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生徒の学びを支える、 atama plusのインフラづくり。

塚本 純一(つかもと・じゅんいち)2007年にトレンドマイクロに入社。Windows向けのセキュリティ製品、Linux向けのセキュリティ製品及び組み込み機器向けのセキュリティ製品の開発を担当。その後、別のセキュリティ会社を経て2015年にヤフー株式会社に入社し、大規模システムの保守・改善やCI/CDや自動テストの基盤システムの開発・保守・運用を担当。2018年1月にatama plusに入社。

atama plusが目指す教育を、自分の子どもに届けたい

2007年に新卒入社したトレンドマイクロでは、Windowsや Linux向けのセキュリティ製品の開発を7年ほど経験。その後、ヤフーなどでインフラエンジニアとして大規模システムの保守や改善、自動テスト基盤システムの開発に携わっていました。

atama plusに出会ったのは2017年、ちょうど創業の年でした。もともと顔見知りだった共同創業者の川原から「オフィスに遊びに来ない?」とメッセージが届いたことがきっかけでした。

当時、外部の人をオフィスに招くイベントが開催されていて、僕も参加させてもらうことになりました。その場には、創業者の稲田も参加していて「日本の教育を変えていく」「社会でいきる力を伸ばす」といった、現在Missionの原型となる思いを参加者に語りかけていました。

小さなスタートアップなのに、なかなか壮大な話です。でも、子どもがいるからこそ、稲田の思いに共感する自分もいました。当時、うちの子どもは3歳でした。

atama plusが目指す世界を実現して、これから成長していく我が子に届けたい。その実現に向けて、自分がエンジニアとして少しでも貢献したい。そんな思いが強くなり、入社を決意しました。

信頼性向上から、新しいプロダクトの立ち上げまで

SREチームの役割としては、プロダクトの信頼性向上を担っています。信頼性を高めるための取り組みは大きく3つ。

1つ目は可用性の担保です。何らかの障害や問題は、どうしても起きてしまうもの。その前提で、素早く・簡単に直せたり、自動で復旧できる環境や仕組みづくりを行っています。2つ目はキャパシティやパフォーマンスの管理。ユーザ数がどんどん増えていく中で、プロダクトの成長を支えていくための基盤を構築しています。3つ目はセキュリティです。ユーザーの大切な情報を預かっているので、より安全で堅牢なセキュリティ対策を講じています。

上記に加え、2020年には新たにオンライン模試(駿台atama+共通テスト模試)の立ち上げにも挑戦。新たに組織された模試チームに兼務で合流し、インフラの構築などを進めていきました。いちばんの不安は、集中するトラフィックを捌けるかどうか。普段なら過去の模試データから受験者数、つまりユーザ数を予測することができます。しかし、オンライン模試なので普段は受験しない人も参加する可能性もありました。

そこで、最終的にはセンター試験の受験者数を参考に、ピーク時のユーザ数を予測。その上で負荷テストを実施しました。そして迎えたオンライン模試当日。結果、リクエスト数は、ほぼ予測通りで、アクセスの集中も何とか乗り切ることができました。2週間の期間中、生徒が無事オンライン模試を受け終えた時は、本当にホッと胸をなでおろしましたね。

プロダクトが止まってしまうと、生徒の学習が止まってしまいます。だからこそ、atama plusのプロダクトを支えるインフラは、学びのインフラでもあると考えています。障害やエラーで生徒の学びを止めない。これこそが、atama plusでSREに関わるエンジニアの役割だと思っています。

本質的な仕事に集中できる環境を、エンジニア自らつくる。

SREチームの仕事の進め方としては、スクラム開発をしていて、1週間のサイクルでスプリントを回しています。1週間の終わりには必ずレトロスペクティブを行い、その1週間を振り返ります。毎週、自分たちで課題を見つけ、改善を積み重ねていくサイクルで、問題を先送りにしないことは特徴ですね。

結果的に、生徒の体験を向上する仕事に集中することができ、エンジニアにとって本質的な仕事に集中することができるんですよね。この環境をエンジニア自らつくり出せていること自体、非常に良いことだと感じています。

過去、僕は何社かのTech系企業で働いていて、同じくスクラムに挑戦した経験もあります。でも、ビジネスチームを巻き込めなかったり、課題の優先順位をつけきれなかったり、難しさを感じることが多かったですね。atama plusでは、もちろんまだまだ課題はありますが、今までで一番しっかりとスクラム開発を実現できているなと感じています。

これは、会社全体が良いプロダクトをつくることに本気で向き合うカルチャーだからこそ実現できているのかなと思ってます。プロダクトチームとビジネスチームのメンバーが一緒に生徒の学習の様子を見に行って同じ課題に触れたり、Slackでオープンに意見交換したり、ご飯を食べながらお互いの現状を共有したり。

個人的には、本当にいいプロダクトを作りたいエンジニアにとってはパフォーマンスを発揮しやすい環境が整っていると思っています。

自分の挑戦も、自分の家族も大切にできる

atama plusには「プラプラ」という制度があります。チームとして優先順位をつけた取り組み以外に、個人として「これは必要だ」と思うことに、自分の裁量で挑戦できるというもの。僕が個人的にチャレンジしたいことは、ゼロベースでアイデアを考え、SREとしてatama plusの組織も、プロダクトもスケールさせる仕組みをつくることです。

まだまだ「夢レベル」のアイデアなのですが、無限にスケールできて、障害が起きないシステムをカタチにしてみたいですね。自分の志で事業やプロダクトに貢献できる。これもatama plusのカルチャーのひとつかもしれません。

ワークスタイルとしては、フルフレックスなので時間の融通は利きやすい。制度だけではなく、自主性を重んじるカルチャーがあるから、働く時間も自分で選択できることが大きいと思います。チームの中で意思疎通さえ取れていれば、フレキシブルに仕事の時間を調整したり、休みを取ったりすることも可能です。

実際、転職してからは、子育てにも家事にも積極的に参加できるようになりましたし、子どものために休みを取っても「罪悪感」を感じることもありません。

atama plusは「教育に興味のある人しか入れない会社」だと思われることがあります。でも、それは誤解です。僕自身は入社前から「教育」への興味を強く持っていたわけではありません。テクノロジーで、自分が共感した世界をつくりたいと思っていて、atama plusの掲げるMissionに強く共感してJoinを決めました。

だから、今「教育」だけに興味が絞られていない方でも、atama plusのMissionに共感できる部分があれば、まずは会いにきてほしい。SREとして、日本の教育を変えるプロダクトのインフラを、ともにつくり上げる。新しい仲間と一緒に働けることを、とても楽しみにしています。

◆ atama plusについてもっと知りたい方はこちら! atama plusのすべてがわかる11のイベント

その10:atama plus Tech Live〜急拡大するプロダクトと組織が向き合う「成長痛」〜

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