注目のストーリー
開発
【基板開発】3Dプリンタ ホットエンド 自動冷却装置1
こんにちは。アルチテックの北中です。今回は趣味と実益を兼ねた3Dプリンタの開発のお話をしようと思います。開発している3Dプリンタは「熱溶解積層方式」で、ABS樹脂やPLA樹脂などの材料を溶かして積み上げて生成するタイプです。材料を溶かす部品をホットエンドと言い、ホットエンドを適切に冷却しないと樹脂が詰まります。そこで、本自動冷却装置を3Dプリンタに組み込むと、詰まらずに滑らかに樹脂を出力できる温度に保ってくれて、詰まる事がありません。現在、連続運用を1年くらい続けていますが、詰まったことがありません!!いろいろ改良を重ねて、現在温度や目標温度、冷却ファンの回転数などをディスプレイに表示で...
新たな試作機開発(RFIDリーダー)2
こんにちは。アルチテックの北中です。今回は、先日社内にて読取性能の検証したお話をしようと思います。アルチテックのシステム開発の一つに、「自転車版ETCシステム」があります。簡単に申し上げると駐輪場などの決済を自動車のETCのようにゲートを通過するだけで自動決済するシステムです。そのゲートのアンテナと読取装置を自社開発し、製品化に向けて検証しています。今回の簡易検証で、自転車のあらゆる所に読取タグを付けて、各アンテナで読取評価しました。結果は良く、読取性能は問題ありませんでした。あとは、認証情報や会員情報などをクラウドを使用していますが、その連携をすすめている所です。「詳しく話を聞いてみた...
新たな試作機開発(RFIDリーダー)
こんにちは。アルチテックの北中です。今回、新たな試作機を開発しようと考えています。UHF帯RFIDリーダーです。UHF帯とはRFIDの一つで、アパレル業や製造業などの商品管理や在庫管理に使われている認証技術です。交通系ICカードもRFIDの認証技術が使われていて、UHF帯は数メートル先の離れた距離まで読み取れるのが特徴です。※アパレル業界では、値札にUHF帯タグが埋め込まれていて、自動レジなどに利用されているようです。UHF帯RFIDリーダーは世の中にいくつもあり、今更わざわざ新規に製品化する必要が無いように思われるかもしれませんが、枯れた技術を新しいアプローチで世の中に出す事で勝機を見...
私たちのやっていること(システム開発、ものづくりにおいて)
こんにちは。アルチテックの北中です。今回は、ものづくりにおいて私たちの役割をお話したいと思います。私たちはシステムの開発・提供を生業としています。(1)提案・企画(2)設計(3)開発(4)試験(5)導入(6)保守大雑把に(1)~(6)を全て提供している会社です。つまり、設計だけや開発だけではなく、システムを一貫して、一括受注して提供しています。「システムインテグレーション」の会社です。各センサーや装置を開発し、提供しているメーカーではありません。各メーカーが提供している機器やサービス、ソフトウェアを1つのシステムにまとめ上げて、全体として正しく稼働するように完成させる事が弊社の役割です。...
【工場見える化ソフト】配管やケーブルを表すコネクションについて
こんにちは。アルチテック株式会社の北中です。今回は、オブジェクトとオブジェクトを接続するコネクションの開発状況を見てもらおうと思います。「コネクション(Connection)」とは、各オブジェクトを接続する線で下記の物を表すのに使用します。・工場などの配管(液体・気体・粉体などの流体を輸送)・電源や信号などのケーブル・線で表す必要のある物「制御用コンピュータ」の信号で「コネクション」の色や太さなどを変える事で、配管やケーブルの状況(流入や電気の状態)を表示する事ができます。引き続き、「コネクション」も進化させて下記のような課題を解決していきたいと考えています。・配管が重なったときの表現・...
レーザー距離計とPLCのソケット通信の話
こんにちは。アルチテック株式会社の北中です。今年の夏に開発・導入した「自動搬送テルハシステム」で用いたレーザー距離計とPLC(プログラマブルロジックコントローラ)との通信検証についてお話させて頂こうと思いますので、よろしくです。まずは、「テルハ」とは何かと言うと、レール上をホイストが移動するクレーンの一種です。参照:JEMA一般社団法人 日本電機工業会実際は、上記の写真より大型の物を用いています。テルハで重量物を搬送します。また、今回は行き先を指定すると、自動で行き先まで搬送するため「自動搬送テルハ」となります。自動搬送テルハで、移動や現在位置を知るためにレーザー距離計を用います。端から...
工場を見える化する独自ソフトウェア開発
こんにちは。アルチテック株式会社の北中です。以前から温めていた「工場を見える化するソフトウェア」を今年中に公開するために開発しています。開発の過程を見てもらおうと思いますので、よろしくです。さて、「工場の見える化ソフトウェア」とはどういった物かと言うと、一般的には「SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition):スキャダ 」と言われる物の一部で、下記の物をグラフィカルに表示して、オペレーターが監視や制御するシステムです。・工場などの製造、生産や電力の工程プロセス・水処理や下水処理、石油やガスのパイプラインなどのインフラ・ビルや空港などの設備...