ソリューションビジネスユニット(略称:SBU)のユニット長にインタビューしました。ARIに入社する前は、自ら手を動かしながら会社経営をされていた幅広い実績の持ち主です。経験豊富なユニット長にSBUの魅力と今後の方針を語っていただきました。
--今までのキャリアを教えてください。
出版業界から転向しシステムエンジニアとして経験を積みました。システムエンジニアとして5年ほど従事したころから、大変ありがたいことに「直接仕事を頼みたい」と言っていただけるお客様が増えたことがきっかけで、会社を立ち上げました。
最初は1人でSEをやりながら経営をおこなっていました。技術者のコミュニティで出会った優秀なエンジニアが入社してくれて、少しずつ会社っぽくなっていきました。しかし数年経営をしてみたものの限界を感じ、主要な取引先であった企業にメンバーごと移籍することを決意しました。その後はその企業を含め、ITベンダー数社で事業統括をおこなってきました。
--ARIに入社した理由を教えてください。
経営陣の人間性に惹かれました。
転職をするかどうかは決めていませんでしたが、エージェントにARIを紹介してもらう機会がありました。同業界ということもありARIのことは知っていました。急成長している企業で、LOOGUEやZiDOMA、Mietaといった自社サービスを複数持っていることもあり、良いイメージを持っていました。
実際に経営陣と会ってみると、魅力のある方ばかりでした。企業としての考え方にも強く共感ができ「ARIの力になりたい」という思いを抱きました。ARIでは、自らの事業領域で100億円の売り上げをつくることにチャレンジしています。
--仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。
判断を先延ばしにしないことです。マネジメントをしていると、判断すべきことが次から次へと出てきます。悩むことも多いですが、そうした中でもスピード感をもって処理することを大切にしています。
責任者の重要な仕事は「判断をすること」です。判断を遅らせることが組織全体を機能不全にしてしまうと考えています。
失敗するプロジェクトも見てきましたが、それらに共通していたのは判断を後回しにしていたことでした。その判断が必ずしも正解でなかったとしても、先延ばしせずスピーディーに判断することで軌道修正もしやすくなり失敗が小さくなるんです。
これはリーダーシップにも当てはまると思います。なんらかの理由で一度示した自身の方針を変えざるを得ない場合も、メンバーへ速やかに意思表示をしています。その結果、メンバーも気兼ねなく意見が言えるようになり、議論が活性化していると感じています。
--現在の部門とそれぞれの担当領域を教えてください。
インフラ構築/保守・運用、RPA関連のプロダクト導入支援、アプリケーション開発などを行っています。他のユニットと異なり、技術領域を特化するのではなく、顧客課題へのDXソリューションを幅広く提供するという切り口で展開しています。お客様の業務について一番の理解者となり、自発的に提案していける組織を目指し、SBUではお客様と緊密なコミュニケーションをとることに重点を置いています。
--SBUの魅力を教えてください。
「あらゆることにチャレンジできる」部署です。タブーな領域は一切ありません!
ひとつの技術領域に特化せず、大谷翔平選手のようなオールラウンダー的な動きができるのは、SBUならではの働き方です。(笑)
特に上位の職に就くとジェネラリスト的なスキルが求められます。そのためにも得意領域の引き出しがたくさんあったほうが、仕事はうまく進められると思うんです。果てしない好奇心を持って、たくさんの得意領域を創ってもらえたらと思います。
--SBUが注力している領域を教えてください。
顧客に対して多様なDXソリューションを提供できるよう心がけています。
そのひとつの方法として、他社のプロダクトをカスタマイズして導入するビジネスを手掛けています。たとえば、デジタルアダプションと呼ばれる領域のプロダクトを軸に、お客様のシステムの利便性の向上を図ったり、RPAでユーザーの定型業務の省力化を支援しています。また今後、電子帳票管理プロダクトを使ったソリューション提供も準備中です。
このようなプロダクトを用いたビジネスには、お客様の業務を理解することが欠かせません。やはり顧客とのコミュニケーションや課題理解が重要な能力だと思っています。
--今後どのような部署にしていきたいですか。
顧客の多様なニーズに応えられるべく、効果的なナレッジが整備された組織にしていきたいです。上流工程(プロダクトの導入以前)はお客様の業務を理解できないと深く入り込んでいけません。そうした社員たちの業務理解を支援できるような、情報共有の仕組みを整えたいと思っています。
--そのためにはどのような取り組みをしていますか。
組織としてナレッジが残るように、顧客やその業務を技術と営業とで共有する場を設けています。
営業をいかに巻き込むかが鍵だと思います。顧客の業務に広く深く関わっていくことで、業界・業務ごとに汎用的なナレッジを蓄積し、差別化を図っていきたいです。できるだけ個ではなく、チームで業務を引き受けられるようにしています。
〜これから共に働く仲間へ〜
皆さんの意見や提案に対して、頭ごなしに否定をするのではなく、有用であればその意見を積極的に採用する文化が当社にはあります。急成長を遂げている当社で、これまでの経験やナレッジをぜひ活かしチャレンジをしてみませんか?