BCG Digital Ventures(以下、BCGDV)は、大企業との共創を通じて、新規事業を創出しているクリエイター集団です。
2016年の設立から、今年で4周年を迎えたBCGDV Tokyo。節目のイベントやお祝いを大切にする私たちなので、普段ならこんな感じで皆で集まってわいわいやるのですが、、、
現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、完全フルリモート勤務を行っています*。そんな中でも、4周年記念を皆でお祝いすべく、Zoomを利用したオンラインパーティを開催しました。(*5月19日現在)
―― オープニング
この日の為に、社内のエクスペリエンスデザイナーが作成した可愛い壁紙を背景に、皆が続々とZoomに集まってきます。Snap chatで仮装する人もちらほら、オンラインでも個性溢れる姿に自然と笑顔がこぼれます。
―― まずはBCGDV マネージング・ディレクター&パートナー ジャパンヘッドの平井からのメッセージ
「2016年4月に約10名のメンバーでスタートしたBCGDV Tokyo、振り返ってみると初期は試行錯誤の連続で大変なことも沢山ありました。
2019年は特に“People First”を掲げた1年で、多くの社員が入社されました。新しい皆さんが、第二創業期といえる時期にたくさんジョインしてくれて、実績を出してくれたことが有難いです。今ここにいる皆さんが、今後のDVを担って、新しい会社を創っていってくれると信じています。
また2018年以前に入社した方々には、DVがどう成長していくか見えない中でも、信じて付いてきてくれたことに改めて感謝しています。4年間長かった。困難もありつつ、こうして5年目を迎えられたことが本当に嬉しいし、皆さんの志と頑張りの賜物だと思います。
今迎えているコロナの問題は、ワクチンができたり、予防が出来るようにならないと、完全に元通りにはならないかもしれない。長期戦、長いマラソンだと言うつもりで、自己管理、自分の心身健康管理に最大の留意を払ってもらいたい。何かあったら、どんなことでも遠慮なく相談してほしい。(一部抜粋)」
―― この後、BCGのグローバルパートナーからのビデオメッセージに続き、People and Operations Directorの松生から、人事的な視点での振り返りがありました。
「この4年を振り返ってみると、スポットでのイベントではなく、チーム運営をする中での本当の意味でのダイバーシティ&インクルージョンやチーミングが進んだ。それぞれのメンバーが違う仕事、違うバックグラウンドで発見したものを持ち寄り高めあう仕組みが自然とできてきてDVらしさが発揮されるのを感じます。
ピープルコネクションはオンラインの環境でも負けずに続けていきたい。仕事から離れて、お互いの興味、関心を知る、ということなども継続していきたいと思っています。(一部抜粋)」
立上げ期からBCGDV Tokyoを支える松生によって語られる4年間。BCGDV Tokyoという組織自体が、成長し、進化していくものであることが印象に残りました。
―― 「Working with COVID19」のテーマで、直近のプロジェクトからの学びをシェアするセッションもありました。
数々の熱いメッセージ・名言が飛び出しましたが、個人的には、
「良いプロダクトを創るにはコミットメントが大切。誰かに言われたから創るのではなく、本当にそのサービスを創りたいというパッションが重要」
「(コロナ環境下でも)“リモートだから出来ない”ではなく、“リモートだからこそ出来ること”を探していく。オフィスに戻った際にも継続したいと思える工夫や発見があった」
「フルリモート環境でも、エスノグラフィックリサーチを始めとしたDVらしい業務はやっていけると思った。創意と工夫、前向きなマインドでプロジェクトを進めている」
「Zoom、Notion、Slack、Figma、Jira等、普段使っているツールの価値を再発見する機会となった。言っている事、やっている事自体は当たり前のことだが、いつものことをきちんとツールを使いながら実行することで、コロナによるリモートワークのデメリットを感じずにやっていけるということを体現できた。」
といった言葉が心に刺さりました。
―― 第2部は、ベンチャー経営者のOBたちが登場!
BCGDVには卒業後、起業家として活躍する沢山のOB・OGがいます。その中でも、パーソナルスタイリングサービス株式会社DROBEの 代表取締役社長 CEOとして活躍する山敷守さん、中国向け育児メディアサービス「Babily」を配信するOnedot株式会社代表取締役CEOの鳥巣知得さんにゲスト参加頂きました。
「ファッションから日々を楽しもう」をミッションに2019年4月に設立された株式会社DROBE。山敷さんはBCGDV Tokyoのリードプロダクトマネジャーとしてサービスの立上げに携わり、会社設立時にCEOとして移籍。
人間関係の難しさ、取引先とのパートナーシップ、資金調達の苦労やこの時期だからこそのビジネスチャンス等、ベンチャー経営の”Hard Things”について語って頂きました。
Onedot株式会社は2016年12月、「世界中の子どもと家族を笑顔に」をミッションに設立された、中国最大手の育児メディア「Babily」の運営会社です。CEOの鳥巣さんは、通常、上海をベースにお仕事されていますが、今回は東京から、上海のオフィス画像を背景にご参加。
中国市場でのデジタルビジネスに成功した日本企業は未だ少なく、その経験・知見を生かした中国向けデジタル戦略・マーケティング支援ビジネスも順調に伸びているとか。膨大なロジ、政府規制との戦い、競合の資金調達、、、一つ波を乗り越えるとまた次がやってくる、鳥巣さんが乗り越えてきた軌跡が、5つのキーワードで語られました。
・ Hard modeがデフォルト
・ 基本楽しむ。どうせいつか何か起こるので自分は備えておく。バッファーを持っておく
・ 折れない心
・ 善の精神:正しいと思うこと、好きなことでなければできない
・ 新しいことに挑むからこそのHard Things、乗り越えればイノベーション
苦労話もサラリと爽やかに語る山敷さんと鳥巣さん。新世代の経営者の強さを感じると共に、彼らを輩出したBCGDV Tokyoの価値を改めて考える時間となりました。
平井からも、
「DVにいる間、皆さんがより豊かな人生を歩むことが出来る、より成長する組織である、ということは守り続けたい。プロダクトを作る、僕らが作るから大事なんだということを大切にしていきたい。一人でも多く、鳥巣さん、山敷さんのような人を作っていく」
という言葉がありました。
真面目なセッションの後は、「DV TOKYO ZOOM ホッピングクイズ」と題した、オンラインオリエンテーリングや、Remoを使った自由参加の飲み会。お子様や飼い犬を膝に乗せて参加する人もいて、盛りだくさんの3時間でした。
―― 最後に、皆で一本締め「ヨーーーオッ、パンッ!」
最後はお決まりの一本締めをオンラインで。社員全員が参加、離れていても一体感!の瞬間です。
デジタルでも繋がっていることを体現できた今回のパーティ。早くオフィスに集まれる日が来てほしい、来年こそはみんなでFace to Faceで5周年をお祝いしたい、そんな想いを強くしました。