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【人材サービス歴10年、3000人の若者のキャリアサポートを経験してきた僕だから伝えられること】やりたいことがない人のキャリアの作り方

初めまして、株式会社アウスタの湧川です。

現在新潟オフィスと名古屋オフィスを行ったり来たりしています。

もともとは名古屋出身で、8年間ほど大宮本社に在籍した後、2016年1月より名古屋オフィス立上げを行い、今年2018年5月より新潟オフィスの立ち上げをしています。

10年間で多くの若者(約3000人)と出会ってきて、キャリアコンサポートをさせていただいた経験を元に、お伝えできることをこれから伝えていきます

今回のテーマは「やりたいことがない人のキャリアの作り方」です。

”やりたいことがない”

”やりたいことがわからない”

という若者の声は、ワクカワ的若者の悩みランキングでも2位、3位にランキングするぐらい、良く聞かれる若者が持つ悩みです。

できればやりたいことを仕事にしたい、でもそもそもやりたいことがないので仕事をどう探せばいいかわからないというものです。

「仕事を探すときに自分って何が向いているんだろう?」

「夢とか、やりたいこととかないし、とりあえず何をすればいいのだろう?」

「お金稼げればいいや!」

そんな感じになっていると思います。

では仕事をやるときにあてずっぽでとりあえず条件のいいところに行けばいいのか?

そういう考え方もあると思います。

ただ、たまたま相性があえばいいですが、そうじゃなかったときが悲惨です。

では私がそのような相談を受けたときにどういう話をしているのか、お伝えします。

まず、このような問いを「やりたいことがない若者」へ投げかけます。

◆◇◆

「じゃあこの3つの中で自分が8時間使うとしたらどれを選びますか?」

① ものを作って過ごす

② 人と話をして過ごす

③ パソコンと向き合って過ごす

◆◇◆

この質問であれば、大体の人が答えられます。

この3つのカテゴリーの中で、未経験からでもできる仕事を探せばいいという話をします。

①ものを作って過ごす

→製造業、エンジニア、技術職

②人と話をして過ごす

→営業、販売

③パソコンと向き合って過ごす

→SE、事務

ざっくりとこんな感じで分かれてきます。

例えば

「①と③は絶対無理!人と話をしているのが一番いい!」

という話をした方には絶対に事務職や製造の仕事を紹介するべきではないと思っています。

営業か販売でキャリアを作っていくことをすすめていきます。

「②は絶対無理、①だったらできそうかな」

っていう人には人前にでると、おそらくうまくいかないのでエンジニアの仕事とか、プログラマーの仕事で物をつくっていく仕事を紹介したりします。

このように考えていくと、漠然としていたものが整理されて、まず何をやってみたらいいかわからない人が、とりあえず仕事を探すポイントがつかめることが多いです。

けど、これで仕事についてみたところで、

「もともとやりたい仕事かどうかわからないのに、続かなかったらどうするんですか?」

という疑問がわいてくると思います。

そんな方にはこう答えています。

「やりたいことは、考えてもわからない。

まずは仕事を一生懸命やってみて極めてください。

そうしたら、やりたいことが見えてきますよ」

と話をしています。

20代前半で稼いでいるプロ野球選手とか、芸能人とか、歌手とかああいう人たちみたいに小さいころから没頭するものがあって、それで才能を見出している人と比べてしまいがちですが、20代で好きなことを見つけている人のほうが珍しいですよという話をします。

例えば営業職を始めたとします。

最初は覚えることばかりだったりとか、断られることばかりだったりとか、嫌なことばかりが見えてきます。

やめてしまう人の大半はここであきらめて仕事を辞めてしまいます。

僕もこの段階で、仕事を辞めたいという相談をよくされます。

その時には

「まずは半年やめることを先延ばしにしなさい。

仕事でうまくいく人はやることを早く決断してやめることを先延ばしにする。

うまくいかない人はやる決断は遅くてやめる決断は早い。」

時には入ってすぐに

「私この仕事向いてないかもしれません・・・」

って言ってくる人もいますが

3ヶ月以内で向いているか向いていないか判断するのは無理です。

最初は苦労していた人でも3か月たってメキメキ上達して、天職じゃないかといえるレベルになった人は何人も見ています。

なので、そういう人にはとりあえず続けてみることを強くお勧めしています。

そうやって、頑張って仕事をマスターしていくうちにだんだん仕事のやりがいが見えてきます。

どの仕事でも、マスターしていくことで自分が見えてきます。

例えば営業の場合

・若い人は苦手だけど、ご年配の方と話をするのは結構楽しいなあ

・飛び込みは嫌いだけど、いざお客さんと話ができたら結構おもしろいよなあ

・課長みたいにみんなをまとめてみたいなあ

いろんな想いが湧いてきます。

もしくは、一生懸命頑張っていれば、見てくれる人がいて、その人から別の仕事をもらえることもあります。

例えば

・商品開発を任される

・後輩の指導を任される

・マニュアル作りを任される

色々あると思います。

その次の任された仕事から自分の天職がみつかることもあります。

そうやって、仕事を極めることで1つずつ気付きと成長があり、その過程で自分の天職を見つけられる可能性があります。

極論を言いますと僕は、最初にやる仕事は縁があったものであればなんでもいいと思っています。

それよりも、目の前の仕事にまず向き合って、一生懸命取り組み、極めていくことのほうが大事かなあと思っています。

ただ、やみくもに探していても、頭がパンクするだけなのでまずは3つのカテゴリー分けできっかけをつかめるようにしているだけです。

そこから、見つかった仕事、縁のあった仕事を大切にしていき、チャンスを数珠つなぎにものにしていく。

そうすることで気が付いたら最初のころには想像ができなかった仕事ができるようになっていることは結構あります。

僕はこれを勝手に

「キャリアアップわらしべ長者理論」と呼んでいます。

わらしべ長者という物語をしっていますか?

青年が最初にわらをつかんだことをきっかけに、わらがミカンにかわり、ミカンが反物にかわり、反物が馬にかわり・・・最終的には屋敷になったというお話です。

最初のわらを持ち続けることで、それに価値を感じてくれた人が現れてミカンに変えてくれる、ミカンに価値を感じた人が反物に変えてくれる。

キャリアアップも最初のわらを大切にできる人がチャンスをもらえる可能性が上がってくる点で同じだとおもいます。

やりがいとか、条件とか、福利厚生とか、いろんなものに惑わされている人が多いですが、私はキャリアアップの大原則はわらしべ長者にあると思っています。

特にやりたいことがない人に関しては、わらしべ長者を強くおすすめしています。

とこんな感じでお話をしてましたが、かくいう私もわらしべ長者的に仕事を転換してきました。

最初は塾の先生をやっていましたが、転職をして今の会社にいます。

今の会社では派遣の現場で販売をやることから始まりました。

ある日、うちの会社で研修制度が弱いことに気が付き、前職を活かして、販売の研修担当をやればいいんじゃないかと思ってその仕事を自分で提案して、任されるようになりました。

そして、研修を何度か行っているうちに、仕事相談も行えたり、クライアントさんの担当もできるようになってきました。

今では支店の立ち上げとか、そういう仕事までやらせてもらえるようになりました。

僕は、塾の先生の仕事は好きでしたが、販売にも営業にも興味はありませんでした。

ただ、前職の経験と融合することによってこんなチャンスがつかめるんだということを感じました。

まずは、3つのカテゴリーから自分の最初の仕事をみつけてみてください。

そこから、仕事を始めるきっかけがつかめます。

【今日のまとめ】

・やりたい仕事がわからないときはまずは3つのカテゴリーで分けてみて自分がどれに当てはまるか判断をする。(①ものを作って過ごす②人と話をして過ごす③パソコンと向き合って過ごす)

・やる仕事が見つかったらまずは、成果を出せるまで頑張ってみる。

・すぐにやめたくなったらそれは逃げであることが多い。

・成果を出せるようになってきたら次のチャンスにつながってくる。

・キャリアアップはわらしべ長者と同じである。

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