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住宅業界の新しいスタンダードを体現したい。『新卒×32歳事業責任者』【アーキテックスの歩き方Ep.1】

杉浦 英太郎 福井県出身。愛知県にある大学に進学し教育学を専攻。2011年アーキテックスに新卒入社する。当時約50人だった組織へジョインし賃貸不動産の修繕事業に配属されるが3ヶ月後に現在の注文住宅営業部(現新築事業部)に異動。当時は1ブランドしか無かった新築事業部にてトップ営業に。現在は複数ブランドを統括する事業の部門長として組織をけん引。好きな酒類はハイボール。

アーキテックスの中核を担う注文住宅事業。この組織を率いるのは若干32歳の事業責任者である杉浦だ。新卒社員として自社の成長と共にがむしゃらに駆け抜けてきた20代。そして現在は多数のメンバーを率いるリーダーとして自身の仕事のことや組織のこと、さらには業界のことまで語ってもらった。


英太郎さん、インタビュー第一号として受けて下さりありがとうございます!インタビューとお写真よろしくお願いします。

杉浦:あまり経験がないので正直かなり恥ずかしいですが(笑)ちゃんと会社のことを知ってもらえればと思うのでよろしくお願いします。


アーキテックスに入社される前のお話から伺えればと思います。学生の頃は何を勉強されていますたか。

杉浦:生まれは福井県なのですが大学進学をきっかけに愛知県に引っ越してきました。大学では教育学を専攻しており、一応小中高全ての教員免許を取得しました。10年更新ルールでもう失効してしましたが(笑)大学に進学する時は教員という将来の夢も漠然と考えていました。ただ、教育実習に行ったときに自分のしたいことというか、仕事として携わることに違和感を感じました。指導して下さった教員の先生方はとても親切でしたし、短い期間でしたが生徒さんと触れ合った期間はとても良い時間でしが、教育という現場の仕組みとして『決められたこと』を『確実に』こなさなければならないと感じました。文科省の定めた指導要領に沿って授業を作るのですが、工夫の幅が狭くクリエイティブな仕事ができないと当時の自分は思っていましたね。

教員という道がなくなったときに考えていたのが建築の領域でした。親族に建築や建設の仕事をしている人も多く、幼いころから身近にあった影響もあり民間への就職は建築一本に絞って活動をしました。


実は私も教員免許持ってましたが数年前に更新せず失効しました…建築の領域に絞って就職活動されたのはわかりました。その中でアーキテックスに入社したのはなぜですか。噂で聞いたのですが当時は説明会から選考まで全部代表の近藤さんがされていたとか。

杉浦:はい。事実です(笑)説明会も、それこそ今であれば採用チームの人たちが運営してくださっていますが当時は代表の近藤さんが説明会も運営されて、面接も3回あったんですが全部近藤さんが担当されていました。1次面接後は忙しかったのか1ヶ月近く連絡がなく、その後の面接は1週間の間に2回お会いして「就活やめてくれるなら内定を出したい」と言われました。

その時は迷わず受託されたんですか。

はい。建築の領域で働きたいと思っていましたし、将来は経営的なことにも携わりたいと考えていましたので良い意味で小規模だからこそチャンスを掴める可能性が高いと考えました。あとは近藤さんにお会いして話をして、当時の自分には到底追いつけないと思わせるカリスマ的なオーラがありました。『こういう人が本当の経営者なのかな。自分にはなれないかも』と思った記憶があります。けれど同時にこの人の背中を追いかけていればいずれは自分も。と考え入社を決意しました。あとは面接の時に色々質問したのですが、当時の近藤さんが大学生の質問に一つ一つ真面目に答えてくれていたのがとても印象的でした。商品の単価のことや、回転率、休日の過ごし方まで丁寧に話してくれていました。


入社後すぐに新築の領域に携わられたのでしょうか。

入社後は創業事業のアテイン(※賃貸住宅総合サービス事業のブランド名)に配属されました。3ヶ月程営業として仕事をしました。事業特性上、営業と言ってもより現場に近い仕事でしたので協力会社の職人さんたちとも関係性を持つことが出来ましたし、とても良い経験になったと思います。その後希望していた新築の事業部に異動するのですが、まだブランドとしては立ち上げて8年目のグルービーしかなく、人数や体制も整っていなかったので営業活動以外の仕事も沢山ありましたね。採用活動もやっていましたよ。新卒向けの説明会の運営や司会、面接等肉体的には結構ハードでした。今は当時とは考えられないくらいに人も増えましたし色んな仕事が分業化されて、部門ごとの専門性も高くなってきたと思いますが、個人的にはマルチタスクでいろんな仕事をさせて頂いたことが良かったかなと思います。飽きる事もなかったですし、このポジションになったときにも各部門のメンバーの方が知っていることもあれば、専門的スキルが高いこともあります。自分がそうならなくても一度経験をすることで、共通言語で話すことができるんですよね。特に販促領域は紙媒体だけではなくWEB媒体が主流になっています。マーケティング支援をして下さるパートナーさんとお話する際にも、実際に自分が手を動かして出来なくても『要件定義』や『共通言語』で会話ができることは重要であると感じています。


すごくわかります。私も前職でWEBエンジニアやマーケターの採用をやっていましたが、自身が業務としてどちらもできない中でスキルチェックはもちろん、ちゃんと話をしてもらうためにも最低限のインプットは必要だと感じていました。

現在は新築事業部の責任者をなされていますが、今のお仕事について教えて下さい。

主には営業等ビジネスサイドの管理者として営業の数値や予算、販促やメンバー等全体のマネジメント業務ですね。各店舗やブランドの数値から戦略を立てて打ち手の設計をしています。数は多くないですが、昔からお取引頂いているオーナーさんからのご紹介で営業担当として接客させて頂くこともあります。プレーヤーの頃から変わらず、ご紹介頂くことはこの仕事の嬉しい瞬間の一つなのでできる限りですが自身で担当させて頂いています。

もちろん組織づくりも大切な仕事なので採用もガンガンやってます。新卒、中途問わず面接…やってますよね?(笑)



はい。いつもご協力頂きありがとうございます!笑 説明会でのゲスト登壇も含め感謝しております。特にアーキテックスでは新卒、中途共スクラム採用を行っていますが、事業部単位でも採用定例を実施してくれていたりしていますね。

もちろん新卒、中途問わず採用活動はとても大切なことです。新卒採用を例に取ると面接官だけでなく、選考フローにリクルーターも付いてもらっています。主に若手のメンバーを中心にアーキテックスの魅力だけでなく、学生のキャリアについてメンター的な役割も担ってもらっています。全メンバーの約30%が採用活動に携わってくれていますが、自分たちの仲間を自分たちで探すんだという意識が入社後のオンボーディングにも関わってくると思っています。組織のカルチャーフィットはもちろん、性格的な特性や興味、得手不得手等を把握することで仕事においての早期戦力として立ち上がりも目指しています。


これまで良いお話が続いていましたが、アーキテックスや英太郎さんの組織での課題感があれば教えてください。

会社の色として良い意味もあるとは思うのですが悪い意味で『真面目過ぎる』ということはあるかなと感じます。創業が現場に近い『モノづくり』からスタートしている会社だからということもあるかもしれませんが、営業でも時に御用聞きになりすぎてしまったりするシーンは見受けられます。目の前のお客様に一生懸命になることは素晴らしいと思いますが、自身が介在する顧客への価値は何かということをメンバーには考えてもらうようにしています。もちろん丁寧な接客は大切ですし、お客様の声に耳を傾け、応えることを否定はしません。ただし、自分たちが介在することで人件費が商品価格に含まれます。土地や不動産に関する知識、自社の製品はもちろん競合他社さんの強みは何か、その上で自身が提供する価値は何かということ、指示を待つだけではなく能動的に考え、仮説を作り実行していく。この辺りはまだまだ成長白地があるかなと考えています。

最後にご自身や組織の夢や目標があれば教えてください。

住宅業界全体がもっと活性化して欲しいと思っていますし、アーキテックスや自分自身が魅力的な業界としてのスタンダードを作っていけたらなと思っています。昨年のウッドショックを皮切りに、世界情勢や歴史的な円安相場もあり建設資材の高騰が顕著になっています。日本の景気自体が後退するかもしれない危機感もあり新築やリフォーム問わず来年になったら今の価格が安く感じるなんてことが現実に起きています。業界の一員として何ができるのか、どうすればいいのかを常に思考し実行する必要があると考えています。

先ほど組織課題として挙げましたが、既存のサービスを愚直に実行するだけではなく、新しい価値を作り続ける必要があると思っています。例えば注文住宅を扱っている会社は、モデルルームや展示場を持つのが当たり前で、箱物が必須だと考えられています。ですが、建築はもちろん土地や集客に多額のコストがかかりまし、これらすべては商品価格に跳ね返ってきます。しかし、日々の打ち合わせ等は展示場でなくともできますし、我々もオンラインツールを用いた商談も取り入れています。もちろん実物に近い空間の確認は顧客にとって必要だと思いますが、働く人は必ずしもその場所にいる必要はないと思っています。常設の展示場や働くメンバーの移動や拘束に関わるコストを最低限にすることで、より気軽に購入いただける選択肢を作る等ができれば、顧客も働くメンバーにとってもWin-Winになれる可能性があると思います。

とても良いと思います。私も人事や採用に携わる人間として働き方の多様性ももちろん、まだ持ち家購入前ですので実現していただけると助かります(笑)

もちろん今すぐということでもないですし、ようやく立派な新社屋も完成しましたからね。

アーキテックス株式会社が本社を移転。新社屋の名称を『ARCHITEX LIFE STYLE CENTER』とし"住まい方"発信拠点に。
​ "第三成長フェーズ"と位置付ける今期、地域により必要とされる企業を目指し『全ブランドのリブランディング』『新たなミッション・ビジョン・バリュー策定』等様々な変化を作り出し、住宅総合会社として住まいを中心とした新たな価値創造にチャレンジしてまいります。 ...
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000087110.html

あくまで一例ではありますが、僕だけではなくメンバーも含めて新しい挑戦を常に心がけて欲しいですし、つらいこともありますが挑戦を楽しんでほしいと思っています!

本日はありがとうございました!


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