10年間勤めたエンジニア会社を退職し、Webマーケターに転身したコンサルティング部マネージャーの宇野一成さん。
転職を考えアクシスと出会った経緯、日々の業務のやりがい、そしてWebマーケターに向いている人物像について、マネージャー目線で語っていただきました。
目次
- アクシスとの出会い、そしてエンジニアからの転身
- コンサルティング部の仕事とは?
- 「Webマーケターとして働く」ということ
アクシスとの出会い、そしてエンジニアからの転身
― もともとは、システム開発のお仕事をしていらっしゃったとか。転職を考えるようになったのは、どんなきっかけがあったんでしょうか?
宇野:
新卒でリクルートに入社し、販促領域の営業を8年間経験した後、広告代理店に転職しました。当時はリーマンショック真っ只中で、マス媒体の広告費は下がっていく中、インターネット広告だけは右肩上がりに伸びている時代だったんです。
そんな中、僕のいた会社の顧客からはインターネット広告のニーズが少なく、時代に逆行するように紙媒体の営業を行っていたんですよ。そこで、広告の仕事自体は好きだったんですが、アナログな営業を行っていることに疑問を感じるようになっていきました。
システム開発の会社で新卒から10年間勤めた中で、充実感はあるものの、“同じことの繰り返しをしている”という感覚が強くなって。仕事に対して物足りなさを感じるようになったことが、転職を意識するようになったきっかけです。
趣味でアフィリエイトサイトを運営していたこともあり、転職するなら、システム開発とプログラミングの知識が活かせる仕事にしようと考えました。転職先はWeb業界に絞らず、システム開発の同業他社からゲーム開発の仕事まで、幅広く見ていましたね。当時はWebの会社というと東京・大阪が中心で、名古屋にもほとんどなかったんです。そんな中で、地元の岐阜で唯一見つけたWeb会社がアクシスでした。
― アクシスはどんな印象でしたか?
宇野:
正直な話、“本当にこんなところにWebマーケティングの事業をやっている会社があるの…?”というのが最初の印象でした(笑)求人サイトに情報は載っているけれど、会社のホームページにはWebマーケターの採用情報について何も書かれていないし、募集要項も見当たらない。
“俺、もしかして騙されてる!?”と思い、TwitterやWebサイトを必死に探して、やっと社長のインタビュー記事を見つけました。若手経営者の特集記事で、「第二創業でwebマーケティング事業を立ち上げ、これから事業拡大していく」という内容でしたね。その記事を読んで社長に興味を抱き、面接を受けることに。
当時は今のように岐阜駅周辺ではなく、車でしか行けないローカルな場所にオフィスがあったんです。築50年のアパートの一室を借りていたので、入るにも勇気がいるような場所で(笑)でも足を踏み入れてみると、オフィスの内装にはこだわりがいっぱい詰まっていたし、何より社長のビジョンに心を打たれました。
“この人と働きたい”と強く思い、すぐに入社を決めました。
コンサルティング部の仕事とは?
― 現在のお仕事内容について教えてください。
宇野:
コンサルティング部は、サイト制作以外のことを幅広く担当しています。Googleアナリティクスを活用したアクセス解析、広告運用、施策の提案など、いわゆる“なんでも屋”ですね。
入社時はシステム開発やプログラミングの知識はあったのですが、Googleアナリティクスに詳しかったわけではなく、広告運用の管理画面も見たことがなかったので、一つひとつの仕事に向き合いながらスキルを高めてきました。
施策を行っていたところから戦略立案にシフトし、時代に合わせたアプローチ方法も随時取り入れていく。最近では、SNS運用やインサイドセールスと向き合う機会も増えてきました。
― コンサルティング部の仕事の面白さは、どんなところにありますか?
宇野:
社長が口癖のように言っていることですが、僕たちの仕事はサービスの提供ではなく、ウェブ活用によってお客様の成果に貢献することです。戦術の提供ではなく、戦略を考えることです。それがコンサルティング部というか、他の会社さんにはない、アクシスで働くことの面白さだと思いますね。
ぶっちゃけ、案件を進めている時は大体しんどいですよ(笑)アクシスに入社して5年目になりますが、「なんでこの案件を受けてしまったんだ…」って思うことも多々あります。それでもやり終えた時に感じる達成感は大きいですし、またやりたいって思うんですよね。ある意味、登山みたいなものかもしれません。
― “この仕事をしていてよかった”と感じるのはどんな瞬間ですか?
宇野:
自分のした仕事が、クライアントさんの意思決定を促せた瞬間ですね。
ある顧客に対してマーケティングの視点から、課題とその解決に向けたご提案をさせていただいたんです。正直、“社員でもないのにわかったようなことを言って”なんて思われないかドキドキするような、切り込んだ提案をしました。
でもこの提案に対して、「内部の人間が何度伝えても動いてもらえなかったけれど、アクシスさんのおかげでプロジェクトが進みました」と言っていただけたんです。この連絡をいただいた時は心底嬉しかったですし、この喜びのために、また頑張っちゃうんだろうな、と思いましたね。
― 日常の業務をこなしながら、マネージャーとしても活躍されているそうですね。部下と関わる上で、どんなことに気をつけていらっしゃいますか?“こんな人と働きたい”という人物像があれば、それも教えてください。
宇野:
指導する上では、“常に自分はコンサルタントである”という自覚を持って提案ができるようになることを意識して伝えています。
だから例えば、「どうしたらいいですか?」って質問をする子がいると、すぐに答えは与えず、「どうしたいの?」って質問を返すんです。自分なりの仮説や意見を持った上で、僕にぶつけて欲しいから。そうして初めて僕もフィードバックができますし、この繰り返しが、クライアントさんとの関わりにも活きてくると思っています。
うちは規模感としてまだまだなので、入社してくれるだけでもありがたい、って気持ちでいつも接しています。Webマーケティングに興味を持ってくれて、一緒に働きたい!とビジョンに共感してくださるなら、どんな方でも大歓迎ですよ。
「Webマーケターとして働く」ということ
― 仕事をする上でのポリシーや、大切にしていることはありますか?
宇野:
“納得できない仕事はしないこと”です。我ながら面倒くさい人間だなって思うのですが(笑)“何のためにこの仕事が必要なのか”ということに納得して仕事をしていたいんですよね。
納得した上でする仕事とそうでない仕事とでは、成果にも雲泥の差が出ると思っていて。
だから必ず、仕事のゴールを明確化するようにしています。そうすることで一つひとつの仕事のクオリティも保てますし、クライアントさんへの結果にも繋がると信じています。
― Webマーケターは、どんな人に向いていると思われますか?
宇野:
“変化を面白がれる人“ですね。
Web業界は技術やトレンドの移り変わりがとにかく激しいので、1から10教わったらできるというものではないと思っています。何かを習得した頃には、大体次の新しいものが世の中に生み出されているんですよね。
だから「Webのことはわからないけど、将来性がありそうだからやってみたい!教えて欲しい」という人には、ちょっと厳しいかもしれません。反対に、僕のように“同じことの繰り返しは嫌だ!”なんて人にとっては、最高に刺激的で天職だと思いますよ。
業界の変化のスピードに加えて、支援させていただくクライアントさんの業界も多種多様なので、常に最新の情報を得て学び、実践し続けることができるんです。飽きている暇なんてないですね(笑)
― 最後に、アクシスだから経験できることと、宇野さんの今後の目標を聞かせてください。
宇野:
アクシスの良いところは何と言っても、“自由度高くチャレンジできるさせていただける環境があること”ですね。今までの仕事の中で、「こんなことをやってはどうか」と提案をすると、大体のことは「よし、じゃあやってみよう。具体的にはどうする?」とポジティブに受け入れていただけたんです。ここまで柔軟に対応してくれる会社って、そうないだろうと思うんですよね。
これは社長の、“メンバーのチャレンジを応援したい”という気持ちも反映されているのかなと思います。だから、“やってみたいこと”を明確に持っている人には、アクシスは最高の環境ですよ。組織の力があってはじめて達成できることってたくさんありますし、一緒にお仕事させていただけるクライアントさんの幅も確実に広がります。
今後の目標は、今までと変わらず、目の前のクライアントさんにしっかり成果を出し続けることを徹底していきたいですね。それから、今後入ってくる後輩がもっとマーケティングを楽しめるような仕組みもつくっていきたいです。どんな方とこれから働けるか、楽しみにしています。