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多様な部署を束ね、コンテンツを生み出すディレクター。家庭も仕事も「お母さん」として支える彼女の仕事論とは?

こんにちは!auコマース&ライフ採用広報担当です。
今回はワークライフバランスを考えた会社選びでキャリアアップに成功し、部署の垣根を超えてマルチに活躍するディレクターをご紹介いたします。専門部署をいくつも束ねるディレクターのお仕事内容や、今後一緒に働きたい人材の理想像についてたっぷりとお話をお伺いしました。

氷沢 亜紀子(Akiko Hizawa)
女性向けファッションECにて、販促特集の企画制作デザイン、メルマガでの集客、コピーライティングなどを担当後、結婚、出産、育休を経て一念発起し、未経験でAdobe AnalyticsやAdobe Targetを使ったアクセス解析/UIUX改善業務にジョブチェンジ。その後2017年7月に旧KDDIコマースフォワード株式会社(以下:KCF)へ入社。


仕事のやりがいとワークライフバランスの両立を叶えた、戦略的なキャリア形成

―KCFにご入社されるまで、ジョブチェンジを経験されたとお伺いしましたが、その経緯をお伺いできますでしょうか。

auコマース&ライフの前身であるKCFに入社する以前、一番長く勤めていたのは女性向けファッションのECの会社でした。その会社ではWebデザイナー・企画・コーディングなど任せてもらえる領域の幅が広く、充実感を持って仕事をしていました。しかしながら自分が幅広く業務を担っていた分、1日のほとんどを仕事の時間に充てる働き方をしており、納期前には徹夜をすることもあったりと、不安定な働き方をしていたんですよね。転機が訪れたのは、結婚・出産といったライフイベントを迎えたこと。ワークライフバランスを見直す必要があると感じ、転職を決意しました。

定時でしっかり帰れることを前提に転職活動を行っていると、どうしてもこれまでの制作業界から離れる選択肢しかありませんでした。しかしながら私自身ECの企画・制作が好きだったものですから、いつか必ず戻ってこようと心に決め、そのための武器を身につけたいと考えました。結果、Adobe Analyticsという解析ツールを導入し資格取得を支援してくれるアクセス解析会社に入社をしました。

結果的にコンテンツ制作とアナリティクススキルは親和性が高く、制作したものに対して数字的な裏付けもできる解析スキルが私の強みとなり、KCFへディレクターとして入社、EC業界に戻ることが叶いました。今では一度他業種にジョブチェンジしたことは正解だったと感じています。


―数あるEC関連企業の中からauコマース&ライフを選んだ理由はなんでしょうか?

転職先選びでは、会社基盤・盤石な体制があることが絶対条件でした。子供が急に熱を出して休まざるをえない時でもちゃんと仕事が回ることや、休むことを責められない環境があるかどうかを重視していましたね。
またその中でもKCF対しては「au」という冠も魅力的でした。私は子育てもしつつ、仕事も頑張りたいタイプなので、子供に対しても「母親」だけでなく、「働いている自分」もイメージしてもらいたいんです。子供たちに「お母さんが働いている会社ってこのauなんだね!」とわかりやすく想起してもらえる。そういった点でもKCFないしauコマース&ライフはすごく魅力的でした。

―入社後にギャップは感じませんでしたか?

いい意味で、カルチャーショックを受けました。最初に入社した会社は残業の概念がなく、四六時中仕事のことを考えているような環境だったんです。しかしながらauコマース&ライフでは「定時で帰ってくださいね」「残業は無理しないでくださいね」ときっちり言われるので、育児・家庭との両立にも困ることもなく楽しく働ける、良い環境だと思います。

社内の「見える化」が業務効率化の鍵に

―入社後のミッションはどのようなものでしたか?

マーケティングや広告企画部署などから上がってくる、キャンペーン施策の内容精査、並びにデザイナーやエンジニアの間に立って、制作進行を進めるディレクション業務をミッションとしています。また、現在所属する編成チームでは私が最古参で、過去の経験やナレッジを一番持っている人材なので、メンバー育成、業務工数の最適化など業務改善ミッションも担っています。

―入社されてから力を入れていることはなんですか?

ディレクター個人の「判断」にかかるストレスを軽減すべく、仕組みの改善、業務の見える化に力を入れています。ディレクターは一案件を一人で担当するので、なかなか横の繋がりが作りづらく、ナレッジが蓄積されないことが課題でした。現在はWBSシート等(Work Breakdown Structure:​作業分解構成図)を統一し、全ての案件の仕組みや情報を見える化したことで、何か小さな判断・迷いがあった際も他と照らし合わせて判断ができますし、仮に誰かがお休みを取ってもカバーがしやすくなりました。
新たなプロジェクトが発足する際も、グループリーダーと私の間で、ビジネス観点と技術観点の両面からやる・やらない/できる・できないをすり合わせてからチームに落とし込むことができる体制となったので、ディレクター個人の判断の量や重さが軽減できているのも良い変化ですね。

―働いていて面白いと思うことややりがいを教えてください。

日本でも1割の会社しか導入していないAdobe Analyticsを使ってWebサイトのアクセスデータを細かく分析できることは一つの魅力だと思います。分析できる幅が全然違ってくるので、すごくやりがいがありますね。ユーザーがどのようにWebサイトを訪問・離脱してコンバージョンに至るかを数字で追いかけられるところが特に面白いです。またマーケティングや広告企画、エンジニアやデザイナーなど色々な人の思いが詰まったものを世に送り出す最後の砦として、リリースの度に我が子を送り出す気持ちになり、達成感を感じます。
現在ではただリリースするだけではなく、分析のハンドリングも担っています 。ABテストの導入を始め提案できる幅が広がり、これからさらに面白くなってくのではないでしょうか。

目指すはお母さん的サポーター。事業やメンバーの背中を押す存在に

―氷沢さんの今後の目標を教えてください。

KCFの頃と比較すると合併を経て会社規模が大きくなったことで、守りが盤石になったと思います。この盤石な体制を生かして、私はこれからも攻めの姿勢を持ち、挑戦し続けていきたいです。仮に過去のデータによる定量的なエビデンスがなくても「氷沢さんがいるんだったらチャレンジしてもいいね」とワクワクする挑戦を認められるようになりたいですね。そのために信用を積み重ね、攻めの体制を作っていきたいと思います。

あとは、社内の"お母さん"のような存在を目指しています。チームには年下のメンバーが多いのですが、みんなが子供のように可愛いんです。(笑)「こういうことがやりたい!」といった志を持つ新入社員の成長を、途中の苦難も含めて見守っていきたいです。今でも駆け込み寺のようにたくさん相談をしてきてくれるのが、少し照れる反面うれしくもあり、困った時に頼れるお母さんのような存在になれたら嬉しいですね。夢や意欲を持つメンバーがやりたいことを最短ルートで実現できるように、土台を作っていくことが目標です。

―働く上で大切にしていることはありますか。

クレドの中では「相互尊重の心」を一番大切にしています。私たちディレクターは中立の立場として進行をしなけばならないので、各ポジションのやりたいことを整理しつつもちゃんと意見を聞いて理解し、連携を強化していくことが求められます。自分や相手に何かあった時もプロジェクトを止めずに進められるような体制作り、信頼関係を築くことが、最終的にいい成果につながるのではないかと考えています。
そのほかには関わる人がすごく多いので、そこを束ねていくために「調整力」が大切になります。ビジネスサイドと制作サイドの両方から依頼を受けて動く場合、プロジェクトを成功させるために多くの調整をする必要があります。また、中立な立場からプロジェクトを見る私たちだからこそできる企画もあると考えているので、「自ら課題を発見する力」「企画力」も求められます。

ーどんな人と働きたいと感じますか?

実はディレクター自体は何か特別なスキルを求められるわけではないんです。あまり経験がなくても、案件をこなすうちに良いディレクターになれると考えています。それよりも「ロジカルに考えられる力」「責任感」「最後までやり抜く力」を大切にしてほしいです。調整をしっかりしていても、急なお願い事やトラブルはつきもの。「想像力」も兼ね備え、前もって準備や対策ができたら良いなと思います。

会社の規模が大きくなり着実に力をつけたことで、やっと部署を超えた連携も取れるようになってきました。体制は整いつつありますが、まだまだやりたいことや挑戦してみたいことがたくさんあるので、新しい風を吹かせられるような仲間をお待ちしています。

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