なにをやっているのか
1.海外への日本の伝統工芸品・地場産品の販売、PR
・2015年5月現在、ドバイにて2つの専門店(SAGA World, Xcessories Gallery)をオープン準備中。
・2015年8月には、自社ECサイトによるオンライン販売開始予定。
2.海外への中小企業の進出支援全般
・ドバイビジネスセミナー、ドバイビジネスツアーの企画開催。
・ドバイビジネス英語実践型研修プログラムの実施。
・クレジットカード決済システム導入支援、経費削減サービスの提供。
・ウェブサイト制作、名刺作成、各種広報支援サービスの提供。
3.海外発信型まちづくりプロジェクトの企画運営
・2015年5月現在、酒々井未来プロジェクトの推進。
なぜやるのか
◎ジャパンブランドの発見
2014年8月、当時、理事として携わっていた、日本の伝統的な置き薬モデルをアフリカに普及させるといったNPOでタンザニアを訪れた時のことです。スラム街を歩いていて出会った何人かの街人に、〝あなたは日本のイメージについてどう思いますか″とたずねたところ、ほとんどの人が〝日本の商品はとてもいいと思う(品質がいいし、信頼性が高い)″といった答えでした。これまでアフリカに行ったことがなかった私にとって、アフリカのスラム街までジャパンブランドが浸透しているといったことは大変大きな衝撃でした。
◎海外開拓の壁
帰国後、改めて、幅広い視点で日本の伝統的なものの価値を見直すべく、実際にさまざまな職人さんと直接お会いし、お話を伺いました。そこで、共通の声として聞こえてくるのが、〝自分も海外に日本の伝統工芸のニーズが高いことはわかっているし、実際に海外へ向けて展開していきたい気持ちはある。けれど、自分には言語の壁もあるし、海外でマーケティングを行う時間もないし、実際にどう販路を開拓していったらよいかわからないので、海外展開までは至っていない″といったものでした。中には、箱根の寄木細工職人さんで、〝先日、寄木細工でつくったワイングラスに対してフランスからまとめて発注があったが、言語がわからないため、注文を断った″という方もいらっしゃいました。
◎BGlocalのミッション
このような現状を鑑み、BGlocalでは、これまで培われてきた日本の伝統工芸・地場産業をもっと海外へ広く、販売・PRをしていき、どんどん海外とつなげていくことで、高い技術レベルを誇る日本の伝統工芸・地場産業を発展・継承させていきたいと考えています。
また、今後、途上国の人たちが本当に幸せな生活を得ていくためには、自分たちでなりわいを身につけていくことが何よりも重要だと思います。そこで、将来的には、海外に工房をつくり、実際に日本の職人さんが赴いて、あるいは現地から技術を学びに来た人が現地に戻って、現地の人に技術を教授しながら、現地で生産したものを広くほかの地域へ輸出するといった展開を進めていきます。そのような活動に取り組むことで、本当の意味でのその地域の自活に繋がり、日本だけでなく、広く世界の地域の発展にも貢献できると思っています。
もともと、高い需要が有る日本の伝統工芸品・地場産品をまずは輸出・販売していくことで、それに実際に興味や関心を持つ人たちを増やし、次に現地での生産という形で実際にその技術を広く普及させていきます。BGlocalは、そのような一連のシステムを世界的に普及展開させていくことで、日本の地域と世界の地域が共発展していくような未来をつくっていきます。