こんにちは。
主に営業と人事と妄想をやっている33歳 新井です。
営業と人事で若い方とよく接するのですが、そこで最近感じた事を自分自身と照らし合わせて書いてみます。33歳って上下両方の空気感を感じれる良い年代だと思ったからです。
書き出す前の想像ですが、超長文の乱文・雑文になりますので筆者のオナニーです。
(書き終わっての追記。想像通りでした。)
さとり世代
と称される事も多い今の20代ですが、Wikipediaから引用しますと
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無駄な努力や衝突は避け、大きな夢や高望みが無く、「合理性」を重視する傾向があるという。安くてそれなりに質のいいものを好み、コストパフォーマンスを重視する傾向がある。
この世代の若者の特徴として、ボランティアへの意欲が高い、消費・所有に執着をしない、などが挙げられるが、こうした事から、これまでの消費に重きを置く社会から、精神的な豊かさ、幸福感への移行期における、新しい価値を模索している世代ではないか、との指摘がある。
原田曜平は、こうした若者の特徴について、経済が成熟した国で見られる気質であり、国内に限った事ではないと述べている。
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もちろん人それぞれ個性はありますが、現場で実際に面接活動をしている身としては、ある程度的は射ている印象です。
なお個人的には、
特に、経済が成熟した国でみられる気質であり…
の点が重要だと思っています。
世代間格差はある意味当然の現象と捉えて、自身の価値観を押し付けるのではなく、彼らの行動思想を理解してお互いに歩み寄る事が重要なのでしょう。
私もたまに「この子は空虚だな~~、、どうしてあげたらいいんだろう」とか思う事ありますが、よくよく考えてみると
・リーマンショックによる金融への不信と終身雇用の崩壊
・資本主義経済への不信(というか限界を肌で感じている。)
・近代化、都市化への不信
・自然汚染への嫌悪、エネルギー問題への漫然とした不安
・企業への不信
・原子力への失望とリスクの理解
・環境変化に伴う大型災害
という事が立て続けに起こった世代であり、冷静に考えると道筋を見失って当然と言えなくもありません。もはや人生に意義を見出したり、人間という生物に希望を見出す事自体が難しい世の中と言えるでしょう。
時に私以上の世代は「もっと欲を持て!昇進を目指せ!」と言いがちですが、
少なくとも、
「会社で昇進して、年収を上げて、良い車を買って一軒家を持とう!」
というタイプは絶滅危惧種になっていて当たり前と考えます。(正直、私自身もそのテンションは皆無である。)
※それでも私は上を目指していますが、その理由は後半で。
そうして道筋を見いだせない若者に、更に下記が襲い掛かります。
・とはいえ働かないといけない(親の目、周囲の目、メシを喰わないと死ぬ)
・「スキルを身につけないと将来メシが食えなくなる!」という謎に蔓延している社会的なスキルアップ圧力
・SNSでキラキラしたシーンが洪水のごとく情報流入してくる
・SNSで鬱憤とした負のエネルギーが怒涛のごとく情報流入してくる
これね…
ビジネスの世界でモチベーションを見出せなくてある意味当然ですよ。
〇特に夢や希望は無い
〇面白くなくなれば転職すればいい
〇何をしたらいいのか解らないので教えてください
〇スキルを身に着けたい(ただし責任を持ってバリバリは仕事したくない。)
となるのも自明の理なのです。
ただ、ここで勘違いしてほしくないのは「無気力だ!」と決めつけないで欲しいのです。
むしろ、一般論として生物は若い方がエネルギーに満ち溢れています。
人間もワンコもネコちゃんも熊猫も、子供の方が好奇心も行動力も高いのです。
そのため若い世代は無気力な訳では無く、本人自身も気づいていないレベルで
実はきちんとエネルギーを秘めています。
そのエネルギーの矛先を、漫然とした社会不安のせいで導き出せない。会社でも誰も導いてくれない。
そのため矛先が、刹那的な娯楽やエンタメでの発散(Facebook、インスタグラム、YouTube)、時には不満爆発方向で咆哮のごとくつぶやき(Twitter)、衝動的な行動 という方向性に向くのです。
(そして時には、そのエネルギーを上手く消化できずに自律神経失調症、メンタル不要に陥っていきます。)
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ここで補足。
面接の場では
「とにかく成長したいです!ITスキルを身に着けたいです!!」
という人が多く来ます。ただし大半が上記した「スキルを身につけないと将来メシが食えなくなる!」という社会的な圧力を感じ取った人たちです。そのため自分の内面から湧いてきた前向きな意欲では無く、あくまで社会に強制された意欲なのです。それは実は自分の方向性を導き出せていない上記属性と大して変わりありません。
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正直な話、今 若者を惹きつける大きな要素は、
〇面白さ、ユニークさ
〇一種の緩さ
だけです。
笑っている時、ゆる~く人とつながっている時、軽口をたたいている時。
ヴィジョンが見えない漫然とした不安に対して、これだけが心の癒しになっているのだろうと感じます。
※Youtuberが人気になるのもうなずけます。
彼らはそんな癒しの要素を社会に求めています。閉塞感の強い大企業から、(一見)フランクなITベンチャーに人が流れていくのはこういう要素からです。
緩くて、笑顔。しかもITスキルも身につく。まずはその環境に行けば救われるかも!!
と考えて当然なのです。(実際にフランクかどうか、メシを喰えるスキルにつながるかどうかは、また別の話)
こんな事を書くと「会社にそんな要素を求めるなバカ者!まずは働いて稼げ!!」と正論言われそうですが、大事な事を言いたい。
彼、彼女らは既に疲れている。
と。
(見た目ではそう見えないし、本人もはっきりと自覚している訳では無いと思いますが、若いが故の内部エネルギーを向ける方向が見いだせず精神をふりまわされている。と私は考えます。)
はい、ここで結論。
私は直接的に売上や利益につながる部門ですが、そこにモチベーションは(※あまり)ありません。
理想の実現が間接的にそこに行きついているだけです。
※自分の給料で会社に迷惑をかけない程度には稼ぎたい…(笑) 今超絶リアルピンチ…(涙)
私はただ
・疲れている人を救いたい
・なにかヴィジョンを見出してあげたい
・人生に意義を持たせてあげたい
・刹那的な楽しさでは無く(ここ重要)、本心から人生を楽しんで欲しい
というだけなのです。
(新興宗教の教祖みたいですね(笑) )
私自身が絶望の淵から人生の楽しさを見出したタイプですので、それを追体験させてあげたいという究極の自己満足が私にとっての会社です。
そのために今必要な事は
・人間とはなんなのだろうか
・仕事とはなんなのだろうか
・歴史は何を語るのか
・本当に役立つスキルとはなんなのだろうか
・会社とは何か
・面白さ、ユニークさ、楽しさの本質はなんなのか
というそれぞれの哲学を勉強し続けて、考え続けて、体系化し続けて、発信し続けて、浸透させ続ける。という事です。
こういう基本的な事を問い直す時代に来ています。
中年の戯言と聞こえるかもしれませんが、若い世代の方がイメージしている上記事項は本質的に結構ペラペラな事があります。ペラペラであれば社会に振り回されます。結果余計に疲れます。
僕自身は、
影響範囲が大きくなれば、もしかすると僕の自己満足範囲も拡がるかもしれない。
そうしたモチベーションで上を目指している所です。
まあ、今はまだまだ良い影響与えてあげられていないですけどね(テヘペロ)
(こんな事を書く前に、〇〇さんに依頼されていた××を返事しないと!とか今になって一個思い出しました。大言壮語の前に行動で信頼積み重ねろってね。反省。。)
ただ、こうしたブログ通じて一人でも何か感じて貰えれば嬉しいなとか思っています。
~PS~
先日、「ウニはすごい。バッタもすごい。」という本を読みました。
ウニ 凄かったです。
バッタ 凄かったです。
ですので、人間も凄いでしょう。
論理的帰結です(棒)
まあ、たまには良い面に目を向けるのも吉ですよ。
おわり。