こんにちは!auコマース&ライフ採用広報担当です。
今回は2017年に旧株式会社ルクサに新卒入社して以来、活躍し続けるメンバーに突撃してきました。2020年下期全社表彰における全社MVP受賞スピーチでは、涙を誘われた社員もいたとか。社員からもクライアントさまからも愛される彼が大切にする、仕事との向き合い方に迫ります。
古賀 大貴(Daiki Koga)
2017年4月、旧株式会社ルクサに新卒入社。長崎県出身。入社以来、自社販売商品の調達(MD)を担当。2020年下期においては自社販売における個人単月売り上げ3億円のギネスを樹立。同期全社表彰では営業部門最優秀賞ならびに全社MVPを受賞。21年4月からミッションを変え、現在はアカウント企画グループに所属。趣味は筋トレ。
どうすれば信頼関係が生まれるのか、考え抜いた新卒1年目
ー本日はよろしくお願いいたします!まず始めに簡単な自己紹介と、ご入社の経緯についてお伺いできますか。
2017年4月に旧株式会社ルクサに新卒入社をした古賀です。入社から21年3月までの4年間、MD部に所属し自社販売商品の商品調達を担当しており、2020年下期の全社表彰の場では、営業部門最優秀賞ならびに全社MVPに選出いただきました。その後21年4月に現部署へ異動。ダイレクト事業企画部のアカウント企画グループに所属し、販促施策や流通施策の設計などを担当しています。
就職活動を始めたころは大手メーカーや金融業界なども視野に入れていましたが、次第に自分は「どの業界で働くか」よりも「どう働くか」が重要だと感じるようになりました。大企業に属した大勢の中の一人ではなく、事業を創造する・組織を変革する当事者として働きたいと考えた時に、ベンチャー気質を残しつつもKDDIグループの一員となったルクサと出会い、その風土とECの魅力に興味を持ちました。
就職は地元長崎を離れて東京で、と考えていましたが、実はゆくゆくは地元に戻り仕事がしたいとも思っていました。長崎は隣国韓国とも近く、地の利点を生かしたビジネスも発展しています。ECは、そういった環境でも確実に生きる力を身につけられることが魅力だと感じました。
ただ最後の決定打は『人』でしたね。大学3年生にインターンシップに参加したことをきっかけに、1年以上選考ではお世話になったのですが、たくさんの社員さんと面談の機会を重ねる中で、「この人たちとであれば、どんなサービスでもどんな環境でも頑張れるだろう」という思いが生まれてきたんです。「どう働くか」を大切にしている自分にとって、「誰と働くか」という『人』の部分はとても重要な要素でした。
ー入社1年目のお仕事内容はどのようなものでしたか?
当社のMDは「au PAY マーケット」の直営店である「au PAY マーケット ダイレクトストア」を始め、各チャネルで展開する自社販売商品の選定から仕入れ、販促企画、在庫管理の調整など幅広い領域を担っています。一般的な企業だと、特にバイヤー業務は「アシスタントバイヤーとして経験を積んだ5〜10年目から」なんてこともざらにありますが、この会社では「1年目だから」という区別なく、配属後からMDの全てを任せていただきました。また担当クライアントさまにおいても、「前任者の引き継ぎ」よりも「自分で新たに繋がる」方々が多く、会社として、人としてゼロから信頼関係を作り上げることに面白さとやりがいを感じました。
もちろん最初から上手く行ったわけではありません。圧倒的に経験値・知見がない中で、「売りたい!」という気持ちはあるのにクライアントさまに信頼・納得いただけるような提案が1人ではできないことが多く、とても苦労しました。
ーどのようにして乗り越えたのですか?
「あなたのことを教えてください」というスタンスで商談には臨んでいました。数字を達成するために目先の利益だけを見て口八丁で丸め込むような『営業相手』の関係性では継続的なお付き合いは到底望めません。『共に商品が売れる仕組みを作るパートナー』として対等なお付き合いをするためにも、たとえその提案が自分にとって最善策だと考えるものであっても、クライアントさまがどう感じるかを「教えてもらう」姿勢を大切にしていました。
「最後まで一本筋を通すこと」積み重ねが身を結んだ全社MVP
ー改めてFY20下期の全社表彰では、営業部門最優秀賞ならびに全社MVPの受賞おめでとうございました!受賞された際のお気持ちをお聞かせください。
ありがとうございます!受賞時は自分の「嬉しい」という気持ちよりも、周りの皆さんへの感謝と恐れ多いという気持ちでいっぱいになりました。2020年は元々担当していたアウトドアグループでのミッションに加え、ゲームカテゴリの開拓と、新規商材グループでのKDDI共同案件など、領域を広げて担当させていただきました。お客さまからの需要も高い両カテゴリを任せてくれた上司、支えてくれた先輩方や同僚がいたからこそ、個人単月売上ギネスも樹立するまで成長させられたと思います。この賞は関わってくださった方、全員で受賞した賞なんです。
思い返せば3年前、新卒1年目だけが受賞できる『新人賞』を受賞できなかった時は劣等感や悔しさでいっぱいになり、上長にその思いを吐露したこともありました。「誰もが急成長できるわけではない。お前もきっとそのタイプ。でも何事も着実に積み上げていくその姿勢は必ず成果に結びつくから、まずは目の前のコトに向き合いなさい。」その時かけていただいた言葉を胸にこれまで取り組んできました。その愚直に向き合ってきた姿勢が認められて今回の受賞に至り、改めて当時から信じ、見守り続けてくれた上長を含め、評価してくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
ーとは言っても、何かを任せたいと思わせる信頼感は一朝一夕には芽生えないと思います。お仕事をする上で大切にしていることがあれば、お伺いしたいです!
「最後まで一本筋を通すこと」はどんな時も大切にしています。どれだけ大変なことでもいつかはゴールがあるので、一喜一憂せず何ができるかを考える。その中で「分からないな」「できないな」とつまずいた時に、素直に「助けてほしい」と言えるか。特に後者が重要なんだと思いますね。新たにゲームカテゴリを担当した時は、全く業界を知らない中で飛び込んだので、商材についてはクライアントさまに何から何まで質問しましたし、システム側に分からないことがあれば、ロジスティクスのメンバーに一から全部レクチャーしてもらったりと、その姿勢は貫きました。うやむやにしたり、小手先でどうにかしようとしていたら、このような成長は見込めなかったと思います。
「周囲を巻き込むコミュニケーションが苦手だ」という人も多いと思いますが、特に社内コミュニケーションで重要なことは『とにかく素直であること』と『相手のSOSに全力で応えること』に尽きると私は考えています。困った自分を助けてくれる人は、いつかの自分が助けた人か、どこか自分のことをいいなと思ってくれている好意的な人だけ。だからこそ誰か悩んでいる人がいたら、手を差し出しますし、おかしいと感じたらきちんと指摘することも重要です。
また「周囲を巻き込むコミュニケーション」の中でも、「質問することが苦手」という方を多く見かけますが、これはプライドが邪魔をしていると思うんです。「私は何も知らないんだよ」ということを自らが受け止め、さらけ出すことで、そういった心理的ハードルは無くなると思います。新卒や若手こそ、目先の成果に気を取られて失敗することや周りの目に恐怖心を持ってしまう人も多いかもしれませんが、とにかく素直であることを忘れないで。そうすれば頼れる仲間が助けてくれるはずです。
目まぐるしい変化に適応する力 ー長年のMDを離れ、新たな挑戦フェーズへ
ー21年4月より現在のアカウント企画グループへ異動されましたが、現在のお仕事内容についてお聞かせいただけますか?
これまでのMDではサイトに訪れたお客さまに対して、どんな商品を売るのかという視点で取り組んでいました。アカウント企画グループではそもそもどうしたらお客さまがサイトに訪れるのか、さらにはどうしたらもう一度購入してくださるのか、といった要素から深堀って「なぜ売れた・売れなかったのか」を考えたり、「売るためには何が必要なのか」を考えて施策立案・効果検証をしています。時にはKDDIグループ視点からアセットをどう活用できるのかなど、広い視野を持って取り組むことも重要です。これまで自分自身も深掘りきれていなかった「なぜ売れた・売れなかったのか」を改めて考えることで新たな発見がたくさんありますし、逆に過去のMDの経験が生きる瞬間も多く、知るほどに面白いですね。
実はこれまでのアカウント企画グループはどちらかというと集客やユーザー体験を主軸に施策立案をすることが多かったのですが、現在は私を中心に商品軸の深掘りも進めています。これまでのMD経験を生かして任せていただけているので、難しい課題と感じつつもやりがいを感じますね。またこの部署でも、MDを始めとする営業やロジスティクス、マーケターや時にはエンジニアまでさまざまな部署の方との連携・調整が必須になってくるので、強みでもある巻き込み力を発揮する場面も多いです。
ーこれからの目標はありますか。
まずは一ビジネスパーソンとして、信頼され求められることを目標にしています。そのためには自分が使える手札をどんどん拡張していきたい。例えばシステマチックな知識や分析スキルなど、ミッションも変化した今だからこそ挑戦できる領域がたくさんあるので、貪欲に吸収していきたいですね。ちなみによく「マネジメント志向はあるの?」と尋ねられることもありますが、正直そこにこだわりはありません。常に自分が会社・事業・サービスの当事者となって、手や頭を働かせ、PDCAのサイクルを回し続けたいと思っています。
auCLで働く上で大切なのは「適応力」だと私は考えています。合併やドラスティックな方向転換など変化が激しい環境の中では、即座に考えて行動に移す力が重要です。今後さらに変化・成長し続けるこの環境の中で、変化に適応し続けながら、大きく飛躍していきたいです。