職を?

(レ)前職は日系企業で、昇進は年功序列、下っ端は意見を聞いてもらいにくいというTHE・ドメスな会社文化が多少なりともありました。でも社員同士は仲良くて、アットホームな雰囲気が好きだったんです。転職活動にあたり、「(前職と)雰囲気は似てるよ」とビーコンの人事の方から聞いて、お、それはええなと。「オープンで、フラットな関係」「発言もしやすいし意見も取り入れてもらいやすい環境」ていうのもさらにええな、と。「条件もUP」ということで、転職しちゃおう!と(笑)

よくぞ飛び込んでくださいました!

(レ)実は前職でビーコンの人と同じ案件を担当してたんです。その営業の方の雰囲気がすごいよくて、社内でも評判だった。だから、身近にも感じていたし、安心感はありました。あとは関わる仕事です。大手のクライアント、規模が大きいプロジェクト、同じチームではウェブ以外にもTVCMやイベントと連携したりしていて、カッコいいな、と。前職にはない経験が積めるのは魅力でした。

主軸はありつつ、仕事によって他の部門とも連携することは多いですよね。

(レ)そう、ビーコンに入って最初にびっくりしたのはミーティングの多さ! いろんな部署と連携するプロジェクトだとそうなりがちだと思いますけど、そうやっていろんな人と一緒になる機会が多いのはいいなと思う。みんなで一緒にやってる感は楽しいし、刺激になります。

自分の担当の仕事以外の、いろんな情報もガシガシ入ってきますよね。それはどうですか?

(レ)情報の振り分けは確かに必要ですね。私もまだまだ課題ではあるんですけど、そのおかげで他の動きが見えて、構成を考えるときに活かせたり、例えばクリエイティブの方たちの作業感を理解しているとクライアントへの提案や予算を立てるときにも役立ちます。情報交換ができるので、こちらの不足しているものを違う方向から指摘してもらえたり、進めているものへの感触をうかがえたりするのもよいですね。

いい感じで仕事ができてそう。そのへんの実感は?

(レ)うん、“人”がすごくいい。仕事で時々「もう嫌や~!」ってなっても、ふーちゃんと「一緒におやつ*行こー」って気分転換したり、プライベートでも仲いい人もいて、バランスとれてるというか、苦にはならないというか。ウェブ以外でも、隣でTVやCMの仕事をしているのを見て「早く自分もやってみたいな~」って思えたり、同業界・他業界での経験が豊富な人もたくさんいて、成長できる職場かと。思いのほか周りの先輩たちも買ってくれて、よくみてくれるんです。

*Pubulicis Groupeでは毎週火曜・木曜は「おやつの日」。時間になると決まったスペースにお菓子が並びます。各々好きなおやつを選んで誰かとおしゃべりしながら楽しく味わおう!という社員同士の交流の機会にもなっています。

入るとわかるけど、いわゆる「外資系」っていうイメージと違いますよね。

(レ)想像しがちな、ボンって入れられて「がむしゃらにやれ!」みたいなのはない。成長してほしいっていう気持ちで、チャレンジしやすい雰囲気があるんですよね。自分の課題でもあるんですけど、わからないことや思ってることをちゃんと自己発言する方が成長できると思うんです。それができる環境であると思う。一方で外資系の自由さや柔軟さもあって、言っても怒られないし、意見を押しのけられたりもしない。「外資=ドライ」でもないよって(笑)。

プロデューサーという職種としては、適正はありますか?

(レ)職種的にも仕切る側になるので、自主的に行動できること。ビジョンやイメージを人に上手く伝えられることも大事ですかね。磨いていけますけどね!

最後に、レイチェルさんのでっかい夢を教えてください!

(レ)独立……(照)。私、今年結婚するんですけど、その、近い将来の旦那がデザイナーをしていまして、前職ではコーダーもしていたりで結構幅広くできるんです。ふたりのもってるスキルや知見を活かして、彼の出身の沖縄で仕事できたらいいなって。めっちゃでっかい夢ですけど(照)。がんばりまーす。

誕生日に彼氏がデザインしてくれたというイニシャル入りTシャツを着てきてくださったレイチェルさん。愛情あふれるパートナー&同僚とともに、沖縄でのゴールに向かって突き進む姿が目に見えるようです。ありがとうございました!

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