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共に挑戦する仲間に伝えたいこと/7つの新クレドに込められた想いとは。【auCL culture story #001】

 こんにちは! auコマース&ライフ採用広報担当です。
 2019年4月に企業合併をし、新たなスタートを切った当社auコマース&ライフ。2期目に突入した今年8月、当社は『バリュー(組織の価値観)』の新策定と『クレド(行動指針)』のアップデートを行いました。
 今回はこの『バリュー』『新クレド』に込められた思いは何なのか、八津川社長に直接お伺いしてきました!(当社の企業理念についてはぜひコチラをご覧ください!)

大切なのは「変わらない想いの結晶」

ーauCL発足から2期目に入った今、なぜ『バリュー』『クレド』を再定義することになったんですか?

 auCLができた直後の1期目は、旧会社同士が『相互理解』に努めた1年でした。そこから2期目に入った今年は次のステップとして、新しいサービスや事業の成長に対して『1つのチームとなって加速する』そんなフェーズにしたいと考えていました。さまざまなバックボーンを持つメンバーが集まるこの会社で、1つのチームをつくりあげるために『どうすれば組織としての価値観が浸透するのか?』、2期目に入った今年4月に腹を割って話し合いました。しかしその議論は1回に収まらず、回を重ねるうちに言葉の一つ一つを改めて見直し、メンバー全員が腹落ちして日々の仕事に投影できる状態にすることが必要だという結論になり、今回の再定義に至りました。

ー策定の中で、どんな議論がありましたか?

 4月に議論を始めてから8月に全社向けに発表するまでの約5カ月間に渡り、メインワードからサブメッセージまで、一言一句確認しながら磨きあげていきました。相当時間をかけたなあと思いますね。(笑)

 これまでのクレドももちろん大切で、会社立ち上げ間もない時期にさまざまな部署の若手メンバー中心に集まってもらい、クレドのエッセンスとなる要素を抽出し、それらを集めて言葉にしたものだったんです。だからその時から「大切にしたい」とみんなが感じているエッセンスの結晶は変わらず盛り込みたいと考えていました。元々6つだったクレドの中でも、日常で頻繁に使われているものと、(いい言葉だけど)使いにくいものが二極化していたので、大切にしたいエッセンス部分は変えることなく、よりビジネスシーンにも生きる形にするために言葉をよりシャープに、かつ明確にする議論がされました。

来るべき大きなうねりに、無限大の化学反応を

ー今回新しく生まれた『バリュー/共に成長、変革し続ける』について、詳しく教えていただけますか。

 日常に浸透する形を追求したときに、これまでの『ミッション』『ビジョン』『クレド』の三要素では少し意識のギャップがあり、腹落ちしないのではないかという結論に至りました。そこで生まれたのが『バリュー(組織の価値観)』です。会社や事業の方向性を示す『ミッション』『ビジョン』から、それらを体現するための組織の在り方としての『バリュー』、細分化した『クレド』、といった形でストーリーがはっきりしたと思います。コマース領域は今までもこれからも変化が激しい領域です。そんな中で『暮らしのカタチをつくる』ために『新しいコマース体験の追求』を続ける私たちは、組織としてもコマース領域と『共に成長、変革し続ける』ことが大切なのだという一連のメッセージが伝わるといいなと思います。

ーサブメッセージの『非連続的な成長』について、八津川さんはどのような要素が必要だと思われますか?

 単なる成長ではなく『非連続的な成長』としているのは、化学反応のような無限大の力を生み出したいと思っているからです。化学反応を起こす物質そのものは、会社でいうと「人」です。それらに作用する「触媒」は、既存のアセットや事業モデルであったり、テクノロジーの進歩や少子高齢化などの大きな社会のうねり、今回のコロナ禍のような急激な変化だったりさまざまです。ある意味、化学反応を起こすことは運や縁の要素も少なからずあります。しかしながら日頃から身の回りの「触媒」がいかに「トリガー」となるのか筋トレのように考えることで、来るその時にちゃんと化学反応を起こせると思うのです。課題や目標に対して自分はどうあるべきなのか、まず目の前の小さな部分から考え抜けることこそが、その機を逃さないために必要なのだと思います。

想い・価値観の伝道者になっていく

ー社員による、この新たな『バリュー』『クレド』の体現を通して、どのような組織になってほしいという思いがありますか?

 個々人の1つ1つの行動や考え方に『クレド』が根付き、その想いがこれからの新しい仲間やお客さま、さらにはKDDIグループ会社やアライアンス先にまで伝播するといいなと思っています。私たちの大切にするものに共感する周りを、どんどん巻き込んでいけるようになっていってほしいです。

 まだまだ『auコマース&ライフ』という名前を聞いただけでは「KDDIグループの1社なのかな」くらいにしかイメージされにくいフェーズだと思います。一朝一夕には、なかなか評価され辛いものかもしれませんが、「『暮らしのカタチをつくる』第一人者」として、KDDIグループのなかでも最前線で、コマースや暮らし(=ライフ)の在り方を変えていく者の代名詞として、クレドの浸透とともに認知されていくといいなと思っています。その姿がまた、仕事のやりがいや誇りに繋がるといいなと思いますね。

ー今後どのように『クレド』を浸透させていこうと考えられていますか?

 もちろん先ほどお話したように、今すぐ全員が体現し伝播していくことは難しいと思うのでまずはマネージャーや部長陣、そして我々役員陣が先陣きって積極的に使っていきたいと思っています。今回新しく生まれた7つのクレドが、日々の1on1やチーム/部単位のMTG、部署を越えた横断的なプロジェクトでのMTGなどで「当たり前に」使われるようになってほしいと真に願っています。

 auCLは”コマース”というさまざまな要素を内包する事業を行っているので、良くも悪くもチーム単位、プロジェクト単価で役割分担することが多く、それぞれのピースが揃って初めて1つの事業を行えているという側面があります。そのため縦割りで仕事をしている感覚に陥ることもあると思うんですが、『クレド』を通じて根底で繋がっていてほしいと思っています。部署や役割を越えたメンバー同士で、日頃どんな仕事をして、どんなタイミングでどんなクレドを意識しているのかなど本音で語らえる座談会のような機会を設けるのもいいですし、これまでも行っていた毎月の『クレド表彰』を通じて、普段見えづらい場所にもスポットを当てたりしていきたいですね。

多様性と結束力に富んだ、進化し続けるチームへ

 今も続々とauCLには新しい仲間がジョインしてきてくれていますが、皆それぞれに前職でも活躍してきているメンバーばかりです。だからそれぞれが強い信念や価値観、カルチャーを持ち合わせていますが、私はそれらの価値観を均一化してしまおうとは毛頭思っていません。 さまざまな要素、個性を持ち合わせていることは強みだと思います。その中でも『ここだけは全員が共通して大切にしていこう』という軸はあるべきだと思っていて、それが『ミッション』『ビジョン』『バリュー』『クレド』なのだと思います。動物園のような多様性がありつつも、根底で結びついている、そんな柔軟性と結束力のバランスに富んだチームでありたいと思っています。

ー最後に、八津川さんの中で『推しクレド』を挙げるならどれですか?

 全てが皆の心に響くものであったらいいなとは思いつつ、やはり旧クレド時から変わらず支持者の多い『チェンジはチャンス』が自分も一推しのクレドでしょうか。(笑)『10年後、人工知能(AI)が人間の知能を完全に上回る』という話のように、これまでもテクノロジーは予想だにしないスピードで成長を遂げてきましたが、これから10年はさらに加速度を上げて世の中は変わっていくのだと思います。その中で我々はもっと貪欲に、色んなものを受け入れていくべきだし、チャレンジして行かなくてはいけません。ビジネスにおいては、ただ力が強い者ではなく、最適に進化した者こそが強く、生き残ると考えています。これからも『暮らしのカタチをつくる』ような価値あるサービスをつくっていこうという思いが、このクレドには集約されていると感じますね。

 よく我々は『大企業か?ベンチャーか?』というお問い合わせをいただくことも多いですが、この『会社の規模感』と『マインド』の比較はあってないようなものだと思います。ベンチャー的な意志を持ちつつも、ある程度の規模感がある、脈々と進化し続ける会社として、これからもauコマース&ライフは歩み続けたいと思います。


八津川 博史(Hiroshi Yatsukawa)
京都大学卒業後、1998年某コンサルティング会社に就職。2000年、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)に入社。営業本部長、社長室長、事業戦略部長、ソリューション事業部長を経て、DeNAの連結子会社となった株式会社エアーリンク(現:株式会社エアトリ)の取締役となる。
その後、DeNAとKDDI株式会社の共同出資会社である株式会社モバオクの代表取締役社長及びDeNAのEC事業本部ショッピングモール事業部長を務め、2016年12月にKDDIコマースフォワード株式会社を設立。2019年4月より当社代表取締役社長に就任。

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