”一陽来復" ”沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり” ”Rainy days never stay.”
これらの成句、ことわざは”悪いことや苦しいことの後には良いことが待っている”といった意味です。
4月よりお届けしてきている常務取締役 森にフォーカスした連載『2度目の上京シリーズ』では、24歳まで人生の迷路に彷徨っていた森が浮上のキッカケを掴むところまでをお届けしてきました。
今回のストーリーで常務・森の創業期の努力の先に掴んだ”成功”と、その先にあったものについてです。
言い換えますと、企業組織のゼロイチの先にあり得るものともいえるかもしれません。
将来自分で事業を持ちたい、起業したい、良い組織を創りたいなどと、大きなビジョンを掲げている若者に読んでいただければ嬉しいです。
アウスタには、このストーリーのようなリアルがありました.......
▼森晋也(モリシンヤ)
1981年愛知県出身。 2006年に上京し 株式会社アウスタ創業期に参画。圧倒的な熱量でリーマンショック後の若者支援に注力し、2008年<若者就業支援事業部>を開設、部長に就任。 その後<若者営業実戦塾>事業部長を経て、2013年に執行役員就任。2016年1月より、アウスタの理念を全国に広げる先駆けとして、東海地区のサテライトオフィスの立上げを開始。 松岡修造氏のような熱いコンサルティングが評判を呼び、相談が絶えないコンサルタントとして20代で将来に悩む若者に限らず、若者の採用に困っている中小企業の経営者からも相談を受けるなど、多岐にわたって活動中
(前回のストーリー)
トップセールス、アカウント営業の実績が認められ......
―前回のインタビューでは”自分は埼玉で一番頑張っている営業マンか?”と言い聞かせ創業期突き進んでいたという話を伺いました。OBの方には創業期に伝説的な実績だったり、事象だったりを聞いたことがあるのですが......
前回のインタビューでお話しした座りながら寝てるとか、玄関で寝てるというのは事象といいますか、創業期のあるあるネタだとして......笑
実績の面でいいますと創業期半年で20名の若者就業支援という実績を出しました。
創業間もない、会社としては”何をしていこうか?”という段階のときに時代はリーマンショック後の不況で、若者が仕事に就けないという状況がありました。
その当時は自分自身も愛知県から上京してきて右も左も分からない、半ばアウスタという企業に拾ってもらったような身だったので、絶対這い上がってやろうというハングリー精神を、20代のためにというように上手く循環できたといいますか......
―創業当時のノーブランドな状態で、お客様に信頼してもらえるというのはよほどのことだと思いますね。
セールスマンだと良く耳にする”For youの精神”、これを玉貫代表からは創業期から教えてもらっていて、行動して自分に落とし込んでいき、その結果として一緒にビジネスを立ち上げていく仲間に巡り合えました。
またスタッフさんとも良い関係を築くためにも、月1回イベントごとを開いて交流したりしてました。
―ただガムシャラではなく、哲学を持って働いておられたのだなぁと感じます。
とにかく自分のために頑張るだけだと独りよがりになると思うのですが、”20代のために”ということを熱く語り合えるベンチャー感があったので。
ただ良いことだけではなくて、拠点立ち上げしてみたいとさいたま市浦和区に拠点を立ち上げて一年で畳むという失敗もしました......
ポジティブにいえば”何事も経験”の一言に収まるのですが、何かを立ち上げて結果ダメになるという経験が初めてだったので、相当ショックでしたね......
ただ良いこともあって、その後アカウント営業で上場企業との口座が開けたり、ベンチャー企業を志す仲間が全国から参集したりなどし業績が向上したんですよね。
2008年には若者就業支援事業部というものを立ち上げ、部長にさせてもらいました。
これがアウスタという会社に入って、まず最初の一番の成功体験でしたね。
いろんなカラーで社内が彩られる
―部長になられたあとのアウスタはどのようになっていきましたか?
それこそ企業としても実績が出て、上々企業との取引も出来るようになり、それまではやる気や夢で走っていた仲間たちに、根拠のある自信が加わって勢いある組織だったと思います。
自信が着くと、次にどんな行動が起こってくるのかというと”新しい挑戦”ですね。
あれやってみたい、これやったほうが絶対いいでしょ、という声が社内で次々とあがって、いろんなものが社内で立ち上がりました。
・未経験ポテンシャル層向けの、BtoCセールスの実践プログラム
・埼玉県に特化したフリーペーパーの発行
・20代限定街コンの開催
・若者の仕事場開発
・学生団体、インターン受け入れ ,etc.
―取り組みのラインナップが多いですよね......
私自身もチャレンジを始めました。
現在アウスタが取り組んでいる上京支援の元祖といいますか、グループ企業OBの方が新潟方面で独立されるので、立ち上げの支援を行ってました。
起業経営支援のチャレンジといいますか......
当時会社にいたメンバーは、今でもそうですけども、20代のうちに頑張ろうという意識が社内は凄かったと思いますね。
いわゆる創業期から成長期は”グワッ”と皆で上がってきました。
ですが、どんな企業でもずっと右肩上がりにはいかないもので、その後のこともお話ししたいと思いますね......
交じりそうで交わらない
―その”右肩上がりにいかない......"ということを伺ってもいいでしょうか?
さっき色んなものが立ち上がったということを話して、それは社外から見たら”いろんなカラーがあっていいね” "楽しそうだね”とポジティブな声をもらえていました。
それがやがてどうなっていくのかというと.......
自分自身もあとになって気付くことなのですが、それぞれのプロジェクトの発展にはコミットしてる雰囲気はあっても、会社組織の発展に向いている感じではないというか.......
―一言でいうと”バラバラ"になっていったということでしょうか?
その表現が近いと思いますね。
自分の役割に全員が徹していればそれでいい、というのは理屈的にいえばそうなのですが、リアルはそうではないという......
誰もサボっていないんですよね。
手を抜いていないんですよね。
でもまとまらないのは何でだったのだろうか......
子供でいうところの自我が芽生えたということなのか......
創業社長も30歳を手前に、海外に出たいということを行ったりもしていて.......
創業期のメンバーも卒業したり.......
考えることは多々ありますけど、成長というのは上手く行き続けることではないんだということを思い知らされましたよね。
(次回へ)
2005年から17期の現在にいたるまで多くのストーリーがありますが、次回は弊社が迎えた大きな変化の1つをお届けしたいと思います。
株式会社アウスタは『20代が輝く社会を創る』を理念に、全国の若者の成長変化を上京支援で実現していきたいと考えています。
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