1
/
5

生徒一人ひとりと向き合い、 日本中の生徒の学習を変えていく仕事。

辻本 直人(つじもと・なおと)北海道出身。東京大学大学院 理学系研究科 博士課程修了。専門は、物性物理学。大規模シミュレーションによる物質構造の解明を行う。大学時代は、予備校講師の個人事務所にてアルバイトをする。学業と並行して、2018年9月にatama plusにJOIN。

人生を「教育」に賭けると決めた

大学では物理学の研究をしていたのですが、自由な雰囲気や活発に議論ができる環境が居心地よく、結果的に博士課程までの9年間大学に通いました。

就職活動においては、インターンの経験を積むうちに、これからの仕事は居心地のよさではなく、「自分の人生を賭けられるか」という軸で選択しようと決めました。

その軸について、自分の中での答えは明白で、「教育をやりたい」。
僕が尊敬する先生の授業を受けて味わった「学びを通じて、物事への認識が変わる瞬間」の喜びがきっかけです。この経験を多くの生徒に届けたい、その瞬間を生み出すために人生を賭けたいと思うようになりました。

そんな中、友人の紹介で出会ったのがatama plusでした。プロダクト開発における生徒との距離の近さに加え、このプロダクトを数億人に提供する未来にわくわくして、一緒に開発したいと思い、入社を決めました。

最適なカリキュラムを目指し、アタマ先生をアップデートし続ける

「生徒の学習上の課題を発見・整理して、生徒一人ひとりに合った”自分専用カリキュラム”を設計する」これが学習体験プランナーの仕事です。データサイエンティストやアルゴリズムエンジニアと共に、atama+のコアとなるアルゴリズムの設計・開発を行います。

ちなみに社内では、このアルゴリズムを「アタマ先生」と呼んでいます。学習体験プランナーの仕事は、アタマ先生をアップデートして、生徒の学習をより効果的なものとしていくこと、とも言えます。

アタマ先生は日本中の生徒を教えている先生。だから、僕らがアタマ先生をアップデートした瞬間、それらの生徒の学習体験が一斉に変わります。生徒の学習への影響が大きい分、アップデートをする時は毎回「本当に生徒の学力が向上するか」を考え抜いてから実施します。

少し敷居が高い役割に聞こえるかもしれません。でも、学習体験プランナーの仕事にはエンジニアリングに関するスキルは必要なく、プロダクト開発に関する知識は入社後に学べます。

生徒の学習上の課題を論理的に整理し、さまざまな職種のメンバーと前向きに議論することを楽しめる人には向いているのではないでしょうか。



大事にしているのは、生徒一人ひとりと向き合うこと

アタマ先生をアップデートする時に僕たちが大事にしていることは2つ。一つは生徒の学習上の課題について徹底的に事実を知ること、もう一つはさまざまな学力層の生徒一人ひとりへの影響を想像しきることです。

例えば、いくつかの塾さんから「atama+で学習しても、学校のテストの成績が上がらなかった生徒が出た」という相談をもらった時のことです。

学習データとテストの結果を確認すると、たしかに何か課題がありそう。まずは徹底した事実確認のため、新幹線に乗って各塾に行き、授業中の生徒の様子を観察したり、教室長には課題認識をヒアリングしたりすることから始めました。

その後、改めて生徒のテスト答案を一問一問分析。atama+上での講義や演習問題等の学習データと突き合わせ、「どういったときに成績が上がらないのか」をデータサイエンティストと共に分析していきました。

段々と理解が深まり、「◯◯塾の△△教室の✕✕くんは、連立方程式に分数が入るとつまずいていて、定期テストでもそこで点数を落としていたね」といった会話がチーム内でされるまでに。

一方で、相談を受けた塾の多くの生徒は、テストの成績が大きく上がっていることも明らかになってきました。その事実を踏まえると単純に演習量を増やす、解答時間を意識させる、復習頻度を上げる、などの解決策だと、成績が上がった生徒の学習を阻害してしまいます。

そこで、解決すべき課題は、「(当時のアルゴリズムにおいて)生徒が一定の正答率を下回った場合に、テストの正答率も急激に悪くなること」と設定。正答率がある閾値を下回った場合にのみ演習量を一定量増やす機能を新規開発することにしました。

今は、次のテストの結果を楽しみに待っているところです。

本気で教育を変える、「超ピュア」なメンバー

僕にとってatama plusの居心地がいいと感じるのは、全メンバーの意識が「生徒のために何ができるか」に真っすぐ向いているところです。そして、みんなが「超ピュア」なこと。生徒の将来や社会を良くすることを真剣に考えていて、青臭い思いを持った人が多いんです。

だから、会社にルールや規則が少なくても、みんながMission実現に向かって行動するし、人間関係のストレスがない環境になっているんだと思います。

atama plusで働く仲間が増えるにつれ、atama+で学習する生徒数もどんどん増えています。同時に、利用生徒の学力層や活用シーンが多様になっていて、アタマ先生の新たな課題もたくさん見えてきています。

今はまだ解決策が思いつかない課題も多くありますが、「学びを通じて、物事の認識が変わる瞬間」を届けられる機会がどんどん広がることを楽しんでいます。自分たちでつくったアタマ先生が、日本中、世界中の生徒の学習を変えていく。教育をもっと良くするチャレンジにわくわくする方と、一緒に働けることを楽しみにしています。

◆ atama plusについてもっと知りたい方はこちら! atama plusのすべてがわかる11のイベント

その10:atama plus Tech Live〜急拡大するプロダクトと組織が向き合う「成長痛」〜

1 いいね!
1 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

Akiko Yoshidaさんにいいねを伝えよう
Akiko Yoshidaさんや会社があなたに興味を持つかも