企業アカウントの実態がわかる！Twitter「中の人」勉強会をやってみた

※KDDIコマースフォワード株式会社、略称「KCF」は2019年4月1日、同グループ会社の株式会社ルクサと合併し「auコマース＆ライフ株式会社」として再設立いたしました。本記事は2019年3月31日以前に書かれた記事のアーカイブとなります。

こんにちは。KDDIコマースフォワード人事の壱岐です。
ITサービス企業であれば、どこも頭を悩ませているであろう広報やSEO対策などのマーケ系業務。
正解が無いなかで、試行錯誤しながら日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか？

かくいうKDDIコマースフォワードでも、
総合ショッピングモール「Wowma!」の広報戦略は始まったばかり。
今回は、そんななか主催した情報交換の場、Twitter中の人勉強会「トロ会」なるものに密着しました！

SNSのなかでも特に、特に、「クセが強い」と言わざるを得ないTwitter。
炎上、バズり、何でもござれな世界で、
各企業がどのように運用しているのか、非常に気になります！！

■Twitter勉強会「トロ会」とは

「トロ会」と聞くと、思い浮かべるもの。
そう、大トロ、中トロ、スシ、SUSHI、シースー。
でもこのトロ会は、そんなバブリー業界人の会ではございません。

ここでいうトロは、「吐露」。
つまり悩みを打ち明ける会なのです。

１名で運用を任せられるケースが多い、企業のTwitter運用担当者の悩みはズバリ「孤独」です。
自由な裁量がある一方で、相談できる相手がいないというケースも多いため
弊社のTwitter担当者が、相談の場として運営してきたのがこの「トロ会」です。

※弊社の担当者がTwitterトレンド１位を獲得した話も、こちらでご紹介しています

中の人の素顔は公開NG。個性豊かな面々が集まりました

■みんな、どのように運用しているの？

自己紹介もそこそこに、リアルな質問や実状の話が飛び交うこの「トロ会」。
特に印象的かつ＆知りたい話題は
・更新頻度
・効果検証の方法
・フォロワーの増やしかた
あたりではないでしょうか？

イベントのなかで出た会話をざっくりまとめていきます！

＊更新頻度

30名ほどの参加者のうち、
1日に、1～10ツイートの担当者の方が6割程度
10～30ツイートの方が4割程度。という結果になりました。

なかには、トレンド入りするために１日で200投稿したこともあります、というツワモノも・・・・・。
純粋なツイートだけではなく、リプライも含めると結構数がいくよね！というコメントもありました。
公式アカウント同士での絡み、面白いですよね！

その場でアンケートを取りながら、イベントを進行

＊効果検証方法

KPI/KGIの設定は、ほとんどの企業さんが
「インプレッション」で判断ということになりました。
Twitterは、他の媒体に比べると、「爆発的に情報が広がる場」として捉えているからこそ、ツイートごとのアクティビティを追いかける企業も多いようですね。

自分のツイートをクリックすると出てくるこれ、右上がインプレッションです

＊フォロワーの増やしかた

フォロワーをどう増やすか、という話題では地道な活動が目立ちました。

・投稿する時間帯を徹底する

ターゲットが9時ぐらいに勤務する人たちであれば、通勤の8時代に投稿したり。などなど。
時間帯としては、21時以降がゴールデンタイムである、という話は共通認識としてあるようでした。

・「人らしさ」をいかに出すか

単に商品紹介するだけでは、アカウントは活性化しない。
アカウントにいかに「人の温度感」「その人らしさ」を出していくか、という話もありました。
運用担当者のカラーが如実に出るのは、Twitterならではですね。

・その他

「トレンドワードとひもづけて投稿」「自分自身の投稿がトレンド入りするためにあの手この手を尽くす」など、いろいろな試行錯誤が垣間見えました。

事前に集計したアンケートをスプレッドシートにまとめ、一緒に見ていきました

▼ イベントの主な質問項目はこちら

・何を目標としているか/効果測定の指標
・分析ツール（無料のものも含めて）
・Twitter→自社サイトへの誘導
・SNSガイドライン/災害時・非常時対応気を付けていること
・ファンを増やすには、そのために仕掛けた事例
・社内での実績報告の仕方/認知度や関心度の上げ方/関心度
・複数担当の役割分担・社内体制・社内連携・教育
・1日のツイート数とタイミング・時間の制限の有無

イベントを通して分かったのは、共通項目はあれど、本当にやり方は様々で正解がないということ。
だからこそ他の担当者の意見を聞いたり、吸収しながら自社に最適化していくのが重要なのだと感じました。

イベントは現在
・Twitter運用者限定
・会員制（入会は会員による紹介形式）
で行っているものですが、ご興味ある方はぜひご連絡ください！