2017年9月、ビーダッシュに新しい事業部、マーケティング事業部が立ち上がりました。半年前に入社した、新事業部立上げ責任者の金谷さんに、立ち上げの経緯や想いをうかがいました。
金谷武:事業部長。ミュージカル劇団主催、音響、ウェディングプランナー、広告営業を経て、ビーダッシュに入社。全員入社したばかりのメンバーと事業部を立ち上げ、経営戦略・営業・Webプロデューサー・採用・メンバーのマネージメントと、幅広く活躍中。
―新しいマーケティング事業部は、どんな事業部ですか?
Webマーケティングの力を使ってお客様にとっての結果を出すことにこだわる事業部です。新事業部と言っても、会社にとって全く新しいことをするわけではなく、10年目を迎えるビーダッシュが培ってきたものを、さらに積極的にお客様のために提供していきたい、という想いが根本にあります。BtoB領域のマーケティングは、検討期間が長い・関係者が複数いる・決裁金額が大きいなど、ECサイトのようにWebのみで短期間で完結することはありません。とは言っても、かつてのように営業マンが御用聞きで何度も通っているうちに仕事の依頼をもらえるような時代ではなくなり、企業の担当者は、Web上で情報を集めた上で、最後の一押しのためにようやく営業マンに会って話をします。また、担当者から決裁者へ稟議を上げる際には、決裁者が欲しい情報がWeb上に載っている必要があるなど、同じ製品やサービスを紹介するのであっても、ターゲットや目的が違えば、伝え方も変わります。
そういったBtoBの特性とWebマーケティングの特性を活かして、企業の製品やサービスを導入していただくこと、また、どの企業でも課題となっている人材の採用をお手伝いすること、お客様にとっての結果を出すプロモーションを実現することをミッションとした事業部です。
―具体的に、どんなことをするのですか?
今までビーダッシュは、主にIT企業様に特化して、ホームページやランディングページなどのWeb制作、会社案内や製品カタログなどの紙制作の両方をしてきました。それらを表現する際の専門的な知識やノウハウを活かして、新事業部では、企業の製品やサービスを導入していただく、という最終ゴールを実現するために、どんなプロモーションをすれば良いのか、どんなPDCAを回せば良いのか、といった提案もセットで行っていきます。
どんなに良い製品、良い会社であっても、実はご自分たちではその良さに気付けていない、もしくは上手く表現できない、という会社様は沢山あります。ただ単純に頂戴した素材を組み合わせてサイト制作をするのではなく、その会社様や製品の「本来の良さ」「想い」といったことを、何度もヒアリングやディスカッションを重ね、コンセプトを深く探った上で、世の中の人に伝えるプロモーションを展開していきます。
―制作会社とコンサルティング会社が分かれていることはよくありますが、そこをあえて両方セットで提案するには、何か理由があるのですか?
実際にそのような要望が多かったからです。お客様はプロモーションのプロではありません。コンサルティング会社と制作会社の間に挟まれて、実際にどうすれば良くなるのかわからない、教えて欲しい、という相談がとても多いです。であれば、結果を出すためのノウハウを私たちは持っているので、そこをセットにして提案させていただこうと思いました。
例えばランディングページを一つ制作するにも、ターゲティングやブランディングといったことを、改めて一緒に考えさせていただいた上で構成を組み、制作に入ります。その作業は、実際にお仕事として依頼していただく前にすることも多く、そこは喜んで無料で相談に乗らせていただいています。そこまでして初めて、結果の出るプロモーション制作が出来ると思っています。
―お客様にとっては、とても頼りがいがあることですね。制作に入る前の重要な部分は、営業担当が行うのですか?
窓口は営業プロデューサーですが、実際にその構成を考えるのは、営業プロデューサーだけではなく、社内のディレクターやデザイナーも一緒になって知恵を出し合います。スモールチームですので、明確な分業制ではなく、お客様の結果を出すためにメンバー一人一人がアイデアを出し合って進めていきます。制作に入ると窓口はディレクターになりますが、ディレクターもその構成に至るまでの経緯を一緒に考えてきているからこそ、真の意味で結果の出せるプロモーションを実現することができます。それは、直接お客様の前に出ないデザイナーも同じです。言われるがままにデザインするのではなく、その意図を汲み取った上で制作を進めていきます。ビーダッシュは代理店を挟まず、100%直請けで仕事しているのですが、それもこういった理由からです。
―金谷さんやチームのことをお聴きしたいと思います。金谷さんが半年前に入社する際に、事業部の責任者になることは決まっていたのですか?
決まっていませんでした。代表田島が温めてきた新規事業の構想では、Webディレクター・Webデザイナー・マーケター・営業の4人を新たに集めて、その4人チームで事業を立ち上げていく予定でした。ところが、各職種1名ずつの計4名の募集に対して、採用されたのは営業の私だけでした(笑)。
ビーダッシュには今まで営業部署がなかったため、新チームの営業は全て任せる、ということは言われていましたが、まさか事業部の統括をすることになるとは思ってもみませんでした。状況とその人の強みを活かして柔軟に変化していけるのは、大企業ではなく小回りの利くサイズの会社だからこそだと思います。
―実際にスタートした新事業部は、統括である金谷さんの他に、デザイナー1名、映像クリエイター1名、営業プロデューサー2名からの計5名でのスタートで、当初のチーム構成とは異なりますね。
代表の田島と2人で、半年かけて事業部立ち上げの準備をしてきたのですが、田島の頭の中にあった構想を、実際のサービスとして形にしたり、メンバーを募集して採用したり、ということを進めているうちに、9月にビーダッシュとして初めて展示会に出展することになり、それが事業部スタートの区切りになることになりました。9月の展示会までに、お客様に提示できるようなサービス内容をまとめ、展示会出展以降、お客様にご案内や制作ができるような体制を整えるといった、事業部スタートのために必要なことが明確になっていきました。
当初、田島の構想の4人チームから人が増えることは想定していなかったのですが、私がチームで仕事をすることを大切にしたり、2人で毎日のようにディスカッションをしたり、実際に求人応募に集まってくださった方を組み合わせるシナジー効果で、今のようなチーム編成に変貌をとげてきました。Webディレクター、Webデザイナー、営業プロデューサーはまだまだ募集中です。
―ますます発展していくんですね。今後、どのようなチームにしていきたいですか?
メンバーに、ここで働いていて良かったと思ってもらえるチームにしていきたいです。人が辞めないチームにしたいですね。私自身が、ミュージカルや結婚式において様々な能力を持つ大勢の人が関わることで一つのことを成功させてきたり、チームワークを大切にする風土の中で広告営業をしてきたりという経験があるので、一人の力では成し遂げられないことでも、チームであれば成し遂げられると信じています。実際、今でも、私には出来ないことをメンバーに沢山助けてもらっています。私自身、この業界が長いわけではないので、それぞれにそれぞれの分野で支えてもらっています。規模を大きくすることが目的ではありませんが、沢山の人が個々の強みを最大限発揮して交わることで成果を上げていける、そんなチームにしたいと思っています。
―この新しい事業部にジョインすることで得られるスキルややりがいは何ですか?
まだ新しいスモールチームなので、自ら積極的に発信できる方であれば、どんどん採用されていきます。マーケティングやプロモーションに正解はなく、お客様の結果を出すために、職種の垣根を越えて、メンバー全員で知恵を出し合うので、自分では思いつかないようなアイデアや知識も増えていくと思います。どの職種であっても、未経験の方はもちろん、経験者であっても、より深いノウハウや能力を手に入れてスピード感をもってスキルアップしていける環境だと思います。
Webマーケティングの力を活かした結果の出るプロモーションを提案することで、自らもスキルアップしていきたい方、新しいチームでご自分の力を最大限発揮したい方、チームワークで仕事をしていきたい方、ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう!