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編集からデザイナーへの転向。自ら創り出すことにこだわった彼女の生き方。

アンニュイに撮ってね!と取材撮影を要望する彼女。主に営業活動やマーケティングに関わる企画提案資料を制作するデザイナーとして、新事業部に入社した吉田さんにお話を伺いました。

吉田磨美:デザイナー&マーケター。23年間、小中学生向け教材の編集を続けたのち、初めての転職でビーダッシュに入社。社内外問わず、営業活動に必要な企画提案資料の制作を中心に、マーケティングノウハウを伝えるダウンロード資料やメルマガ編集、展示会ツール制作など、仕事内容は多岐に渡る。

―まずは、教材編集の仕事から、デザイナーの仕事に転向した理由を教えてください。

ここにいてもこれ以上は成長できないな、と思ったのが一番の理由です。1年後3年後、会社の中でどんな自分になっているか将来を描くことができなくなっていたんです。前職では、学習塾に通う小中学生向けの問題集や模試といった、理科の教材の編集をしていました。10年に一度変わる学習指導要領と、4年に一度変わる学年ごとの教科書にあわせて、問題集や模試の編集をしていました。編集という立場で、変更される教科書の発刊と同じタイミングで問題集が出せるように、新しい学習指導要領を読込み、問題集の内容やページの割合など、大方針を決め、プロットを作成します。それに基づき、原稿や図版の依頼、あがってきたもののリライトや、自分自身で原稿を書くこともありました。模試の制作では、全国標準や地域ごと、季節ごとに内容を変えて編集もしていました。ただ、細かい内容は違うものの、仕事のサイクルは基本的に同じだと感じていたんです。長年続けてきた末、もっと新しいことをしてみたい、もっと自ら創り出す仕事をしてみたい、そんな風に思うようになってきていたんです。

―23年間も続けてきた末、転向に踏み切った、具体的なきっかけはありましたか?

図版制作は外部に頼んでいて、出来上がってきたものをチェックする程度にillustratorを使っていたんですが、あるとき、今ある白黒の本を、カラーに刷新することがありました。その際に、自分自身でillustratorを使って簡単なバナーを作ることになったんです。ただ、自分でゼロから作ることは初めてのことで上手く使いきれず、もっと使いこなせたら面白いんだろうなと思いました。そんなことがあって、でも勉強する時間はなかったので、思い切って会社を辞め、学校に通い、勉強することにしたんです。

―思い切りましたね。そしてビーダッシュに出会ったんですね。

DTPとWebデザインの両方を勉強したので、どちらかができる会社を探していました。DTPの単純なオペレーター募集はたくさんあったんですが、それでは創造性がないのかなと思い、Webの募集を探し始めました。DTPよりも募集はたくさんあったのですが、未経験ではなかなか転職が難しい中、ビーダッシュに出会いました。30代以上になってからデザイナーとしてやっていくのは難しいとハッキリ教えてくれたのもビーダッシュでした。

―会社を辞めてまで勉強してきたのに、そのタイミングで言われることは衝撃ですね。

ただ、一次面接の際、事業部長の金谷が、私がつくってきた教材に凄く興味をもってくれて、これなら、企画提案資料を作ってもらえそう、と言ってもらえたんです。これなら役に立てるかも、と沢山の面接を受けてきた中で初めて思うことができました。実務経験がなく、Webデザイナーとして仕事をいきなりできるわけではないことは自覚していて、かと言って何もできないのに雇ってもらえるわけでもないと思っていたので、自分の経験を上手く見出してもらえたことが嬉しかったです。また、経験豊富な代表が直接教えてくれる、ということも魅力的でした。この規模の会社、新しい事業部だからこそ、私でも役に立てる場所があるかもしれない、と思わせてもらうことができたんだと思います。

―実際にビーダッシュに入社して、ご自身のやりたかったことや、ご自身の経験を活かすことはできていますか?

文章を書くことは苦ではないんですが、Webマーケティングやクライアントの会社のことやサービス内容を理解するのがまだまだ難しいですね。内容が理解できていないと、作り上げる制作物もあいまいになってしまうんです。今はそうならないように、すぐに作り始めるのではなく、頭の中を整理してから取り掛かるように心がけています。知識を蓄えることはもちろん必要ですが、クライアントと直接接点を持っている営業プロデューサーやディレクター、先輩がちゃんと教えてくれるので、もっともっと聴いて吸収しようと思っています。

―ビーダッシュのメンバーについての印象はどうですか?

最初は、ディレクターやデザイナーといったクリエイターは、堅くて気さくには話をしてもらえないのかなという先入観があったのですが、実際はそんなことはなく、優しかったり面白かったり、人間味溢れる人が揃っています。わからないことはちゃんと教えてくれるし、その後も常に気にかけてもらっています。

―新しい事業部だからこその良い面やそうでない面を感じることはありますか?

関われる範囲が広く、自由なことは、他にはないことだと思います。自分たちのサービスを自分たちで考えて創っていけるということは、楽しくてワクワクします。一方で、何も決まっていなく、色んな業界業種から集まってきた人たちの集まりで、感覚の違いもあるので、一つのものを創っていくことは難しいとも感じます。同じ繰り返しの仕事ではないので、自ら動いて創り出していく必要性を日々感じています。

―実際の仕事で嬉しかったことはありましたか?

色や形、細部までこだわってお客様にご提案した企画資料のデザインを良いと言ってもらえたり、その資料でお仕事の依頼を受けることができたときには、やはり嬉しかったですね。経験を積んで、多くの人の役に立つことが増えていったらさらに嬉しいです。

―最後に、吉田さんがこれからビーダッシュでやっていきたいことを教えてください。

Webデザインと紙のデザイン、どちらかにかたよるのではなく、両方バランスよくやっていけたらなと思います。そのためには、もっともっと業務を覚える必要があると思っています。Webマーケティングに関しては、それを知らないクライアントにわかりやすく伝える役目でもあるので、上辺だけの知識ではなく、実際に事業部で運用している内容を見せてもらって、肌で感じながら覚えていこうと思っています。

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