人事が就活生に伝える！企業研究の方法~3C分析とは？~

みなさんこんにちは。人事広報の石間です。弊社は23新卒の採用活動を継続中、毎週何名かの方と面接をしております。6月を目処に就活を終了したいと思っている学生さんが多い印象です。4月も中旬となりました。6月までに決めたいとするなら、あと1ヶ月半。春休みも明けて授業も始まることでしょう。ますます忙しい日々になるはずです。そのような中、【悔いはない！】という就活が出来るよう、今回は一つの手法とし企業研究において活用できる３C分析についてお伝えしていきたいと思います。

３C分析とは？

３C分析とは、３つのCから企業を分析する方法で、事業戦略やマーケティング戦略のためのフレームワークとして使われます。経営学部や商学部の方は授業で触れている方もいらっしゃるかもしれませんね！3C分析とはどんなものかというと、例えば、新しく商品開発をする時、新事業を始める時の分析方法として使われる事が多いものです。 就職活動においても企業研究を俯瞰的に行う事ができるので非常に有効な方法です。 それでは、もう少し分解していきましょう。

• Competitor = 競合
• Company = 自社
• Customer = 市場、顧客

3C分析はこれら3つの「C」のから構成されています。それぞれの項目から分析していく事によって会社の立ち位置や成功要因を見つけ、その会社のポジティブな面とネガティブな面を見つけていくことが出来ます！それでは皆さんがアウンコンサルティングを3C分析を使って企業研究するとして、各項目のCがどんな意味を持つのかを見ていきましょう！

Competitor （競合）について

まずは、アウンコンサルティングのライバルとなりえる競合企業側の目線で考えていく、Competitor （競合）です。どのくらいの数の競合企業がアウンコンサルティングが狙っている市場に存在するのか、市場シェアを占有している企業はどこなのか、参入への壁は大きいか、その業界の構造はそもそもどうなっているか、どういった差別化を行なっているか等、競合企業となりうる他社の状況や武器となる商品やサービスを分析していきます。 重要な事は、それらを踏まえた上で自社はどういった市場でサービスや製品を出し勝負できるかを考え、差別化を図りながら検討していく事です。

Company （自社）について

続いてはcompany（自社）です。ここでは、アウンコンサルティングが現状どのくらいの利益を出せているか、どういったサービスや商材に強みがあるか、弱みはなにか、人材の特徴や人数は確保できているかどうか、資本に余裕はあるのか等、現状のアウンコンサルティングの立ち位置を知る事で強みと弱みを可視化していく事が大切です。

Customer （市場・顧客）について

最後にcustomer（市場・顧客）です。ここでは、アウンコンサルティングの居る市場の規模感や今後その市場で展開していく見込みがあるのか、購買者はどういった層をターゲットとしているか、市場に成長性は見込めるか等、顧客側に立った視点で分析していきます。

企業研究で他の候補者と差別化し、自信を持った企業選びをしよう！

前述した通り企業研究をすることで企業への理解が深まるのはもちろんなのですが、人事として企業研究をすすめる理由があります。それは「企業選びの手助けになる」ことです。以前も投稿しましたが「会社選びの決め手に欠ける」と悩まれる学生さんがとても多いようです。ご自身で企業への理解を深めようとするほど「説明会で聞いた」または「HPを見た」だけでは分からないこと、疑問に感じたことが出てくることでしょう。疑問に感じるのはなぜなのか、どうしたら課題だと思うことを解決できそうか等、自分なら・・・という仮説を立てていくこと、またそれを面接の質問時間で企業側に伝えることで、疑問を解消出来るかもしれません。その企業について考えた時間や調べた内容が、いくつかの選択肢を持った際に、「この会社にしよう！」という選択の手伝いをしてくれるのではないでしょうか。

5年間アウンコンサルティングで人事として面接でお会いした学生さんが沢山みえますが、学生さんたちの企業研究とは「とりあえずHPを見る」が多い印象です。それをすることで「企業を知る」ことは出来るかもしれませんが、理解を深めるまでは難しいかと思っています。つまり逆をいうと、しっかりと企業研究している学生さんはまだそう多くはないということ。つまりは、企業研究すること自体が他の候補者の方と差別化にもなるかもしれません！是非、皆さんの就活に活かしていただけましたら幸いです！