こんにちは。アルカディア・プラス広報担当の後藤です。
インタビュー記事第4弾です。
ちなみに前回の記事はこちら
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今回は組み込みエンジニアの稲垣さんにお話を伺いました。「組み込みエンジニア」という言葉に馴染みがないという人もいると思いますが、一体どんな開発をしているのでしょう…?
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Q.職種について教えてください
組み込みエンジニアとして、車に利用される組み込みソフトの開発をしています。
Q.具体的にはどんなことをしているのですか?
車や家電などの中にはマイコンという小さいコンピューターが入っています。そのセンサーが読んだ情報を元に機械をプログラムで制御するのが組み込みエンジニアのやっていることです。前職でも組み込み系でしたが、そこではパチンコの演出を表示する液晶部分を担当していました。車だったら、センサー部分が別の車や人間を感知して、動きを止めたり避けたりする仕組みがあるのですが(ADAS:先進運転支援システム)、自分はその一部の設計・プログラミング・検証テストを担当しています。
Q.日々の業務について教えてください
メール確認、BPさんの状況確認、それから作業に入ります。メンバーのフォロー、質問対応や作業説明などと管理・教育面のサポートが多めで、最近は自分でコードを書いたりということは少なくなってきました。
Q.大変なことは何ですか?
車のシステムを理解することでしょうか。「この機能は何のためにあるのか?」などといった部分は作っていても最初はわからないこともあるのですが、わかると楽しくなってきます。
あとはコミュニケーションですね。相手からしたら「当然皆が知っているはず」と思っていることでも、こちらでは何のことか分かっていないとか、そういった場面での話の擦り合わせが大変です。
Q.やりがいは何ですか?
一般の人が日常的に見たり使ったりするものを作っているので、お店などで見かけて「自分が作ったんだな」と思うのは面白いです。これは今の仕事だけでなく、前職でパチンコのシステム開発をしていた時からですね。
パチンコは自分でやってみてバグがないかチェックしてみたりもしていました。その点、車はバグがあると人命に関わるので怖いです。テストはしていますが、リリース後に問題の報告が来ないか心配になります…。
Q.今後について考えていることは?
マネジメントをもう少し強化していきたいです。現場のリーダーという立場を目指していかなきゃという気持ちがあります。技術を8年くらいやってきているので、そのスキルや考え方を他のメンバーに引き継いでいきたいです。
Q.こんな人と働きたい!
車関係なら、車が嫌いではないことが大事ですね。ある程度運転はするという人の方が、イメージを持ちながら作業ができるかと思います。
また、仕事に対して疑問を持っている人。渡されるものに「何故やるのか?」「何故こうするのか?」というように疑問を持ち、効率のいい方法を一緒に考えていけると良いですね。
コミュニケーションに関して言えば、話をよく聞くことが大事です。相手の言わんとしていることを理解しつつ、どちらかが間違っていないか考える。対話する上で、間違っていることは直していかなければいけません。もし相手が間違ったことを言っていたとしても、頭ごなしの否定をするのではなく、歩み寄ることが必要だと思います。プログラマーにはインドア派だったり大人しかったりして、コミュニケーションを取るのが苦手な人も多いと思います。自分も苦手です。でも話してみないと分からないんです。話して問題を解決していかなきゃ、と意識してやっています。
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ありがとうございました!
今話題の自動運転にちなんだエピソードを色々聞かせていただき、勉強になりました。
また、相手との意思疎通において出来る限り齟齬が生じないように気を配る稲垣さんの姿勢がうかがえるお話でした。
私たちが便利な生活を送れているのも、こういったエンジニアの方々が仕組みを作ってくださっているからなのですね。車以外の機械の組み込みシステムを作っている人にも話を聞いてみたくなりました。
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