はじめに:創業社長の「最後の分身」として
株式会社バレッグス、経営企画室長兼執行役員の太田諒と申します。
突然ですが、皆さんは「経営企画室」と聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか?
- 経営戦略や中期経営計画を策定する、いわば会社の頭脳?
- 各部門から上がってくる数字をまとめて分析する、社内の情報集約拠点?
- 社長や役員の特命事項をこなす、何でも屋?
どれも間違いではありません。しかし、私は、経営企画室の役割はそれだけではないと考えています。
創業社長が、ゼロから会社を立ち上げ、事業を育てていく過程では、あらゆる業務をご自身で担います。営業、経理、人事、システム開発…。そして、事業が成長し、組織が大きくなるにつれて、徐々に各業務を専門の部署や社員に任せていくことになります。いわゆる「権限委譲」です。
では、最後に残るものは何でしょうか?
そう、「経営」そのものです。
私は、経営企画室とは、創業社長が最後に権限委譲する、いわば「最後の分身」だと捉えています。社長の思い、ビジョン、戦略…それら全てを受け継ぎ、会社の未来を形にしていく。それこそが、経営企画室の真の役割だと考えています。
目次
- はじめに:創業社長の「最後の分身」として
- 創業30年、新たな成長路線へ
- リーダーと社員を繋ぐ「接着剤」として
- 泥臭く汗をかく「実践型」経営企画室へ
- 共に未来を創る仲間を求めて
創業30年、新たな成長路線へ
当社は、おかげさまで創業から30年を迎えました。これもひとえに、お客様、パートナー企業様、そして社員の皆様のおかげと深く感謝しております。
しかし、現状に甘んじることなく、新たな成長路線へと大きく舵を切る、重要な局面を今まさに迎えています。
少子高齢化、テクノロジーの進化、グローバル化の加速…私たちのビジネスを取り巻く環境は、かつてないスピードで変化しています。この荒波を乗り越え、さらに成長を続けていくためには、過去の成功体験にとらわれず、常に新しい視点、新しい戦略、新しい組織を追求していく必要があります。
その中で、経営企画室は、羅針盤となり、エンジンとなり、時には盾となって、会社全体を牽引していく存在でなければなりません。
リーダーと社員を繋ぐ「接着剤」として
会社の成長を加速させるためには、トップダウンとボトムアップの両輪が不可欠です。
- リーダーが決定された戦略や方針を、いかに現場の社員に浸透させ、日々の業務に落とし込んでいくか。
- 現場の社員から吸い上げた課題やアイデアを、いかにリーダーに伝え、戦略に反映させていくか。
この双方向のコミュニケーションを円滑にし、全社員が同じ目標に向かって進んでいけるよう「接着剤」のような役割を果たすこと。これが、当社の経営企画室に課せられた重要なミッションだと考えています。
具体的には、以下のような取り組みを積極的に推進していく予定です。
- 経営戦略の「翻訳」と「浸透」:
- リーダーが決定した戦略や方針を、出来る限り専門用語を使わない等により、誰にでもわかる言葉で「翻訳」します。
- 社内報、イントラネット、各種会議体などを通じて、繰り返し情報発信し、社員一人ひとりの理解と共感を促します。
- 各部門の目標設定やKPIに、経営戦略との整合性を持たせ、日々の業務との関連性を明確にします。
- 現場からの「声」の収集と分析:
- 社員アンケート、ヒアリング、ワークショップなどを定期的に実施し、現場の課題やアイデアを吸い上げます。
- 収集した情報を定量・定性両面から分析し、経営層への提言や、業務改善、新規事業の種に繋げていきます。
- 現場の声を吸い上げる仕組みを整備し、ボトムアップの意識を醸成します。
- 部門間連携の促進:
- 部門横断的なプロジェクトチームを組成し、共通の目標達成に向けた協働を促進します。
- 各部門のKPIや進捗状況を可視化し、部門間の連携を強化します。
- 部門間の情報共有を促進するためのツールや仕組みを導入します。
泥臭く汗をかく「実践型」経営企画室へ
冒頭で述べた通り、経営企画室は、単に「絵に描いた餅」を作る部署ではありません。
- 緻密な分析に基づいた戦略を立案する
- 実現可能な計画に落とし込む
- 関係部署を巻き込み、実行を推進する
- PDCAサイクルを回し、成果を検証する
これら全てを、泥臭く、汗をかきながら、やり遂げる。それが、私が目指す「実践型」経営企画室です。
もちろん、高度な分析スキルや戦略的思考は必要です。しかし、それと同じくらい重要なのは、
- 現場感覚:机上の空論ではなく、現場の実情を理解していること。
- 推進力:困難な状況でも、関係者を巻き込み、粘り強く目標達成に向けて進んでいくこと。
- コミュニケーション能力:相手の立場や状況を理解し、適切な言葉で伝えること。
- 胆力:時に、社長や役員に対して、苦言を呈することも厭わないこと。
これらの要素を兼ね備えた人材こそが、真に経営企画室で活躍できると考えています。
私が他の経営企画室の方と少し異なるのが、BtoC営業の現場で長年培ってきた経験があることです。お客様のニーズを肌で感じ、課題解決のために奔走し、チームをまとめ、目標達成に貢献してきました。この経験は、経営企画室の仕事にも必ず活きると信じています。
共に未来を創る仲間を求めて
バレッグスは今、大きな変革期を迎えています。
- 現状に満足せず、常に上を目指したい
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- 経営者の視点を学びたい
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あなたの情熱と、経験と、能力を、バレッグスで存分に発揮してください。
共に未来を創る仲間との出会いを、心から楽しみにしています。
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