ビーダッシュ株式会社に入る前
【父の背中を見ながら】 大学時代、父が経営している建築会社を手伝っていました。夏休みは半分以上現場に手伝いに行って、トラックの運転から搬入までやりました。今思えば、父は息子に仕事を見せたい、やらせたいという思いがあったのかなと思います。家業を継ぐかどうか話し合った時、業績に関わらず「二代目だから」と言われる業界だと知っていたので、継がないという選択をしました。
【独立への道】 同じく大学時代にパソコンにハマって、プログラミングに興味を持ちました。卒業後は社員10 人くらいのプログラミングの会社に入って、企業の会計システムのプログラミングをしました。そこで会社の数字周り、経営についても勉強できましたね。その内にWEB でプログラミングの知識を活かしたいと思うようになって、i モードなどを使った新しいサービスの創業メンバーを募集していた会社に転職しました。そこでは企画提案も担当するようになって、某大手飲食会社の公式モバイルサイトを作ったりと、非常に濃い経験をしました。
その後スカウトされて転職した広告代理店での仕事が、自分にとっての転機になりました。
その会社はアメリカと日本のビジネスをつなぐ仕事をしていて、海外の最新技術を国内の大手企業に売り込むこともあり、HP やマーケティングの知識を学びました。入社して1 年後に、IT 企業を紹介するポータルサイトの広告の仕事が舞い込んできて、これがビーダッシュの基盤になったんです。この仕事を通じて製品名を聞けば競合と市場がわかるくらいIT 業界に詳しくなり、自分の大きな強みになったと確信して独立しました。
現在
【 IT を強みに】 会社にとって「専門性」が一番大事だと思っています。「なんでもできます」っていう会社はあやしいですし、信用できないですよね。それよりも「これはできます、これはできません」と言える会社が信頼できるなと思っていて。その点、僕がちゃんと理解できていることはIT なので、ビーダッシュはIT を強みにしています。
ビーダッシュ株式会社について
【「社長」とは呼ばせない】 僕は、社員に「社長」と呼ばせません。「社長」という呼び方にいいイメージがないですし、もっとフラットに接していたいんです。 ただ、年長者なので若い社員よりも多い選択肢を持っていますし、どの選択がどういう結果に結びつくかもわかります。だから悩んだり失敗したりする社員に対して、ビジネスマンの先輩として諭し導く存在でありたいと思っていますね。
【ビーダッシュが大切にする「思いやり」とは】 仕事のパートナーや取引先の人、社員同士もみんな敵ではないですよね。遠慮は不要ですが、配慮は必要だと考えています。 「思いやり」って抽象的な言葉ですけど、要は相手の気持ちを想像できるかできないか。相手の立場で考えることができれば、自分の言葉や行動によって相手がどう思うかがわかります。「思いやり」というフィルターを通すことで、物事のベストが見えるだろう、と。 常に自分の行動を振り返って「はたして思いやりがあっただろうか」と考えてほしいなと思っています。
【働いていることが誇らしくなる会社に】 会社と社員の関係性は ・働いたことがない人 ・働いている人 ・働いていたけど辞めた人 の3 つしかありません。 そこで、会社のブランディングを考えた時に「だれもが入りたいと思える会社」「働いていることが誇らしくなる会社」にしたいと思いました。辞めていった人も、ビーダッシュで働いていたことを誇らしく思えるようにしたいので、そう思える会社づくりを心がけています。
同様に、新しく入社してもらう人にも誇らしく思えるよう納得して入ってきてほしいので、面接では質問時間を多く取るようにしています。お互いミスマッチを防げた方がいいですし、そこでたくさん質問してくれる人には好感を抱きますね。それだけ興味を持ってくれている証拠なので。
今後どういうことをしていきたいか
【自分に合う場所で、自分の好きな仕事を】 社員には、適材適所を見極めたうえで気持ちよく働ける環境を用意したいです。 というのも、既存のサービスをしっかり回していく人も必要だし、新しいサービスを生み出す人も必要で、会社の状況によっても必要になる人は変わるので、一概に「こういう人を採用したい」とまとめることができないからです。 ただ、新しく入社する人のことも大切ですが、今働いている社員が一番大事です。だから、いくら優秀な人でも今の社員と合わない人や、他の社員が委縮してしまう人は採用しません。チームワークを大切にしたいので、そういう協調性のある人に入社してほしいですね。
まずは協調性、その次に熱意、そしてスキルの順に重視します。 あと、やっぱり好きなことを仕事にできるのって幸せですよね。だから、今やっているITやゴルフ事業に興味を持っている人に入社してほしいです。 とはいえ、合う合わないは当然あると思うので、ぜひ気軽に話を聞きに来てほしいですね。