もともと生粋のプロデューサータイプではなく、徐々に今のポジションとして形成されたいったように思います。私の経歴はちょっと人とは変わっているかもしれません。笑 しかし、経由してきた全てが今のプロデューサーというポジションで仕事をさせてもらっていることに紐づいているように思います、と話してくれた小笠原 輝。
ディレクション歴10年、数ある企業の中からand factoryを選んだ理由、そしてどのようなビジョンを描いているのかなどを語ってくれました。
小笠原輝(おがさわら てる)プロフィール
大学時代はフォーミュラーマシンの研究開発に全力を注ぎ、卒業後はITベンチャーへ入社。2018年and factoryにジョイン、現在は新規プロジェクトのプロデューサーとして従事。
フォーミュラーマシンの研究に注いだ7年間
大学は理系に進みました。子供の頃から立体造形や、一眼レフで写真を撮ったりとデザイン系に興味を持っていたので、大学内で何かデザインに関われることはないかと探していたところ、「フォーミュラーカーの研究開発」に出逢いました。フォーミュラーカーと言われてもパッと浮かばない人もいるかと思いますが、F1の様なサーキットなどで走っているタイヤがむき出しのレース専用マシンを思い浮かべてもらうといいかと思います。
授業ではなく、研究の一環として企業と協力しながら、みんな本気で取り組み毎日がとても充実していました。マシンの設計・制作、ドライバー、ボディデザイン、空力解析、スポンサー活動、サーバー構築やホームページ制作をしたりと、活動に関する全てをチーム内で補う必要があったため、なんでもやりましたね。もちろん未経験なことだらけでしたし、デザインやサイト構築などに関しては独学でやっていました。本当に色々経験することができたと思いますし、結果として今後の私のキャリアにも繋がっていると思います。フォーミュラカーのレースカテゴリは沢山あって、我々のチームが所属していたカテゴリは、大学生しか携わることができないという規定があり、アメリカや日本をはじめ、様々な国で大会が開催されています。フォーミュラーカーを通して「ものづくり」という魅力にとてもはまり、7年間、土日も関係なく毎日大学に通っていました。大学ではちょっとした有名人でした、おかしな奴がいるぞって。笑
転身してIT業界の道へ
7年間毎日取り組んだフォーミュラーカーの研究ですが、自身の中でやりきったと思ったタイミングで、就職を考えるようになりました。
大学卒業後は大手自動車メーカーに進むメンバーが多かったため、私もそうなのかなとふんわり思っていました。ただ、単純に車関係の仕事につくのは面白くないとも感じており、論文のテーマでもあった「FormulaマシンにおけるドライビングスペースのUI最適化」と「チームのWeb制作」の経験を活かし、WEBデザイナーとしてITベンチャーに入社しました。大学在学中に取得したデザインは独学ということや、理系ならではのロジカルに考える思考が強かったため、平面のデザインには向いてないのでは?違う形でデザインと関わることが向いているのでは?と考えるようになり、発想を転換し、エンジニアとデザイナーとの橋渡しとしてのディレクションを行う様になりました。そこからディレクションの道が始まった気がしています。もともと人と関わることは好きですし、話すことも好きなので、なるべくしてなったのかなと今は思っています。
and factoryへの入社のきっかけ
WEB開発・アプリ開発受託会社を経て、転職を検討しているときにand factoryからスカウトメールをもらいました。私としても会社を知れば知るほど魅力を感じ、いい会社だなと思っていました。しかし、ちょうど同じタイミングで、友人から会社の仕事を手伝って欲しいと言われ、業務改善コンサルタントとして行くことになり、and factoryには泣く泣くお断りのご連絡を入れました。会社の管理体制の改善や事業フローの見直しのアドバイスをする立場として短期間だけお手伝いをしました。そしてその後、フリーランスとしてWEB制作やチラシなどの作成をしていたのですが、1人でできる業務範囲の限界を感じ、and factoryでぜひ働きたいと思い、もう一度機会を頂けるのであればと思い、連絡したところ運よくポジションを募集しているということで、入社が決まりました。
私自身は何より働く環境風土を重視しています。この会社は何よりもメンバーを大切にしたいという社風を感じることができ、ベンチャーならではの推進力がありながらも、社員ファーストの考え方を持っていることに魅力を感じました。また、会社が組織としてもしっかりと基盤もあるところにも惹かれました。
いい意味で裏切られた、という感じですね
入社の前と後とでは会社に対する印象に差はありましたね、いい意味で!笑 裁量ある中でみんな誠実に取り組みながらも、仕事環境を楽しみつつ、メリハリをつけながら働いているのでメンバーを見て、思っていた以上に素晴らしい環境だなと。
私の尊敬する方から教えて頂いた言葉に「仕事も遊び、遊びも仕事」というものがあります。しっかりした基盤を持ちながら仕事は遊びのように楽しくするべきだし、遊びは仕事くらい本気で遊ぶ。私の理想とする姿なのですが、それを実践しているメンバーが多いなと思います。素晴らしい人材がいるand factoryという会社をまた惚れ直しましたね。笑 もっといい言葉が見つかればいいのですが、一言を表すのであれば、本当に魅力的な会社ですよね。
新規プロジェクト始動
先日プレスリリースを出させて頂いた、ビーグリー様とパートナー提携をして開発を進めている新規プロジェクトのプロデューサーを担当しています。すでにand factoryには先任たちの人気アプリ開発の中で積み上げた知見や実例があるので、いいところは引き継ぎ、新しいアイディアもみんなで出し合いながらどんどんプロダクトに取り入れていけたらいいなと思っています。プロデューサーはあくまでチームの代表であり、仕様を決めないといけない責任があるので指示は出しますが、全く持って偉いわけでは無いと考えています。今のプロジェクトメンバーは疑問点があればどんどん出してくれますし、ここってこっちの仕様の方が良くないですか?という意見も常にあげてくれます。結束力も上がってきていると思っているし、メンバーのおかげで軌道に乗り始めてきている感じがします。プロジェクトメンバー内のコミュニケーションの取り方は大切にしています。職種問わず誰もが発言ができる雰囲気、そしてどんな環境でも自分の意見が言えるような関係、それが働く上での良い環境だと思っています。カジュアルな雰囲気を保ちつつも、締めるとこはしっかり締めるといった強弱がある環境がいいですね。
会社というチーム、良いプロダクトを創り上げるためのP定例
プロジェクトチームだけでなくプロデューサーの定例も毎週しています。それぞれのプロジェクトの進捗・売り上げ、今後のスケジュール、問題改善した方法であったり、数字の共有をしています。もちろんプロダクトが異なるので完全把握までではないですが、プロデューサー陣はだいたいand factoryで開発運用しているどのアプリも大枠で把握していますね。チームは異なりますが、会社としてのチームには変わりないので、みんなで良いプロダクトを作ろうという思いを持っています。
勝ちパターンや売り上げの伸ばし方などのこれまで積み上げてきたand factoryならではのノウハウがあるので、今は完全に勉強期間です。アプリの立ち上げからグロースまでの成功体験を持ってる人が隣りにいるって有難いことですよね、私もそうなりたいですね。
プロダクトを作る上で大切なのはユーザーにどういう価値を提供できるかだと思っています。スピード感も持ちながら一つ一つを丁寧に、その仕様を入れることで何が変わりユーザーにどのような影響を及ばすのか?など。プロデュースする上でとても大切ですが、自分一人だけでは気づけ無い部分も多くあります。だからこそ、チームメンバーみんなで意見を出し合い、議論し、より良いプロダクトを創り上げていきたいと思っています。
ホスピタリティ精神が、私の人生のテーマです
私の人生において大事にしていることは、「ホスピタリティ」です。仕事でもプライベートでも常に相手の目線に立ち、先を見越した提案や行動が出来るよう心がけるようにしています。でも単に相手に迎合するような関係性ではなく、一度自身でしっかり受け止めた上で、何が良くて何がダメだったのかをちゃんとディスカッションすべきと思っています。あと、なんでも食わず嫌いはダメだなと思っています。人との関係もお互いを思いやり歩み寄ることが大切だと。仕事においては「なぜそのように思うのか?」という一見見落としがちな部分をとしっかり相談や提案を行い、お互いに理解をしながらディスカッションしながら進めていくことを心がけています。
これからand factoryに入社する方へのメッセージ
一度見に来てもらえばとても魅力のある会社だとわかってもらえると思います。笑 良い雰囲気の中コミュニケーションをしっかり取れる環境だと思いますし、だからといって仕事に対してゆるい感じは一切なくみんな真剣に取り組んでいるプロフェッショナルだと思います。そんな環境で働いてみたいなという方、ぜひお待ちしています!
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