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ゼネコンからSNS絶頂期のIT企業に転身。 BASE CFOが語るスタートアップの魅力。

BASE株式会社に入る前

大学時代はDJをやっていて、学業より音楽活動に明け暮れているような学生でした。卒業後はなんとなく就職こそしたものの、今思うと特に目指しているものがあったわけでもなく「これから何を目指そう」と漠然とした思いをもって過ごしていました。

大学卒業後は新卒でゼネコンに入社し、約5年ほど建設現場で働いていました。超体育会系の環境で、現場では経理から総務までとにかくひたすらなんでもやるという感じでした。その後、本社の経理として、日常経理から連結、開示、税務まで一連の経理財務業務を経験しました。

入社した会社は社員が2,000人程の一部上場企業で、当時は50代のベテラン社員が多く、40代でも若手扱いされる世代感でした。そんな環境だったこともあり、これからのキャリアを考えるうちに、もっと若いうちから裁量を持って働きたいという思うようになり、最初の転職を決意したんです。そのときの決断が今の自分に繋がっていると思います。

その後ゼネコンを辞めて、SNS絶頂期のミクシィ株式会社に経理マネージャーとして入社しました。時期は2007年9月で、ミクシィがちょうどIPOをした後くらいですね。当時ミクシィは盛り上がっているベンチャーのひとつで、会社が成長ステージでしたし、組織体制強化により経理の人員強化を行っていて、自分がやりたい方向性ともマッチしていたので入社を決めました。

経理体制は、入社当時は2名だけのチームでしたが、その後10名程まで拡大しました。その後、経理から経営企画に異動し、そこでは主に投資やM&A、業績管理を担当しました。「絶頂期だー!」という時期に入社して、業績は伸びていましたがTwitterやFacebook等のSNSが軌道に乗る中で、企業としても変化がありました。大きな話題としては社長交代など組織の体制変化もありましたし、社内の雰囲気も大企業出身の社員が増えた頃から大分変わっていきました。

この頃にジェットコースターのような企業の過渡期を経験し、個人的にはそこで組織の変化に対する耐性が出来たように思います。

その後、株式会社フリークアウトに転職。ミクシィは入社当時に比べて大きくなり、業務も細分化されていったので、もう一度小規模なところで今までの経験を活かして仕事の幅を広げたいという思いがあり、転職しました。フリークアウトでは経営管理部長・IPO担当として従事し、マザーズ上場を果たしました。

そしてその後、2015年6月にBASE株式会社にジョインするのですが、実際には転職は考えていなかった時期なんです。知り合いの人材紹介会社から声がかかり、「スタートアップ企業がCFOを探している」という話をいただきました。その時は転職意志とは関係なく、ただなんとなくスタートアップの経営者と話してみたいと思い3~4名にお会いしたのですが、その中のひとりがBASE代表の鶴岡でした。

もともと、フリークアウトには小規模スタートアップで働きたいという意向で転職していたのですが、既に当時のフリークアウトは60人程の規模でした。それに比べてBASEはまだ20人規模で、しかも管理部門も無いスタートアップでした。事業自体も成長しているし、他の経営メンバーとの相性を考えたときにBASEは自分がやってきたことを全部活かせる場所だと思ったんです。

代表の鶴岡は平成生まれの25歳(2015年当時)で、会う前は年齢が若いなと単純に思っていましたが、話すと非常にまともな人(笑)という印象を受け、バランスが取れてる人だなと。内に秘めているものは感じるけれど、創業社長にありがちな尖った印象がまったくなかった。そこにも興味を持ちましたね。

現在

現在BASEでは、CFOとして経理財務・法務・総務・人事全般を見ています。例えば今後BASEが目指している上場準備だったりと、日々やることは尽きませんね。そして今一番力を入れているのが採用ですね。BASEは全職種の採用を強化していますが、私がみているのはHRと経理財務です。ここは企業の成長を支える重要なポジションなので、採用はかなり力を入れてみています。

まだ組織が小規模なので、安定を求める人はあまり向いていないと思いますが、これまでの自分の経験を活かして「BASEを一緒に成長させていきたい」と思ってくれる人とはぜひ一緒に働きたいと思っています。そういう“気持ち”がスタートアップには大事だと思っています。

BASE株式会社について

BASEは代表の鶴岡も若いし、会社としても創業して3年なので、外から見ても若い企業という印象があると思うんですけど、だからこそ経験者の力を活かせる土壌があると思うので、これまで積み上げてきた経験を活かす場所を探している人にこそ来てほしいと思っています。経験は必ず活かせる環境です。スタートアップ経験者でも、大手企業の方でも、BASEに興味のある方がいればぜひお会いしたいですね。

ゼネコンからITに転身した私の経験から、スタートアップに興味を持つ大手企業の方に言えることとしては、何よりもスピード感が違います。意志決定、事業、組織の拡大など、圧倒的にスピード感が違う。そしてこれまでに無い新しいテクノロジーや手法を用いて、既存社会の価値観を変えるチャレンジに携わるのは非常に面白いです。

BASEはとにかく若くて勢いのある企業です。まだまだ未熟な部分もあるけれど、失敗を恐れずにチャレンジできる文化があり、挑戦したい意欲のある人は最適な環境だと思います。

今後どういうことをしていきたいか

私自身の挑戦としては今後、とにかく組織を強くして事業を成長させていきたい。新しい価値を世の中に提供することで、生活の最適化をはかり、人々の生活を良くしていく企業にするために、CFOという立場から会社を成長させていきたいと思っています。

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